#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

「女性エンジニアが少ないとやる気が出ない」なんて口が裂けても言えないよ、絶対。

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 ごきげんよう、読者諸賢。ボクはらーめ人間Z。ラ王真贋の使い手にしてラーメーン視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
 
 ラーメーンを愛し健康を愛し、そして何よりも平和を愛するボクは、ラーメーンと睡運瞑菜350g、そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーで世界週末時計の時計の針が過去最大にもどるまで、つまりは世界が平和になったと断言できるまで、外でラーメンを食わない超ラーメンハンガーストライキ2と言うナンだかよくわからんラーメン断食を超えたラーメン断食をさらに超えたラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。早くラーメーン食べたい(関連記事:参照*1参照*2
 
 外でラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは丸1年を超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家、二つ名は「戦えラーメンマン」である。

セクハラ対策、国内主要企業の9割超が強化を受けて断つ。

 昨日、日本経済新聞社が定期的に行っている「社長100人アンケート」という特集でボクは興味深い記事をみつけた。

セクハラ対策、国内主要企業の9割超が強化 :日本経済新聞

 記事によれば日本の経営トップのセクシュアル・ハラスメント(以降セクハラと表記)への意識が高まっているのだという。日本経済新聞社の「社長100人アンケート」でセクハラに関連する質問項目を加えたところ、「対策を強化している」との回答が85.5%に達し「これから強化する」の2.1%、検討中の5.5%もあわせると、合計で9割を超える企業がセクハラ対策を強化するか、検討しているのだとのことである。

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 ようは今どきの企業経営においてセクハラは「経営リスク」という意識が高いということのようだ。以下に記事より具体的な経営者の声を引用し紹介したい。

「セクハラは重大な人権侵害であるとともに、企業の信頼を揺るがす経営リスクに直結する」(MS&ADインシュアランスグループホールディングスの柄沢康喜社長)。

「(セクハラに毅然と対応しないと)従業員の意欲低下や人材流出を招き、グループが企業価値を高めていくのにリスク」(西武ホールディングスの後藤高志社長)。

「職場における勤労意欲を低下させ、能力発揮の妨げになる問題で企業の生産性・効率性を阻害するもの」(三井物産の安永竜夫社長)。

「職場におけるハラスメントを許さないことを雇用管理の方針として明確にし、全体会議などで社員に周知・徹底している」(大和証券グループ本社の中田誠司社長)

ーー以上といった感じである。

 ちなみに冒頭の記事によるとほとんどの企業においてセクハラ対策の取り組みとして「事業所内外の相談窓口や担当者、苦情処理機関などの設置、就業規則などへのハラスメント禁止の明記、研修・講習などはほとんどの企業で実施」していると書かれていた。そしてそれはウチの会社も例外ではないのでセクハラにかぎらないありとあらゆるハラスメントに関して相談のできるハラスメント相談窓口が存在している。大事なことなのでたっぷりと書くが、もはやセクハラは経営リスクであるので、これは当然のことであるから、ウチの会社にハラスメント相談窓口が存在していることは当然というべきことであり、ムンっと胸をはるほどのことではない。

 そしてウチの会社の従業員は定期的にそのハラスメント相談窓口の方々から「なにがハラスメントに該当し、なにがハラスメントに該当しないか」かということを口を酸っぱくして繰り返し講習を受けさせられている、いや、受けさせていただいている。

 というわけでその講習の中において、ボクらがどのようにハラスメントの中でも特にセクハラを説明されているかをご紹介すると、ボクらはセクハラかセクハラでないかの判断基準を「性的な言動/行動の受け手がそれを不快に感じるかどうか。」というように説明されている。セクハラを含むハラスメントは受け手がどう思うかで決まるものであり、どんなに相手がハラスメントのつもりでやっていないことでも受け手が性的に不快とおもったらその時点でハラスメントなのである。これがハラスメントを判断する上での要諦であるので誤解をしている人がいたら今この場で認識を改めたほうがよろしかろう。

 余談だが、ウチの会社の場合、「こいつハラスメントしてますよ」をみつけたら、まずは件のハラスメント相談窓口にカジュアルに通報してよいことになっている。しかるのちハラスメントのコミッティーによっておおまかにいうと(1)「通報者からの事情聴取」(2)「事実関係の確認」(3)「解決策の検討(必要に応じて弁護士およびカウンセラーも交える)」という3ステップのプロセスを経て、通報されたハラスメント加害者のハラスメントが悪質なハラスメントと認定された暁にはもれなく懲戒処分もありうるということになっている。ちなみに過去、ウチの会社で実際にあったセクハラのリアルに関して詳らかに説明することは刑事訴追の可能性がないとは言い切れないのでボクが無責任にこの場で公開することは差し控えたい。ただ一言ボクから言えるのは下記にリンクを付すようなはてな匿名ダイアリーにかかれているような行為をするのはウチの会社の場合はつまるとかつまらないとかセクハラとかセクハラでないとかいう以前に就業規則違反となり懲戒解雇、つまりは首チョンパになるだろうということだけである。

つまらない時代が始まる

 さて閑話休題(驚くなかれ、ここからが本稿の本題である)。

 先日、下記の(1),(2)そして(3)の流れでヤフー株式会社が「当社社員が行った機械学習に関する講演内に、不適切な表現が複数ありました。本表現によって、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを、深くお詫び申し上げます。」と謝罪するというインシデントがあった。

(1)「女性エンジニア少ない問題」を解決するために、機械学習で男性エンジニアを女性に変換する - ログミーTech(テック)
(2)女性エンジニアが少ないとやる気が出ない問題で批判「懲戒解雇されてほしい、エンジニアやめろ」一方、過敏に反応しすぎの声も - Togetter
(3)当社社員の講演における不適切表現のお詫び - ヤフー株式会社

 この一連のインシデントで特に(3)のヤフー株式会社の謝罪は必要だったのか?という素朴なクエスチョンをしているコメントをしている方々を散見し、ボクはまだまだニッポンでは「セクハラは経営リスク」であるという認識に乏しい経営者ないし従業員がたくさんいるんだなとカワイソーに思ってしまった。ボクにいわせれば「セクハラは経営リスク」であるので、そうそうに謝罪し経営リスクに対処したヤフー株式会社がとった行動は「正解」である。(2)には疑念を差し込む余地はないこともないが(3)に関してはボクには疑念を差し込む余地はミジンコの陰茎ほどもないのである。

 そして前述したとおりセクハラかセクハラでないかの判断基準は「性的な言動/行動の受け手がそれを不快に感じるかどうか。」である。このインシデントでは「女性エンジニアが少ないとやる気が出ない」という発言が物議を呼んだわけであるが「女性エンジニアが少ないとやる気が出ない」という言動に不快を感じる人がいたならばハラスメントといえてしまうのである。そして「女性エンジニアが少ないとやる気が出ない」という発言に「不快」を表明した方がいた以上、ヤフー株式会社の看板を背負って講演を行った社員のセクハラ発言をヤフー株式会社が(3)の会社としての経営リスクに対処するために謝罪をするのは当然ということなのである。

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 最後に余談だが、ボクの職場にも女性は少ない。しかしボクは女性とキャッキャウフフしないと仕事のやる気が出ないといったことがストロングゼロとは言いきれないが、それをウチの会社の看板を背負った公の発表の場で発言するかと言われたら、それは「ノー」である。ウチの会社の看板を背負って登壇するいかなる場においてもボクには「女性が少ないとやる気が出ない」なんて口が裂けても言えないよ、絶対!というわけなのだ。

 それではまた会おう、さらばだ諸賢!!

《アイキャッチは酔っ払って絡むおじさんのイラスト。「セクハラ気味のおじさんが飲み会で酔っ払って、隣の女性に絡んでいるイラスト」ということなのだが、これをされている女性、もしくはみかけた人間が「不快」と感じたらそれはセクハラ気味ではなく「セクハラ」であるので気をつけてほしい。/本稿はお題「最近気になったニュース」によせて書きました。》

参考:

www.hobonichi-ramen.com

 余談ではあるが世の中から20年くらいは倫理道徳観念の進化が遅れている意識他界ラーメン業界では意識他界ラーメン店店主がスタッフにハラスメント(特にセクハラ)しているということをツイッターでおおっぴらに公開している。ボクはスタッフ(特に女性スタッフ)がなぜ意識他界ラーメン店店主がハラスメント(特にセクハラ)していることをやりたいがままにさせているのかよくわからないが、20年後くらいにはMeToo活動がやってきてわちゃわちゃしはじめるのではなかろうかと観察を継続している。

*1:世界終末時計が過去最短に。ボクは世界が平和になるまで外でラーメンを食わない!

*2:ボクはザ・ラーメンのことをラーメーンと呼ぶことにした。