ごきげんよう、読者諸賢。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
ラーメンを愛し健康を愛し、そして何よりも平和を愛するボクは、ラーメンと睡運瞑菜350g、そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキと言うナンだかよくわからんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。早くまとも人間になりたい。
ラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは200日超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家である。
業績悪化で幸楽苑HDが不採算の52店閉鎖は妥当な判断だと思う。
閑話休題。日本ラーメン業界で薄利多売ラーメン戦争で長年しのぎを削り合っている二大巨頭と言えば日高屋のハイデイ日高と幸楽苑の幸楽苑HDである。
しかし日本は酔っ払い大国である。未だに二日酔いが仕事デキない言い訳になる国は日本だけと言っても過言ではない。だからそんな日本においてちょい飲みを武器に持つハイデイ日高の攻勢が幸楽苑HDよりもハゲしいのは火をみるよりも明らかである。
さらに幸楽苑HDは指ポチャラーメンという異物混入事件以来その業績が冴えない。
その昔、ラーメン店で指ポチャラーメンといえばラーメン店主のオッサンやオバハンの指ポチャのことを指した。そんな指ポチャラーメンだって衛生上インスタ映えするものではない。できればボクはそんなラーメン店主のオッサンやオバハンの指ポチャラーメンだって食いたくないものだ。
ましてやダレのものともしらぬリアルの指の一部が混入しているようなラーメンを食いたいわけがない。ダレだってそんなリアル指ポチャラーメンを食いたいはずがないはずだ。だから幸楽苑HDの業績が悪化するのは当然である。
飲食業において一度、悪いイメージがつくとその悪いイメージを払拭するのはとても難しいものだ。明快な再発防止策の開示と懇切丁寧な説明を繰り返しおこなっていかねばならぬ。その労力とコストは甚大なものだ。下手をすると会社そのものをたたまざるを得なくなるかもしれぬ。だからボクの認識している幸楽苑HDの状況は芳しいものになるはずがないというわけだ。
さらにそういう苦境下において労働力をつなぎとめておくことは相当に難しいだろう。ただでさえ会社のイメージが悪くなっているのだ。わざわざ悪いイメージがある会社の運営するラーメン店に行ってラーメンを食おうなどというのはナニも気にしない無知な阿呆かよっぽどのファンである。客足が細れば売上が立たぬ。売上が立たねば人件費は賄うことがデキない。それでも雇い続けるなら不採算店を切り詰めるしかない。当然かつ自明な流れである。
そういうわけでボクの中では幸楽苑HDが不採算店の52店舗を閉鎖するというニュースは至極当然の流れとして解釈されサプライズの5文字はミジンコの陰茎ほども姿を現さなかった。
もはや幸楽苑HDは完全にハイデイ日高の後塵を拝していると言っても過言ではない。
幸楽苑HDに起死回生の策がなしなのかと言えばそんなことはない。
一方で幸楽苑HDに起死回生の策がゼロなのかと言えばそんなことはない。上述のニュースが話題になっていたのをご存知の諸賢もいるだろう。
ラーメンのイメージがダメなら糖質制限のブームにのっかって利益率の高いステーキ店に店舗をいきなり変えてしまえばよいというのはとても理にかなったアイデアである。いきなり幸楽苑HDの株価がストップ高になるのも理解できる話というわけだ。
ちなみにそもそもボクは日本にはラーメン店が多すぎると思っている。ラーメン店なんてボクから言わせれば儲かるものではない。なぜラーメン店が雨後の竹の子のように生えてきては消えていくのかについては答えはシンプルである。採算が取れないからである。
ハイデイ日高はそういう意味ではすでにラーメン店ではない。ハイデイ日高の日高屋はちょい飲み屋である。そして幸楽苑HDの幸楽苑ももはやラーメン店では生き残れない。生き残るためにはいきなりステーキになるしかないだろう。
以上はあくまでボクの現時点(2017年11月16日時点)での意見であるので、未来がどうなるかは分からない。しかし、飲食店をやってみようという人びとが少しでも賢明ならラーメン店を選択しないほうがいいのは確かである。ボクは興味深く観察を続けたいと思う。
それではまた会おう。さらばだ、諸賢!
(アイキャッチはステーキのイラスト。本稿はお題「ラーメン界の噂。」によせて書きました。)