ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。平和を愛するボクは平和祈願のラーメンハンガーストライキへとラーメン断食を昇華させた。100日以上に渡って現在進行形でラーメン断食を続けているボクはプロのラーメン断食家だ。ボクの心がラーメン食いたいと叫んでいるラーメンに出会えるまで、ボクはラーメン食わない。早くまともラーメン食いたい。
江崎グリコのアイスクリーム「SUNAO(スナオ)」シリーズが売れているらしい。
先日、ボクは江崎グリコが今年発売したアイスクリーム「SUNAO(スナオ)」シリーズが売れているという記事を読んだ(外部リンク:参照 *1)。
記事によると「特徴は低糖質と低カロリー。前身となる健康志向アイスに比べ売上高は倍増したそうだ」。
アイスクリームという商品の魅力のもとは砂糖の甘さとミルクのコクにある。新商品では、この2つを極力避けた。いわばアイスという商品の自己否定だ。砂糖は一切使わず、豆乳などを用いることで糖質は通常の半分、カロリーは3分の1に抑えた。
しかし、健康にいい食品でも、おいしく、おしゃれでなければ、広範な支持は得られない。脱脂濃縮乳など素材の工夫で後口のよい甘みとコクを確保。パッケージデザインも写真に撮り友人に自慢できる「インスタ映え」するものに一新。時には甘い物を素直に楽しもうという呼びかけに「スナオ」と名づけた。
引用元: (経営の視点)グリコ、おしゃれな「健康アイス」 自己否定からヒット商品 編集委員 石鍋仁美 :日本経済新聞
出発点は「アイスを食べる罪悪感、うしろめたさの払拭」という当該アイスクリーム、おしゃれであるとかインスタ映えであるとか、ボクにはボクをラーメン断食にしたラーメン神という阿呆神と同じ臭いがして仕方がないのであるが、本当に低糖質と低カロリーで従来のアイスと変わらない甘さとミルクのコクを堪能できるのであれば、ヒットしない理由はないであろう。自宅で食うアイスに関して言えば、ラーメン神のような阿呆神が隣り合わせになることもないであろう。だからボクはこの「スナオ」シリーズに関しては食う前から断食する心配もなく、一度は試してみたいと思っている。
… というか、参考のためにリンクを挟もうかと思って商品名を検索してみて、当該アイスクリームのパッケージを見て気づいたのであるが、ボクは当該アイスを二度ほど食ったことがあったようだ。MやらUやらが買ってきてくれたものであったので、あまり商品名を気にとめていなかったようだ。つラーメン。特に写真すら撮っていなかった。インスタ映えなど気にもとめていなかった。食べた感想は「同じサイズ感ならハーゲンダッツ食べたい」だったということを留め置こう。はて、この「スナオ」シリーズというアイスクリーム、ボクは特に今後自分で買おうという気がさほど起きないのであるが、本当に人気なのだろうか?(参考:google:江崎グリコ SUNAO)
ラーメン食べる罪悪感、うしろめたさの払拭をしたラーメンがあったら食うか?
ところで話変わって、ボクの愛するラーメンであるが、ラーメンこそ非健康食である。小麦を使った麺は炭水化物(糖質)の塊であるし、塩分高めのスープは万病の素である。気づいたらラーメン断食になる前のボクは、それこそまさに「ラーメン食べる罪悪感と背徳感」を払拭するというマインドセットで運動(ジョギングや筋トレ)に努めていた。カラダに悪いことをしているからこそ、逆にカラダによいことをして報いようというよく分からない似非健康法に勤しんでいたというわけだ。
気づいたらラーメン断食になってしまったボクはただひたすら毎日健康によいとされていることしかしてない(酒タバコはやらない、偏食はないし、外でラーメン食ってない)わけであるが、仮に「低糖質で塩分控えめ、それでいて味がしっかりしていて、スープにはコクのあるラーメンを食べる罪悪感、背徳感を払拭したラーメン」というものが存在したら食うか?と聞かれたら、その答えは微妙である。
少なからず、ボクらの知りうる限りそんな謳い文句の似非ラーメンは今現在存在しているのは、ビーガン麺であったり、ビーガンベジソバと呼ばれるような類のものであるわけだが、忌憚ない意見を言わせてもらうなら、その類の似非ラーメンはそもそもラーメンと呼ぶのはご勝手にどうぞであるがボクらの愛する《らーめん》ではない。何より忌憚ない意見を言わせてもらうなら「不味い」。ビーガン麺であったり、ビーガンベジソバと呼ばれるような似非ラーメン食うくらいならボクはウチで日清カップヌードルを食いたいくらいである(関連記事:参照*2)。
釣り逃した魚はデカいと言うけれど、タニタ食堂と麺屋武蔵が共同開発したというつけ麺だけはどんなものであったか食べてみたかったものであるが、一回ポッキリのものであったし、今後再登場するのかも分からない。さほどアンテナが高くないボクらであるから、また釣り逃す可能性も高い(関連記事:参照*3)。
ラーメン断食のプロたるボクらは皺多き脳の谷間の閉鎖的なインスタ四畳半空間でラーメン神の目を盗みつつ、釣り糸を垂れてジッと大きな魚が釣れるまで待ち続けるしかないようである。
(アイキャッチは低カロリーな食事のイラスト(生活習慣病)。低カロリーな食事を強いられるようになってしまうような成人病にはなりたくないものである。二日酔いと日々ラーメン食ったことを後悔しているラーメン神はそのうち低カロリー食を強いられて後悔することになるだろう。プロのラーメン断食家であるボクはたまに不摂生を満喫しよう。よろしくね。ピース。お題「最近気になったニュース」によせて書きました。))