ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。平和を愛するボクは平和祈願のラーメンハンガーストライキへと昇華したラーメン断食を続けている。100日以上に現在進行形でラーメン断食続けるボクは、ラーメン断食のプロだ。ボクはボクの心がラーメン食いたいと叫んでいるラーメンを見つけられるまで、外でラーメンは食わない。時を幾星霜かけようとも、ボクはそれまで一切の妥協を、しない。早くまとも人間になりたい。
気がついたらラーメン神によってラーメン断食にされていたボクであるが、ラーメン断食している自覚を得るまでの今年、2017年の初頭は魚介豚骨ラーメン食べたいらーめ人間だったのだ。大勝軒行ったり、大勝軒行ったり、頑者行ったり、狸穴行ったりしていた。魚介豚骨ラーメン食いたかったら池袋行っとけば大抵満足する。魚介豚骨ラーメンをワンストップで堪能できる池袋は魚介豚骨ラーメンのワンダーランドと言っても過言ではないだろう。
魚介豚骨ラーメンといえばという老舗の一角、麺屋武蔵へ行った。
魚介豚骨ラーメンと言えば、大勝軒だったり青葉だったり麺屋武蔵だったりといった老舗が思い浮かぶわけであるが、麺屋武蔵に関して言えば、あくまで個人的な好みで言えば、池袋の二天よりも高田馬場の鷹虎の方が好きである(二天つけ麺が嫌だというより、魚介豚骨つけ麺を食いたいなら鷹虎の方が好きだという意味である。だから豚天二種盛りの二天つけ麺が食いたくなったらもちろん池袋の二天にボクは行く)。
そういったわけであるから、魚介豚骨ラーメンを求めて麺屋武蔵に行きたいと思っていたボクは気づいたら高田馬場にいた。孤独のグルメの高田馬場の回で登場したシャン料理のお店はまさにボクが気づいたらいた高田馬場の麺屋武蔵鷹虎の目と鼻の先なわけだが、通し営業のお店を探していたはずなのに麺屋武蔵鷹虎を見事にスルーする井之頭五郎さんの目はきっと後頭部についているに違いない(関連記事:参照*1)。
通し営業でオフピークを狙いすましてボクは麺屋武蔵鷹虎を訪れたわけであるが、外にこそ行列はなかったが店内は満員だった。しかし、麺屋武蔵ではボクはそれほどまたないことを知っている。客層がよく噛まないでモノを食うことに命を懸けているのではないかという学生、オッサンばかりであるから回転が速いこともあるが、とにかくお店のスタッフの手際がよい。オペレーションがテキパキしているのだ。さして待たないならば、行列に並ばないことに命を懸けていると言っても過言ではないボクでも店内の行列には待てるのだ。
「お客さんには安い値段で腹いっぱい食わせてあげたい」という故山岸一雄さんイズムは麺屋武蔵でも堪能できる。
実際のところ5分とまたず席につくことはできた。食券をあらかじめ買ってあるので、着席の時点で食券を渡した気がする。麺屋武蔵は同価格で並盛・中盛・大盛・特盛を選択可能なわけだが、特盛は1キロまで指定が可能だ。800グラムの大勝軒ですらボクは厳しかったわけなので、その反省を活かし、このときは大盛を頼んだ(記店内の写真など撮らないから記憶が曖昧だが大盛の麺量は450グラムくらいだったはずだ)。「お客さんには安い値段で腹いっぱい食わせてあげたい」という故山岸一雄さんイズムは麺屋武蔵でも堪能できるというわけだ。まさにワンダー。
ボクがこの麺屋武蔵鷹虎を訪れたのは年初頭であったから、例によってボクは熱盛をお願いした記憶がある。熱盛の中盛の麺屋武蔵鷹虎のつけ麺は無類だった。味もさることながら、十分にお腹いっぱいになる満足感たるや筆舌に尽くしがたい。だから詳細はボクには書くことができない。決して時間が経ってしまったために思い出すことが難しいというわけではないということを付記しておきたい。
今年(2017年)の夏はスーパー猛暑と言われている。とにかく連日暑い。ワンダーな濃厚魚介豚骨つけ麺は魅力的ではあるが、わざわざ暑い中、熱中症の危険、命の危険を顧みずに麺屋武蔵鷹虎を再訪する気にはなれない。麺屋武蔵には特盛1キロを二人でシェアしようとするモンスターカップルが現れたりすることがあるそうだが、少なくともボクをラーメン断食にするボクの皺深き脳の谷間のインスタ四畳半空間で日々二日酔い、偏食、胃のもたれ、メタボを後悔する阿呆神、もといラーメン神が通いつめているという様子は見られない。暑さがすこし落ち着きをみせてきたら、また麺屋武蔵にこっそりと魚介豚骨の素晴らしさを腹いっぱい味わいに行ってみたいものである。
(お題「復習らーめん。」によせて書きました。)
*1:孤独のグルメ Season6 第6話「東京都新宿区高田馬場のシャン風 豚高菜漬け炒めと牛スープそば」を観ました。