#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》は「いぬやしき」。

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 ごきげんよう、読者諸賢。ボクはらーめ人間Z。毎週水曜日はボクがはてなブログ編集部が出題するお題に答えてはてなブログを楽しむことにしている日だ。

 今週のお題#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》」。”今年もあとわずか。もう来年の目標を考え始めたという方もいるのではないでしょうか。しかし、2017年はまだ終わっていません! 年内に身の回りの気になっていたことを片付けて、気持ちよく新年を迎えたいものです。そこで今週は、あなたが「今年中にやっておきたいこと」を募集します。”とのことである。

 改めまして自己紹介。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。

 ラーメンを愛し健康を愛し、そして何よりも平和を愛するボクは、ラーメンと睡運瞑菜350g、そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキと言うナンだかよくわからんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。早くまとも人間になりたい。

 ラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは200日超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家である。

2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》は「いぬやしき」。

 閑話休題にしてこれよりが本題。ボクが今年(2017年)一番よかった《映画・ドラマ・アニメ》ということでボクはボクが今年(2017年)一番よかった《アニメ》をその理由とともに紹介したいと思う。

 今年、ボクが観てきたアニメはタイヘンによいものが多かった。思い出せるだけでも「異世界食堂」「エロマンガ先生」「ゲーマーズ!」「十二大戦」「プリンセス・プリンシパル」「メイドインアビス」「ようこそ実力至上主義の教室へ」「ナイツ&マジック」「アホガール」「アリスと蔵六」など選ぶのがタイヘンに難しい。

 しかし敢えてひとつに絞れと言われたならばボクは「いぬやしき」を選ぶだろう。

 ボクがなぜ「いぬやしき」をイチオシするかということを説明するためには少々「いぬやしき」の内容に触れなければならなくなる。であるので少々公式サイトよりストーリーを引用する。

番組紹介 定年を間近に迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け自暴自棄になる。
その晩、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は人間を遥かに超越する力を手に入れることに。
一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神皓は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。
 
自分の意に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。
 
人間の本質は善なのか、それとも悪なのか…?
強大な力を手に入れた2人が、いま、それぞれの想いで動き出す――。

引用元: http://www.fujitv.co.jp/b_hp/inuyashiki/

 いぬやしきの主人公は番組紹介定年を間近に迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎である。昨今の異世界転生モノにありがちなパターンで第一話でいきなり突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ、死んでしまう。しかし宇宙人の人智を超えたテクノロジーにより機械のカラダを手に入れた彼はサイボーグとして蘇るのだ。

 この物語にはもう一人主人公というかライバル的な存在が存在しており、その人物は高校生・獅子神皓である。高校生・獅子神皓も第一話のUFOの墜落に巻き込まれ、死んでしまう。そして犬屋敷壱郎同様、サイボーグとして蘇るのだ。

 「いぬやしき」はこの2人の対極的な死生観を体現した哲学的な作品である。両名ともにサイボーグとして蘇ったわけだが、サイボーグ故に自分が人間であるのか、はたまたタダの機械となってしまったのか、「生きている」とは一体どういうことなのかという悩み、つまりは葛藤に苛まれていくのだ。

 その葛藤を払拭するために犬屋敷壱郎と獅子神皓がそれぞれ得た人間を遥かに凌駕するチカラをどのように使役していくかがタイヘンに対極的だ。

 片や犬屋敷壱郎はその人間を遥かに凌駕するチカラを危機に瀕した他人の命を救うために使うようになり、他方で獅子神皓はその人間を遥かに凌駕するチカラを他人の命を奪うことに使うようになるのだ。

 ナゼなら、犬屋敷壱郎は他人の命を救う時「生きている」と実感する人物であり、獅子神皓は他人の命を奪ったときに「生きている」と実感する人物として描かれているからだ。

 「いぬやしき」は人間が人間として「生きている」ということの意味を問うタイヘンに哲学的な作品であるとも言えよう。

 物語はこの二人が激突する方向へと進んでいくのであるが、クライマックスは急転直下の展開へと向かう。ボクはネタバレはしたくないのでここから先は原作を読むなり、ブルーレイを買うなり、もしくは来年(2018年)に全国で上映されるという映画で確認をしてみてほしい。

 閑話休題の閑話休題。つまりここからが本題の本題である。ナゼ、ボクが今年(2017年)、数あるスバラチイアニメの数々の中から「いぬやしき」を一番良かったと思ったかという理由の説明である。

 その理由とは一言で言えばボクが「いぬやしき」の犬屋敷壱郎と獅子神皓の境遇に共感したからである。

 ナニを隠すも隠すまでもなく、ボクも異世界転生者である。ボクはラーメンが好きであった。愛していると言っても過言ではなかった。しかし、ボクは常に心の中で抱いていた疑問、つまりは「もしかして今、世の中でラーメンと言われているものはラーメンではないのではないか?」という疑問を気づかぬふりをして生きてきた。

 しかし、ある事件をきっかけにしてボクはその今まで見て見ぬふりをしてきた疑問が事実であることに気づいてしまったのだ。まとも界でボクがラーメンと思い込むようにして食っていたものはスデにラーメンではなかった。

 そしてその事実に気づいてしまったとき、ようするに率直に大方の予想通り平たくところはばからず正直に言ってしまえば、まとも界におけるボクは死んでいたのである。そして、気づいたらキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキと言うナンだかよくわからんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していたのである。生きているとは一体ナニか。ボクがラーメン俗世に異世界転生してしまった責任者がいるなら問いタダしたい。

...責任者はドコか?

 当然ながら、それを自問自答しても答えは返ってこない。ラーメン俗世に毎日タダラーメン食ってる神は八百万といれど、ボクの問いにこたえることのデキる神が鎮座マシマシている神の社をボクはマダみつけられてはいないのである。

ボクはラーメン断食しているとき「生きている」と感じている。

 そして我ながらいつもどおりに冗長であるが、ボクが「いぬやしき」の犬屋敷壱郎と獅子神皓の境遇に共感したという点はナニかと言えば、ボクも「生きているとはナニか」を日々自問自答し、かつラーメン俗世に毎日タダラーメン食ってる八百万の神の説くラーメン愛を、ラーメン食うに食えずに受けて断つ時、ボクは自分が「生きている」と感じるからである。

 つまりボクはラーメンでないものを食ってしまっていたと自認してしまうとチンでしまうわけだが、ボクがラーメンだと思っていないものを食うに食えずに受けて断つ限りチヌことはデキないのである。

 ナンだかわからんという読者諸賢のために平たくところはばからず端的に言えば、ボクはラーメン断食しているとき「生きている」と感じるということだ。

 ラーメンが好きなボクがラーメンを断つことで生きていると実感するということはタイヘンに矛盾するようであるが、それはそれで筋が通っている。ナゼならボクがラーメンだと思うもの、ザ・ラーメン、つまりはラーメーンと出会える時までボクはボクの純血を守り続けているという意味でもあるからである。

 最後に総括するとボクが今年(2017年)、数あるスバラチイアニメの数々の中から「いぬやしき」を一番良かったと思った理由は、「いぬやしき」というアニメがボクに「生きている」ということの意味、つまりはラーメン断食の意味を再考させてくれた機会をくれたからである。

 ザ・ラーメン、つまりはラーメーンと出会うことがデキたとき、きっとボクは滂沱の涙を流すことだろう。つまりそれがボクにとって「生きている」ということの実感だ。そのリアルの「生きている」という実感が得られるそのときまで、ボクはかりそめの「生きている」実感を得るためにラーメン断食を続けていこうと思う。

 それではまた会おう。さらばだ、諸賢!

(アイキャッチは漫画の実写化のイラスト。本稿中においても触れたが「いぬやしき」も実写映画化される。犬屋敷壱郎役は木梨憲武さんが演じるようである。犬屋敷壱郎役を木梨憲武さんが演じるのも悪くなさそうであるが、ボクはアニメで犬屋敷壱郎役の声を担当していたのが小日向文世さんだったので、実写も小日向文世さんがよかったのではないかと思ってしまっている。とは言え漫画、アニメ、映画はそれぞれ別作品だと思ってみた方がそれぞれ楽しめるともボクは思っている。実写映画の「いぬやしき」も期待してボクは上映を待ちたいものだ。)

#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

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