#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

森見登美彦氏の「熱帯」を読んでいたら岩波文庫版の「千一夜物語」を読みたくなった。

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 ごきげんよう,読者諸賢.ボクはらーめ人間Z.ラ王真贋の遣い手にしてラーメーン視点からでないとブログが書けないまともない人間だ.
 
 ラーメーンを愛し健康を愛し,そして何よりも平和を愛するボクは,ラーメーンと睡運瞑菜350g,そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーで世界週末時計の時計の針が過去最大にもどるまで,つまりは世界が平和になったと断言できるまで,外でラーメンを食わない超ラーメンハンガーストライキ2と言うナンだかよくわからんラーメン断食を超えたラーメン断食をさらに超えたラーメン断食の人造人間,つまりはホムンクルスとして異世界転生していた.早くラーメーン食べたい(関連記事:参照*1参照*2
 
 外でラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは丸1年を超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆,つまりはプロのラーメン断食家,二つ名は「戦えラーメンマン」である.

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森見登美彦氏の「熱帯」を読んでいたら岩波新書版の「千一夜物語」を読みたくなった.

www.hobonichi-ramen.com

 本稿はそこはかとなく上記のエントリーの続きではあるのだけれど,上記のエントリーを読まなくても読むことに些かの支障もないものである.つまりご興味のあるメンのみ上述のエントリーをお読みいただけたら幸いである.

 ボクは乱読家である.乱読家とはナニカと思った諸賢,グッドクエスチョンである.ボクの定義するところの乱読家とは一度に複数の本を同時並行に読み進めるメンのことを言う.ボクは常に10冊ほどの本を並行して読んでいる.

 リアルワールドにおいてボクが乱読家であるということをアッピールするとよく受けるクエスチョンが「同時に様々なジャンルの本を読むと混乱しないのか?」ということなのであるのだけれど,それに対するボクのアンサーはいつも同じである.「一度やってみたらよろしい」ということである.脳みそというものはたいへんに高性能にできているものであり,複数の読み物を同時並行に読んだとしてもそれぞれの内容というものは独立した内容として記録されるようにできているものであり,たとえば朝新聞を読み,昼にドメインスペシフィックな専門書を読み,休憩時間にナニカの小説を読み,寝る前に他のナニカの小説を読んでいてもそれぞれの内容はそれぞれの内容としてキチンと独立して混乱することなく記憶されるものである.むしろ朝の新聞と,昼のドメインスペシフィックな専門書と休憩時間のナニカの小説と寝る前の他のナニカの小説の内容が4体合体してなんだかよくわからないものが生み出されてしまうというのであればそれはそれですごい才能であるという話である.

 閑話休題.

 驚くなかれ諸賢,ここまでが冒頭から脱線に脱線を繰り返し本題がなんであるか忘れかけそうになった乱読家のボクの支離滅裂な閑話であった.そしてここからが乱読家のボクが読んでいる森見登美彦氏の「熱帯」を読んでいたら岩波文庫版の「千一夜物語」を読みたくなったという肝心の本題である.

 読者諸賢が読書家であるかどうかはボクには分からないが,もし読書家であるとするならば,読者諸賢は読書家であることの醍醐味としてどういったものがあるとお考えであろうか?ボクはそれはそれは立派な読書家というよりも乱読家であるので乱読家としての醍醐味というものをお持ちのものである.

 そんな乱読家たるボクが本を乱読することの醍醐味と思っていることをとりあえずひとつあげてみるならば「連鎖的読書」というものを挙げることができる.

 「連鎖的読書」とはナニカ?という読書家なメンはいないとは思うのだけれど,ボクはジェントルメンであるので一応ボクの解釈するところの「連鎖的読書」を端的に説明しておくと,ナニカの本を読み進める過程でそのナニカの本の中で言及されていたり引用されていたりした本があったならば,その別の本も連鎖的に読んでいくというものである.ボクはこの「連鎖的読書」を続けることによって回し車の中をくるくる回り続けるラットのように読書の無限ループから抜け出せずにいるのである.なにやらこう書いてみるとそこはかとなく底なしの阿呆感が漂ってくるものであるわけなのであるのだけれど,ここは御都合主義よろしく気づかなかったことにしたい.

 またしても気づいたら脱線していたのでそろそろ話の筋を本題の方へと舵を戻していきたいと思う.というわけで再度の閑話休題.

 というわけで乱読家のボクが今読み進めている本のウチの1冊が森見登美彦氏の「熱帯」であるということはスデに言及したわけなのだけれど,森見登美彦氏の「熱帯」の中では何度となくというかむしろたっぷりと「千一夜物語」という著作が言及されるものである.「千一夜物語」がどんな著作であるかについて説明することは本稿の趣旨を逸脱するので割愛するが,何度もたっぷりというとおりボクはジェントルメンであるのでgoogle:千夜一夜物語 というグーグルセンセイへのクエスチョンのリンクを付しておくので気になるメンはリンクを参照してみてほしい.

 さて,まだボクは「熱帯」を読了はしていないわけなのだけれど「熱帯」の作中では何度もたっぷりと「千一夜物語」が登場する.「千一夜物語」は様々な出版社から刊行されているようであるのだけれど「熱帯」の作中で登場するのは「岩波文庫版」の「千一夜物語」なのである.というわけで下記に「熱帯」の作中における「千一夜物語」が「岩波文庫版」であるということが言及されている箇所を引用する.

先日彼女は『千一夜物語』を少し読んでみたのである。  手に取ったのは岩波文庫版で、フランスのマルドリュスがアラビア語からフランス語へ翻訳したものを日本語へ重訳したものらしい。王様たちは女性の首をぽんぽん刎ねるし、じつにひどい話であったが、シャハラザードは賢く勇敢で魅力的だった。とりあえず「シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語」を読み終え、その次の「商人と 鬼神 の物語」の半分まで目を通した。しかし『熱帯』との関連性は見つかっていない。
引用元:熱帯/位置: 1,378.

 
 しかしちょっと調べてみると分かることではあるのだけれど「岩波文庫版」の「千一夜物語」は今(2018年11月25日)現在はリアル本屋さんにはもちろんアマゾンにも在庫はない状態なのである(アマゾンで売られているものは中古本であり全13巻がバラで1冊1円などで売られていた).どうせ古本として買うのであれば「熱帯」の作中に登場する神保町界隈のすてきな古本屋を巡って「岩波文庫版」の「千一夜物語」を探してみるというのがシャレオツなものであるとボクは思うものだ.

 とはいえ,世の中にはボクと同様のことを思うオモチロメンはいるものであるようなのである.どうやらそんなオモチロメンが直接岩波文庫にアツーい要望をスデに送っていたようなのだ.上記に埋め込みツイートさせてイタタだいた岩波書店のプロモーションツイッターアカウントによれば「マルドリュス版『完訳 千一夜物語』を読みたいというアツ〜いご要望をいただき、10年ぶりに重版することを決」定したそうなのである.なので,しかるのち全国の書店にマルドリュス版「完訳 千一夜物語」が並ぶことになるのだと思われる.

 ちなみにボクはできるだけ電子書籍で本を買うようにしているメンであるのでアマゾンでこっそりとマルドリュス版「完訳 千一夜物語」のKindle化リクエストを出しておいた.一方,キンドル本になっているちくま文庫の「千一夜物語」も発見した.岩波文庫がいつまでもキンドル本を出さないならばちくま文庫版の「千一夜物語」を購入するのも悪くないやもしれない.大事なことはたっぷりと書いておくものである.

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 最後の最後に余談ではあるのだけれど乱読家のボクにとって「熱帯」はたいへんに良い本である.なぜなら「千一夜物語」にかぎらない他の著作への連鎖的読書が捗るからである.「千一夜物語」以外でもボクが読み終えた範囲内ですら「みみしっぽう」「プリズンホテル」「モンテ・クリスト伯」「戦争と平和」「マシアス・ギリの失脚」「書架記」「新アラビア夜話」「一千一秒物語」「ロビンソン・クルーソー」「海底二万里」「宝島」といった著作が登場するのである.この中から一冊選べと言われたら「海底二万里」をボクは読み返したいものだ.しかしこの「海底二万里」ひとつ取り出してみても新潮文庫,角川文庫そして集英社文庫のそれぞれ訳者が異なるキンドル本が存在しておりどれを読むべきか迷うものである.しかるのち気に入った「海底二万里」をキンドル本でダウンロード購入してみたいと思うものである.

 ではスデに「岩波文庫版」の「千一夜物語」を読んでみたくなったというボクの書きたかったことは十二分にたっぷりと書いたことであるし,本稿はこのへんでオシマイとしたい.

 ではさらばだ諸賢!また会おう!!

《アイキャッチは無限連鎖講のイラスト.「連鎖的読書」は「無限連鎖講」となんだか語感が似てないこともないものであるわけなのだけれど「連鎖的読書」がマネーを生み出すことはない.つまり「連鎖的読書」は健全なものであるといっても過言ではない./本稿は今週のお題「読書の秋」とお題「どうしても言いたい!」によせて書きました.》

*1:世界終末時計が過去最短に。ボクは世界が平和になるまで外でラーメンを食わない!

*2:ボクはザ・ラーメンのことをラーメーンと呼ぶことにした。