#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

少年3人が「LINE@」の広告収入を伸ばすために広告収入1千万円の競合アカウントを消去し業務妨害容疑で逮捕された事件から学ぶべき教訓を整理する。

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 ごきげんよう,読者諸賢.ボクはらーめ人間Z.ラ王真贋の遣い手にしてラーメーン視点からでないとブログが書けないまともないヒューメンだ.
 
 ラーメーンを愛し健康を愛し,そして何よりも平和を愛するボクは,ラーメーンと睡運瞑菜350g,そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーで世界週末時計の時計の針が過去最大にもどるまで,つまりは世界が令(うるわ)しく平和になったと断言できるまで,外でラーメンを食わない超ラーメンハンガーストライキ2と言うナンだかよくわからんラーメン断食を超えたラーメン断食をさらに超えたラーメン断食の人造人間,つまりはホムンクルスとして異世界転生していた.早くラーメーン食べたい.
 
 外でラーメン食うに食えない誓約とはてなブックマークしたくてもすることができない制約をもって異世界転生したボクは丸2年を超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆,つまりはプロのラーメン断食家,二つ名は「戦えラーメンマン」である.

少年3人が「LINE@」の広告収入を伸ばすために広告収入1千万円の競合アカウントを消去し業務妨害容疑で逮捕された事件から学ぶべき教訓を整理する.

 表題を読んで何をボクが言っているのかわからなかった読者諸賢も多かったことかと思う.実はボクもこの事件を報じていた下記の記事を読んだときに何を言っているのかわからなかった.

SNSで年間1000万円の広告収入を得ていた北海道に住む少年のアカウントを消去したとして、東京の少年3人が逮捕されました。「自分たちのアカウントの広告収入を伸ばすためにやった」と供述しているということです。 逮捕されたのは、いずれも東京都内に住む18歳から19歳の通信制高校生などの少年3人です。
警視庁によりますと、3人は、ことし2月、多くの人に情報発信できるSNS「LINE@」で中高生から人気だった他人のアカウントを消去し、業務を妨害した疑いが持たれています
このアカウントは北海道に住む18歳の少年が管理していましたが、逮捕された3人はアカウントのうその購入話を持ちかけて東京に呼び出し、監禁してパスコードなどを聞き出したということです。
被害者の少年はこのアカウントでの情報発信を通じて年間およそ1000万円の広告収入を得ていましたが、逮捕された少年らは競合相手だったということです。
調べに対し、逮捕された少年は「自分たちのアカウントの広告収入を伸ばすためにやった」などと供述しているということです。
引用元:SNSの人気アカウント消去の疑い 少年3人を逮捕 | NHKニュース

 簡単に要約すると多くの人に情報発信できるSNS「LINE@」で情報発信を通じて年間およそ1000万円の広告収入を得ていた北海道に住む18歳の少年が同「LINE@」で情報発信を通じて広告収入を得ていた競合相手の東京の少年3人に「LINE@」で情報発信を通じて年間およそ1000万円の広告収入を得ていた北海道に住む18歳の少年の管理するアカウントのうその購入話を持ちかけられ,ホイホイと東京に呼び出され,監禁され,パスコードを聞き出されて「LINE@」で情報発信を通じて年間およそ1000万円の広告収入を得ていた北海道に住む18歳の少年の管理するアカウントが消去されたというのである.

 そしてその業務妨害(?)の疑いで東京の少年3人が逮捕されたとのことである.

 こうやって噛み砕いてみてもまだなんだかよくわからないのでボクがなんだかよくわからないなと思ったところを下記に箇条書してみよう.

  1. LINEで広告収入得られるの(そもそも多くの人に情報発信できるSNS「LINE@」ってなによ)?
  2. 年間およそ1000万円の広告収入を得ているアカウントを買い取るという胡散臭い話を聞いてノコノコと北海道から東京まで人ってでてくるものなの?
  3. 北海道の少年のアカウントを消去するにあたり逮捕された少年3人は北海道の少年を監禁しているのに容疑は業務妨害なの?拉致監禁罪じゃないの?

 といったところだろうか?

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 というわけで以降ではそれぞれの疑問について簡潔に調べたことをまとめた上でこの事件から学ぶべき教訓を最後にまとめていってみよう.

(1)LINEで広告収入得られるの(そもそも多くの人に情報発信できるSNS「LINE@」ってなによ)?

 まずそもそもLINEといっても今回の事件で問題になったのは「LINE@」であるということだ.いわゆるメッセージングアプリで広告収入を得ていたわけではない.

 で「LINE@」とはなにかという話であるわけなのだけれどビジネス利用可能なLINEのサービスとのことである.

 では北海道の18歳の少年は一体どんなビジネスの情報を発信していたのかと考えるとなにやらきな臭いニオイがしてくるものである.

 正規の使い方をすると上記のガイドラインに沿った飲食店の販促に用いるといった使い方になるわけなので,被害者の北海道の少年がそのアカウントを売却することを検討することを考える時点で「LINE@」の正規の使い方してないのではなかろうかと思うものである.

 というわけでNHKの記事では埒が明かないのでCeek.jpのニュース検索で他のメディアで同事件を報じている記事を探してみた結果,下記の記事をみつけた.

 これらの記事より補完すると...

「被害に遭った高3の男子生徒(18)=北斗市=は、約3年前から中高生向けのダンス動画や恋愛話を発信。四つのアカウントを作成し、計約200万人にフォローされていた。」(北海道新聞 どうしん電子版)

「同課によると、北海道の少年は個人事業主として、LINE@で中高生向けのダンス映像や恋愛話を配信。4個のアカウントで計約200万人のフォロワーを獲得し、年間約1000万円の広告収入を得ていた。」(時事ドットコム)

「高校生は、中高生向けのサイトの情報を約3年前から配信。サイト上の広告がクリックされると収入が得られる仕組みで、計約200万人が登録していたという。」(朝日新聞)

「北海道の少年はSNSでダンス映像や恋愛について中高生向けの情報発信をしており、年間1000万円の広告収入を得ていた。」(毎日新聞)

「被害者の男子生徒は約3年前からLINE@で中高生向けにダンス映像や恋愛に関する情報などを発信し、約200万人のフォロワーがいた。フォロワーの端末画面に表示されるインターネット広告で年間約1000万円の広告収入を得ており、税務申告もしていたという。」(読売新聞)

...といった具合になるわけであったのだけれど,ボクの素朴な疑問に端的に答えていたのはボクが有料購読している日本経済新聞で次のように書いてあった.

運営会社のLINE(東京・新宿)は、利用者保護などの観点からLINE@を使って第三者の商品やサービスを宣伝することを規約で禁じている。同社担当者は「今回のような禁止行為が確認されれば、利用を一時停止したりアカウントを削除したりするなどの対応を取る」と説明した。

 ようは北海道の少年がやっていたことも規約違反なのではないかというのはそのとおりであったようだ.つまりここから言えることは規約違反しているアカウントをフォローしてそのアカウントに資するようなことをするのはやめようということである.

(2)年間およそ1000万円の広告収入を得ているアカウントを買い取るという胡散臭い話を聞いてノコノコと北海道から東京まで人ってでてくるものなの?

 普通に考えたら年間に1,000万円の収入が得られるアカウントを買い取るといわれて北海道からわざわざ東京までノコノコと出てくるおバカさんはいないと思うのだけれど,その提示された金額がNHK以外の記事を読んでいると「アカウントを5000万円で借りたい人がいる」(毎日新聞)と書かれていた.買い取るというのと貸し出すというのでは意味合いが全然ことなるので貸してほしいという話を持ち掛けられたという話が真であるならば,ちょっと話だけでも聞いてみようかと思ってしまう少年がいたとしてもそれ自体は不思議がないかなとボクは思ったものである.

 ここでの教訓は世の中にそんなにウマい話はないということである.

 欲に目が眩んで人がすることなどというものはろくなものではない.まっとうな手段でマネーを稼ぐのはたいへんではあるのだけれど,逆にそんなまっとうな手段で稼いだマネーであるからこそ大切に使おうという気持ちが生まれるように思うものである.まずはまっとうな手段でマネーを稼いだ上で資産運用をすることでマネーに働いてもらうという王道を学ぶようでありたいものである.

(3)北海道の少年のアカウントを消去するにあたり逮捕された少年3人は北海道の少年を監禁しているのに容疑は業務妨害なの?拉致監禁罪じゃないの?

 最後の素朴なクエスチョンに関してもNHK以外の記事を確認すると他の容疑も問われていることがわかった.たとえば次のような感じである.

「再逮捕容疑は2月22日午後5時半ごろ、東京都内の車内で北海道北斗市の通信高校3年の少年(18)が使用していたSNSの4アカウントを消去したとしている。<略>男子生徒らは今月3日に、北海道の少年を監禁したなどの容疑で逮捕されていた。」(毎日新聞)

「SNSで年間約1千万円の広告収入を得ていた少年のアカウントを削除したとして、警視庁は、通信制高校の男子生徒(18)=東京都文京区=ら少年3人を電子計算機損壊等業務妨害の疑いで逮捕し、25日発表した。<略>生徒らは2月上旬、生徒がSNSを通じ「アカウントを5千万円で買いたい人がいる」とうそを言って高校生を東京駅に呼び出し、車内に閉じ込めたうえ、アカウントのパスワードを無理やり聞き出したなどとして、監禁と強要の疑いで今月3日に逮捕されていた。」(朝日新聞)

 そして逮捕容疑に関して一番詳しく報じていたのは読売新聞だったので下記にその箇所を引用しておきたい.

 少年3人は2月22日、北海道の通信制高校3年の男子生徒(18)を車に監禁して東京都内を走行中、LINE@のパスワードなどを無理やり聞き出した上で、男子生徒のアカウント4個を消去した疑い。
 3人は男子生徒と面識はなく、事件当日に初めて会っていた。SNSを通じて「アカウントを5000万円で買いたい人がいる」と持ちかけて呼び出し、「いつでもお前を沈められるんだぞ」などと脅してパスワードを聞き出したという。
 3人は9月3日、男子生徒を乗用車に押し込むなどした監禁と強要容疑で警視庁に逮捕されていた。

 ようは少なくとも少年3人の容疑は電子計算機損壊等業務妨害,監禁と強要容疑であるということである.

 NHKの記事のように業務妨害容疑という雑な報道だとはてなに思ったところも他の新聞やメディアも確認することでスッキリしたものである.

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 では最後に「少年3人が「LINE@」の広告収入を伸ばすために広告収入1千万円の競合アカウントを消去し業務妨害容疑で逮捕された事件から学ぶべき教訓を整理する」ことをしておこう.

 まず第1にSNSは規約を守って使おうということだ.「LINE@」に関しては第三者の商品やサービスを宣伝することを規約で禁じているわけである.そんな違反行為をみつからないからという理由で悪用しマネーを稼ぐのは外道のすることである.規約を守ろう.そしてそんな規約違反のアカウントを便利だという理由でフォローし利用するのもやめよう.

 第2は世の中にそんなに自分に都合のよいウマい話などないということである.どこの世界に年収1,000万のアカウントを5,000万円で貸してくれなどというどう考えても借りる側にメリットのない話を持ちかける阿呆がいるというのだろうか?今回の事件に関して言えば,そんな胡散臭い話をまんまと信じて北海道からわざわざ東京までやってくるのはさすがに考えが浅はかすぎるものである.ウマい話にはまず裏があると思った方がよい.ウマい話は毅然とした態度でもって断ろう.

 最後はそもそも競合する相手を実力で排除したところでその実力で排除する行為そのものが犯罪行為なら逮捕されるのは必定ということである.今回の事件ではそもそも「LINE@」の利用規約違反をしている者同士が潰し合うというなんだかよくわからない顛末であるので勝手に自滅した感があるわけなのだけれど,競争は正々堂々と行おうということである.そして競争の勝ち負けに必ずしもマネーはついてこないかもしれないということも知っておかねばならない.マネーは生活を豊かにするための燃料であるわけではあるわけだけれどマネーを得ることがそのものが人生の目的になってしまった人間の心は絶対に豊かになることはない.健康で文化的な最低限度のライフをタンタンとメンタルしっかり100年続けられるだけに余裕のあるマネーさえあればよいという考え方に基づいて真っ当な仕事をする分にそんな贅沢は必要ないのである.真っ当に仕事をしよう.

ーー以上である.それではまた会おう!さらばだ諸賢!!

追記:

 関連する情報を報じる日本経済新聞の記事が掲載されていたのを発見した.他人のアカウントを購入して稼いでなにが楽しいのかよくわからないのだけれど末法感が漂っていることは言うまでもない.

《本稿はお題「最近気になったニュース」によせて書きました.》