今日は今週のお題「冬の寒さ対策」によせてボクが気になっている寒さ対策になりそうならーめんについてエアらーめんをキメてみようと思うよ。
寒いときのらーめんと言えば定番は味噌らーめんだよね。でもおいしい味噌らーめんを探すのは至難の業。大変残念な話だけどおいしい味噌らーめんのお店は少ない。好奇心でキメてみたはいいけど「家でごはんとお味噌汁をキメていたほうがよかったかも」と思ってしまう残念な結果に終ってしまうことの方が多い。ボクの中でここの味噌らーめんはすばらしいっていう味噌らーめんというのはもちろんあるけど、今回はそういう話ではないので味噌らーめんの話はここでやめるね。
さて、どうも最近はカラダが温まって味噌と違ってらーめんに合いそうな食材を使ったらーめんが最先端だと言われているフシがあるらしくボクは味噌らーめんよりもそっちが気になっていた。今日のお題にちょうどいいのではないかなと思った。ボクはらーめ人間Z。日々どうしたらまとも人間になれるからーめんを食べながら考えてる。
その食材というのは「生姜」らしいよ。
ちなみに最先端だと謳っていたのは去年発売のラーメンWalker。ボクは最先端とか全然興味ないのだけどね。
生姜らーめんについては最近確かにお洒落でとおっている流行に敏感そうならーめん店の公式ツイッターなどで「うちも生姜らーめんやってます」といったツイートを散見していて「生姜らーめんをやっているところが結構あるんだなあ」程度の認識はボクにもあった。ただボクがよくいくらーめん店では生姜らーめんをやる気配がなかったので食べられる機会に恵まれてこなかった。ボクはべつにトレンドをおっかけてらーめんを食べにいくとかそういうのではないので、最先端と言われているからという理由で特に無理して生姜らーめんを食べるためだけにどこかへ行くのもあれだなあと思って静観してた。
だいぶ前置きが長くなってしまったけど、今回生姜らーめんをまくらにボクがキメてみようと思うのは「そもそもどこのお店が生姜らーめんの発祥なのか」っていうエアらーめん。なんか書いてるうちに「寒さ対策」からズレちゃったけど、まあいいよね。許してね。ピース。てへぺろー。
まず無難に「生姜ラーメン 発祥」でググってみると最初に出てきたのが長岡生姜醤油ラーメン - Wikipediaというウィキペディアだった。
青島食堂が長岡市に多いショウガの効いた濃口醤油ラーメンの発祥の店と言われている。
豚ガラを多く使い、比較的油っこい醤油味のスープに生姜の風味、香りがはっきりと分かるほど強く利いており、柔らかめのチャーシューが組み合わされる。[要出典]
ショウガをスープに入れ始めた理由は「豚のくさみを消すため」である[3]が、長岡での定番となった理由としては「体を温めるから」という説がある。
引用:長岡生姜醤油ラーメン - Wikipedia
これによると「青島食堂」が生姜らーめん(生姜の効いた濃口醤油ラーメン)の発祥の店と言われているらしい。青島食堂と言われてボクがパッと思い浮かぶのは秋葉原にある同名のお店。そのお店のことでいいの?でもウィキペディアでは「長岡市」と言っているくらいだから違うよね。ということで今度は「青島食堂 本店」でググってみるとヤフー知恵袋のエントリを見つけた。それによると「青島食堂 宮内駅前店 」というのが本店というか、青島食堂の第一号店ということになるらしい。
ここでさらに気になったのは「じゃあ秋葉原の青島食堂ってなんなの?」ということなのだけど、どういうキーワードで調べたものか。「青島食堂 秋葉原 関係」でググっても長岡の青島食堂と秋葉原の関係が分かるようなことが書いてありそうなエントリがでてこない。
そもそも青島食堂の公式ホームページとかSNSのたぐいはないのかなと「青島食堂」だけでググってみたら青島ラーメンがヒットした。SEOとか何も考えてないらしくページランクが低いので普通にスルーしてしまいそうだった。あまり食べログはみたくなかったのだけど、食べログの「青島食堂 秋葉原店」に記載されているホームページもこのページと同一だったので本物なのかな、と。ただあまりにも手抜きすぎるホームページなので本物なのかが怪しくみえた。ページタイトルの「青島ラーメン」と「青島食堂」が合致しないのも気になる。ちゃんとしたドメインを取得しているっぽいので、誰かのイタズラだとしたら悪質だなあということで「http://www.aoshima-ramen.co.jp」をWhois検索*1してみた。Whois情報公開代行などをしているとしたら個人のイタズラという可能性もなくはないからね。ちゃんと「株式会社青島食堂」と新潟にある同青島食堂を経営していると思われる会社情報が返ってきた。本物ということみたい。それにしてもせっかくドメインまで取得しているのならもっとガンバればいいのにと思わなくもない。なんだかとてももったいない。
そのホームページの中には青島食堂の秋葉原店(「内装工事進行中、近日オープン予定」で放置されてるけど)の記載があったので、秋葉原の青島食堂は長岡の青島食堂の系列店なわけだよね。モヤモヤするけどモヤモヤが晴れたよ。
生姜らーめんの発祥がわかって、秋葉原の青島食堂が株式会社青島食堂の系列店であることもわかった。でもボクが青島食堂 秋葉原店に行くのかというとそれはまた話が違ってくる。ボクは行列に並ぶのが基本的に嫌いだ。青島食堂 秋葉原店は美味しいという評もさることながら行列が絶えないということでも有名だというのはボクですら知っている。
寒さもだいぶ落ち着いて暖かくなり始めているし、モタモタしていると寒い季節が終わってしまう。季節を逃してしまったら諦めようと思うけど、どこかの並ばないですむらーめん店で一度ボクも青島食堂インスパイアな生姜らーめんをキメてみたいなあ。
ところで思ったのだけど、もし長岡の青島食堂が生姜らーめん*2の発祥だっていうなら、全然「最先端じゃない」ってことになるよね。流行ってるだけなんじゃないの???最後の最後に「最先端」の意味が分からないモヤモヤでおしまい。
余談。
こちらも行列が絶えないことで有名なお店だけど、大森の麦苗というお店でも生姜らあめんを提供しているよね。麦苗というお店はボクたちの知る限りとてもいいお店だけど、やはり行列がボクは嫌なのでわざわざ足を運ぶ気になれない。
今はあせらず急がず気長にどこかで並ばずに長岡の青島食堂にインスパイアされた生姜らーめんが食べられるお店を探そうと思ってる。そしていつかそんなお店でひとりで静かに生姜らーめんをキメてみたいなあ。
お題「エアらーめん。」とお題「予習らーめん。」にもよせてアイキャッチは生姜のすりおろしのイラストに設定。いらすとやさんでは生姜まで揃う。驚愕の品揃え。いらすとやさんにはいつも感謝。