ボクはらーめ人間Ｚ。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。平和祈願のラーメンハンガーストライキへと昇華したラーメン断食を100日以上に渡って続けているボクは、プロのラーメン断食家だ。ボクの皺多き脳みその谷間の閉鎖的なインスタラーメン写真に棲むという阿呆神ともラーメン神とも言われている神がボクをラーメン断食にした。ボクが外のラーメン食いたいと思っても、インスタという四畳半空間で日々二日酔いを後悔するラーメン神を目にするとボクは食べたかったラーメンが食べたくなくなってしまう。困ったラーメン神であることだが、自然に退散してくれるまで放っておこうと思っている。早くまとも人間になりたい。
マルちゃん正麺を作って出すラーメン店があったらしい。
さて、外でボクはラーメン食わなくなって113日が経過したわけだが、冒頭のラーメン神のお陰様をもって全く外でラーメンを食いたくならない。しかし、あくまでボクが食いたくなくなってしまっているのは外のラーメンであって、家で自家製麺でてきとーにラーメン自作したり（お見せするようなものではないので後悔するようなものではない）、カップ麺食ったり、袋麺にてきとーに自作したトッピングして食ったりしている。袋麺は諸事情によりストックが大量にあるラ王を食っているわけだが、マルちゃん正麺も食わないこともない。
食べログでレビューなどしたことないボクの食べログ食通度合いはゼロ。レスザンゼロ。永遠のゼロであるから、当然のことながらボクは食通ではない。食通ではないからボクに味の違いを語るような能力が備わっているわけがない。だから、下手なラーメン店の麺とマルちゃん正麺の味の違いが大差ないと感じたとしたとしても何ら不思議ではないというわけだ。実際、ボクは自分で自作した自家製麺とマルちゃん正麺、ラ王とでは味の違いが大差がないと感じることがある。大変遺憾ではあるが、それが不都合な真実なのである。それでも自己満足のために自家製麺したりしているわけだが、圧倒的に調理の手間が少ないのはマルちゃん正麺やラ王であるということは言うまでもない。
さて、そんなマルちゃん正麺やラ王が好きで、愛していると言っても過言ではないボクであるわけだが、先日ツイッターのTLを見ていたら「マルちゃん正麺を作って出す」というラーメン店を見かけたのだ。「嘘だろ？！」と言いかけたボクだったが、袋麺作って食うお店や、袋麺作ってくれるパブなどもあるのであるから、仮に袋麺作って出してくれるラーメン店があってもさほど驚くことでもないかと思い直した。ボクはわざわざラーメン店にマルちゃん正麺食いに行くほど酔狂なラーメン神という阿呆神ではない。だからもちろん行かなかった。しかし、色々思考を巡らせた結果、ボクはむしろ「マルちゃん正麺を作って出す」というラーメン店の決断に感心してしまった。ようはラーメン店の麺などマルちゃん正麺と大差ないということをラーメン店をやっている側も認めるところとなったということではないかと思ったからだ。そして、それは奇しくも冒頭に書いたとおり、ボク自身が感じていたこととも同じだったのである。
ラーメン店とマルちゃん正麺をめぐる不都合な真実？！
もしも「マルちゃん正麺を作って出す」というラーメン店がそれを決行した理由が「中途半端な自家製麺しているラーメン店」もしくは「中途半端な製麺所から麺を仕入れているラーメン店」はもはやマルちゃん正麺かラ王の麺を使えばいいのではないか？という問題提起だったのだとするならば、ボクはそれを明察であるのかもしれないと思うようになった。ただ仮に、もし今後「マルちゃん正麺を作って出す」というラーメン店が増えたら、それはラーメン店そのものがいらない世の中になったと言っても過言ではないだろう。そのときラーメン店がどうするのかはラーメン店がキメることである。「マルちゃん正麺を作って出す」というラーメン店がやったことは不都合な真実を世の中に知らしめて、自分で自分の首を締めているような気がしないでもないが、「マルちゃん正麺を作って出す」というラーメン店がナニがしたかったのかは分からない。ボクが書いたのはあくまで推測である。
それにしても、外の世界にラーメン店がなくなったなら、ボクもラーメン神という阿呆神には悩まされずに済みそうである。晴れてラーメン断食を明けることができる。しかし、外の世界にラーメン店がなくなったときにラーメン断食明けてもナニか意味があるのだろうか。つラーメン。ボクにはよく分からない。
（アイキャッチは即席袋めんのイラスト。お題「誰にも信じてもらえない体験」とお題「ラーメン界の噂。」によせて書きました。）
