ごきげんよう、読者諸賢。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
ラーメンを愛し健康を愛し、そして何よりも平和を愛するボクは、ラーメンと睡運瞑菜350g、そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキと言うナンだかよくわからんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。早くまとも人間になりたい。
ラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは200日超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家である。
《格安ラーメン、細る「うまみ」ハイデイ日高も成長鈍化》という記事に思ったこと。
昨年末、ボクは上述の日本経済新聞の記事を読んだ。「ハイデイ日高が26日発表した2017年3~11月期決算は営業最高益こそ確保したが、伸びは微増にとどまった」ことをもって「格安ラーメン市場が消耗戦の様相を帯びてきた」と言う。なるほど今更感である。
先にボクの持論を言っておくとハイデイ日高の日高屋と幸楽苑HDの幸楽苑の薄利多売ラーメン戦争は大分以前に終焉していた認識でいる。軍配という意味では幸楽苑HDの幸楽苑の指ポチャ異物混入事件という自滅でハイデイ日高の日高屋にあがったという結果だったとボクは思っている。
薄利多売ラーメンにウマみがないことについてはとっくの昔にハイデイ日高の日高屋も幸楽苑HDの幸楽苑も気づいているのである。だからハイデイ日高の日高屋はすでにラーメン店ではない「ちょい飲み屋」であり、幸楽苑HDは指ポチャラーメンという異物混入事件の幕引きを西からいきなりステーキにジョジョになることによって解決を図ろうとしているのだ*1。
と、いうわけでハイデイ日高および幸楽苑HDの業績をみるとき、ボクはハイデイ日高はちょい飲み屋、幸楽苑HDはいきなりステーキという視点でみるようにしている。決して格安ラーメンという視点では見ない。そういう目で見ていると各々の業績を見誤るからである。
以降、日本経済新聞の記事を引用して現在のボクの見解を付記しておきたいと思う。モチロン、ボクの考えが100%正しいなんてことはない。後でボクの見解がシャープだったか、はたまたナンだかよくわからんムニャムニャだったかコウカイするために書いておくものだ。
「稼ぐ力が弱まっている」。26日、ハイデイ日高の3~11月期単独決算を見た国内証券のアナリストは首をかしげた。同じ期間の15年の営業利益の伸び率は11%。16年にはそれが4%に下がり、17年は1%増の37億円にとどまった。
ハイデイ日高は「日高屋」の1杯390円のラーメンを軸に、夜のアルコール需要も取り込んで高い収益力を築いてきた。ところがパートやアルバイトの時給が急上昇。深刻な人手不足に直面する外食の中でも「ラーメンは仕事がきついと敬遠されやすい」(外食大手)。売り上げを伸ばしても、膨らむコストを補えなくなってきた。
店舗数は400店近くに達し、出店余地は限られる。健康志向の客を呼び込むため「モツ野菜ラーメン」などメニューの工夫を重ねるが、通常のラーメンに比べ手をかけた分だけ原価は上がる。それでも手ごろな価格を維持せざるを得ないのが「格安」の悩みだ。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25113830W7A221C1TI1000/
上記引用記事のアイキャッチ画像の下には「人件費高騰などで日高屋の営業利益率も悪化してきた(東京都千代田区)」とある。しかし、同日本経済新聞のハイデイ日高の業績情報(ハイデイ日高[7611] : 業績・財務 : 日経会社情報DIGITAL : 日経電子版)によるとハイデイ日高の営業利益率が下がっている様子はみてとれない(2013年から比べれば悪化していると確かに言えるが)。
しかし営業利益率10%超えはボクから言わせれば脅威である。幸楽苑HDと比較している記事なので幸楽苑HDの営業利益率でいえば3%に満たない状況がずっと続いている。たしかに昨今、未曾有の人手不足である。なので日高屋の業績の足をひっぱるとしたら人件費の高騰であることは間違いない。
薄利多売ラーメン店からちょい飲み屋へとメガ進化し、牛歩ではあるが全国600店舗展開のコミットメントを進捗させているハイデイ日高の日高屋、次のギガ進化はナニか?はたまたギガ退化なのか?ボクは目を皿のようにして今年(2018年)もハイデイ日高を遠い目で見守っていたいと思っている。
21日、幸楽苑が福島市でオープンしたステーキ店に長い行列ができていた。同社は不採算で閉鎖を決めた52店の一部を「いきなり!ステーキ」にする計画。福島市の店はその1号店だ。順調な滑り出しとなった開店のセレモニーで、新井田傳社長が口にしたのは全国展開の難しさだった。
ハイデイと並び、格安ラーメンを代表する幸楽苑。新井田社長は「チェーンが500店を超えたあたりから業績に陰りが出てきた」と話す。特に店舗網を広げた北海道や西日本で苦戦が続いた。地域限定の味を取り入れ巻き返しを図ったさなかに異物混入問題が起き、客離れに拍車がかかった。今後はラーメンの新規出店を関東と東北に絞り、立て直しを目指す。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25113830W7A221C1TI1000/
ボクの見解では幸楽苑は西からジョジョにいきなりステーキになっていくとみている。ナゼ東ではまだ幸楽苑という業態が通用すると幸楽苑HDの経営陣が考えているかについてはこれまでボクが読んできた関連記事では詳しく述べられていないのでナゾだ。
異物混入の指ポチャラーメン事件の風評被害の爪あとは思いの外おおきいものだ。ボクはいつ幸楽苑が全店、利益率のよいとされている、いきなりステーキに転換されるのか興味深く見ている。
17年2月期まで5期連続で増収増益のリンガーハットにも手詰まり感が出てきている。売り物の国産野菜の価格が上昇し、17年夏までに20~30円の値上げを余儀なくされた。食材高はさらに進み、18年にも値上げを検討するという。最初の値上げは何とか乗り切ったが、次はどうか。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25113830W7A221C1TI1000/
ちなみにボクから言わせればちゃんぽんはラーメンではない。なのでリンガーハットをこの薄利多売ラーメン戦争の文脈で取り上げるのはオモチロオカチイことであると言えよう。むしろボクがリンガーハットに関して気になっているのは調理ロボットの導入でどれだけ生産性が高まって人件費の高騰抑制に一役買っているかということである。リンガーハットの調理ロボット導入の効果はどうなったのか、さっぱり続報が聞かれないのはナゼか...
ラーメンは価格より味で勝負する個人の店も多い。増えるコストを転嫁し「格安」の看板を外せば、そうした個人店とも客を奪い合うことになる。コストを吸収しつつ新たなうまみをどうつくるか。それができなければ市場という丼からこぼれ落ちかねない。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25113830W7A221C1TI1000/
「ラーメンは価格より味で勝負する個人の店も多い。」というのはボクの言うところのナンだかよくわからんムニャムニャを創ってしまう意識他界ラーメン店のことだろうか。ナンだかよくわからんムニャムニャ、つまりは意識他界ラーメンはラーメンではない。ボクにいわせればラーメンではないものをラーメンと偽って売るのはそれだけでマズい。ナンだかよくわからんムニャムニャは値段相応にウマいというわけでもない。もしそんなナンだかよくわからんムニャムニャとちょい飲み屋、いきなりステーキが客を奪い合うことになるのだとしたら、よほど世の中にはラーメーン(ボクはこれぞラーメンというラーメンをラーメーンと呼ぶ)を知らないヒトが多いということになるだろう(関連記事)。
参考:ハイデイ日高、幸楽苑HD、リンガーハットの5年チャート(2013/01ー2017/12)。
最後にボク自身のためにハイデイ日高、幸楽苑HD、リンガーハットの5年チャートのキャプチャを保存しておきたい。いつでもチャートはみられるのであるが、こういうムダなことが役立つときがあるかもしれない。
ちなみにボクは一風堂の力の源HDの株価はウォッチしないことにしている。ボクに言わせれば一風堂は日本だけでなくグローバルに展開するナンだかよくわからんムニャムニャ、意識他界ラーメン店であり、ラーメン店ではないからである。一風堂をウォッチしてもモシャモシャするだけであり、ちっともオモチロクないからである。
それではまた会おう。さらばだ、諸賢!
(アイキャッチは株のイラスト「グラフを見るトレーダー」。/本稿はお題「ラーメン界の噂。」によせて書きました。)
*1:幸楽苑HDに関しては「幸楽苑ホールディングスはステーキ店への転換で生き残りを図る。」という日本経済新聞の意見はそういう意味ではゴモットモだ