#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

ラーメン店とコラボなんだが、もうミスタードーナツは限界かもしれない。

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 ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。まとも人間からするとらーめんをネタにブログを書くというのはネタに限りがあって難しいのではないかとお思いかもしれない。しかし、実際のところは日本経済新聞で「ラーメン」のキーワード登録しておくだけでも週に数件のネタを得ることが可能だ。ボクくらいになるとらーめん食べずにらーめんは語れるというわけだ。新聞でらーめん情報収集するのも日々修行というわけですな、まとも人間になるための。

 さて、今週はそういう意味では日高屋を運営するハイデイ日高が2月期決算の企業なので決算の短信が公表されたりと割と新聞経由のネタが豊作だ(関連記事)。昨晩、ボクにプッシュされてきたのはミスタードーナツが《ラーメン店》とコラボレーションした商品を出すというニュースだった(外部関連記事)。今日はそのことについて書いてみよう。

 当該記事の見出しのドーナツ(スイーツ)と《ラーメン店》。これを読んで何となくボクは嫌な予感が頭をよぎった。偏見だったらごめんなさい。だけどボクはスイーツと聞くとおじさん需要を狙っているというよりもどちらかというとおばさん需要を狙っているように感じられてしまう。ボクはそもそもらーめんの間口は広いと思っている。日本人なら老若男女、それぞれ好きな《ラーメン》があると思っている。だつて《ラーメン》日本食だもの。《ラーメン》嫌い絶対大嫌いという人ももちろんいるだろう。だけどボクはそういう人はなおさらドーナツ(スイーツ)と《ラーメン》のコラボなんて食べたくないに違いないと思っている。らーめん好きのおばさん需要をわざわざ狙いに行く《ラーメン》の話題を耳目したとき、ボクはついぞロクなものにお目にかかったことがない(例えば関連記事)。「こいつ、大丈夫か?」と思ってしまう。そしてボクはそういうらーめん好きのおばさん需要を狙う「こいつ、大丈夫か?」なことを好んでやっている《ラーメン店》を指折り数えるくらいしか知らない。

「ミスタードーナツ(ミスド)」を展開するダスキンは、食を扱う専門店などとのコラボレーション商品を相次ぎ発売する。宇治茶専門店の祇園辻利(京都市)や東京のラーメン店「ソラノイロ」と開発した商品を月内に期間限定で出す。
引用:ミスド、宇治茶専門店とコラボ商品 ラーメン店とも :日本経済新聞

 ボクの予感は的中した。こういうことに手を出す《ラーメン店》なんてボクは指折り数える程しか知らない。ボクが一番最初に思い浮かんだ《ラーメン店》、ズバリ《ソラノイロ》だった。なるほど《ソラノイロ》は俗世でいうところの《ラーメン店》なのだろう。でもボクは《ソラノイロ》のことをらーめん店だとは思っていない(ボクは俗世のラーメンとボクの思うらーめんとは区別している)。そしてボクは《ソラノイロ》には行かないとキメている(詳細は関連記事)。ボクは《ソラノイロ》「こいつ、大丈夫か?」と思っている。だから関わりたくない(関連記事)。関わりたくないものについて語るほどボクはマゾじゃない。だからもう多くは語るまい。俗世が《ソラノイロ》をどう評価しようとボク(たち)には関係ないし、興味ない。

 それよりもボクが今、興味を覚えるのはミスタードーナツの現状の業績の方だ。そもそもドーナツなんてアブラと砂糖、小麦粉の塊。だからボクはドーナツから健康の「け」の字も想像できない。ボクは同じ砂糖と小麦粉の塊ならショートケーキの方が食べたい。クリスピークリームドーナツも閉店が相次いでいるし、日本では今後どんなに抗ってもドーナツ需要が伸びることってないんじゃないの?とボクは思っている。ボクは全然ドーナツを普段食べたいと思わない。正直ドーナツが日本から消え去っても何もボクには支障がない。実際のところボクが直近でドーナツを食べたのはセブンイレブンでドーナツが発売になったよというのが話題になったときに一度きり。それ以来、ドーナツ食べた記憶がない(セブンイレブンのドーナツが始まったのが2015年だったので、ボクは少なくとも2016年丸一年間ドーナツを食べた記憶がない。駄菓子のヤングドーナツは食べたかもしれない。)。ボクは少なくともドーナツ専門店はもはや日本にいらないんじゃないかなと思っている。

与太話のコーナー。

 ボクにはミスタードーナツを運営するダスキンの業績が好調な印象が薄い。本文の方でもミスタードーナツの方が気になると言った手前、一応日本経済新聞の会社情報から情報を確認してみることにした。

業績コメント
【最終増益】17年3月期は掃除用具の家庭向け販売が苦戦。ミスタードーナツも低調。原価削減や税金費用減少が寄与し最終増益。18年3月期はドーナツのセール廃止で店舗の売上高が回復。増益基調続く。
 
【新商品】脂質を減らしたドーナツなど健康志向の商品の比率を25%に引き上げ。若い女性の利用促進。
2017/2/17 14:20
引用:ダスキン[4665] : リース・レンタル : 日経会社情報DIGITAL : 日経電子版

 売上高と当期利益のグラフをみると、売上高は右肩に少しづつ下がっていっている中、「原価削減や税金費用減少が寄与し最終増益」という言葉にあるとおり利益は出せる体質になっているようにみえる。しかし、「ミスタードーナツは低調」とあるように2014/3-2016/3の3期連続でフードビジネスは営業利益がマイナスだ。

 ボクにはやはりドーナツには未来を感じられない。《ソラノイロ》の《ラーメン》に頼りたくなるようなドーナツならなおさらだ。ドーナツと《ラーメン》の組み合わせなんてボクには飲茶セットのようなものか、焼きそばパンならぬ和えそばパン(関連記事)や、揚げパンの中身が《ラーメン》といったもの、《ラーメン》をミキサーにかけて(想像したら気分が悪くなってきたので書くのをやめよう)といったところしか思い浮かばない。どれもロクなものではない。何がしたいのか分からない。ダスキンはフードビジネスをどうしていきたいのだろう。ボクにはダスキンにとってフードビジネスが金のなる木になる未来を想像できない。

 企業IR情報の方もみてみた。2017年2月9日に業績予想の修正に関するお知らせというものが出ていた。引用してみよう。

期初から低調なミスタードーナツは、一部商品の価格改定や他企業とのコラボレーション企画等の新たな施策効果により、12月単月のお客様売上が全店同月売上を上回る等、回復の兆しが見え始めているものの、計画した売上からは下振れ
引用:業績予想の修正に関するお知らせ

こちらには結構露骨に書いてあった。一応ボクはアベノミクス効果で消費そのものは右肩で上がっているのだと思っている。だからよほどどうしようもない商品でないかぎり2016年12月の前年同期比で売上が上回るのはむしろ当然なのではないのかな、と思っている。なので大事なのは「計画した売上からは下振れ」の方だとボクは思う。ボクにはミスタードーナツの他企業とのコラボレーション企画がダスキン自身が期待していたほどの売上増に奏功しないという結果がすでに出ているように思える。だからボクにはダスキンが何故未だに他企業とのコラボレーション企画に執心するのかが分からない。分からないから興味深い。ボクはダスキンの18年3月期に本当にフードビジネスの営業利益が回復するのか気にしてみていたいと思う。

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お題「ラーメン界の噂。」によせて書きました。アイキャッチはやけ食いのイラスト。「やけくそになってラーメンやハンバーグやお菓子など高カロリーな食事を沢山取っている、過食症の女性のイラストです。」とのいらすとやさんの説明書き。ドーナツと《ラーメン》と聞いてボクがいらすとやさんで思い当たったのはこのイラストしかなかった。ミスタードーナツが開拓しようとしているのはこういうおばさん需要ということでよいのだろうか。だとしたらボクはミスタードーナツはもう限界なんじゃないかな、と思う。偏見だったらごめんなさい。いらすとやさんと一緒にボクは反省したい。)