ごきげんよう、読者諸賢。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
ラーメンを愛し健康を愛し、そして何よりも平和を愛するボクは、ラーメンと睡運瞑菜350g、そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキと言うナンだかよくわからんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。早くまとも人間になりたい。
ラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは200日超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家である。
ボクはオフピークランチ至上主義者である。
今日はボクのランチタイムにあった出来事の話をしようと思う。正直に吐露するならばこれはタダの毒抜きでありインターネットの大海にボクの不平不満をコウカイする内容である。なのでそういった毒抜きや愚痴、不平や不満の類を読むのは嫌いだという読者諸賢はこの時点で読むことをやめることを強くオススメする。
プロのラーメン断食家を名乗るだけあってボクがランチに外でラーメンは食うに食うことがデキない。ナニよりボクの勤務オフィス周辺はラーメン不毛地帯と呼ばれており、数少ないラーメン店にラーメン食いに行ってもムダに長い行列に並ぶことになる上に、ムダに高いラーメンを食うことになり、コウカイの怨念をコウカイすることになるのがオチである。ボクはやる前から結果が分かりきっていること、つまりはコウカイすることが予め想像つくようなことを狙いすましてやるような阿呆ではないのである。
そういうわけでボクはランチにラーメンは食おうにも食うことがデキない。ではボクがラーメン店ではなくランチをドコで食うハメになるかといえばオフィスの外でナニか食うか、幸か不幸かオフィス内にある社員食堂のようなところでナニか食うハメになるというわけである。
タイヘンにイカンなことに外でナニか食うせよ、ウチでナニか食うにせよ、T都のランチピーク時間帯というのはドコもタイヘンに混雑しているものである。混雑するだけならまだしもタイヘンにウルサイ。ウルサイというよりヤカマチイ、ともすればカシマチイと言っても過言ではない。
ボクはランチは静かに食いたいものである。タダでさえ企業戦士たるもの勤務中はナニかしらのストレスに常時接続されている。ランチタイムくらいは仕事のことを忘れて静かな場所で現実を逃避したいと思ったとしても、それくらいは許されてしかるべきではなかろうか。少なくともボクはランチタイムくらいは現実逃避したいものだ。
そんなランチという現実逃避を望むボクがランチを静かに食うためには、前述のランチのピーク帯を避けねばならない。つまりオフピークランチを常時敢行することを試行せねばならぬ。ちなみにオフピークランチを望むならば、自然その時間帯は11am-0pm、もしくは2pm-3pmとなるといったところであろう。
ボクの場合、朝がタイヘンに早い。朝がタイヘンに早いボクが2pm-3pmまでランチをガマンするというのはタイヘンな上にヒジョーにつラいと言えるものだ。かなり無理ゲーに近いつラいであるといっても過言ではない。なのでおのずからボクが嗜好するオフピークランチとは11am-0pmの時間帯になるというわけである。
ところで11am-0pmのオフピークランチはタイヘンに静かにランチを食える時間帯でもある。つまりボクに言わせればランチのゴールデンタイムなのである。おおよその人たちはまだランチには早い時間帯であるし、お店も開店したばかりの時間帯だ。つまりタイヘンに人が少ないのである。人が少ないから静かだという話でもあると言えよう。この時間帯を逃していつの時間帯にランチにいけようか。この時間を逃してはボクはランチにいくことがデキないである。
そしてそんなオフピークにランチをとることを至上としてるボクは一部界隈においてオフピークランチ至上主義者という名誉なのか不名誉なのかよくわからん異名を得るまでになっていたのである。
さてここまでお読みになっていただいた読者諸賢はこれのどこが毒抜きや愚痴、不平や不満の吐露なのだと疑問に思われたかもしれない。ご安心召されたい。タイヘンに長い前置きとなってしまったが、ここからが本稿の本題である。つまり閑話休題というわけなのだ。
先日、ボクはオフピークランチ至上主義者よろしくいつもどおり11amごろにとある飲食店でランチをとっていた。いつもどおり静かな店内。ゆったりとしたBGM。タイヘンに落ち着ける静謐な空間であると言えた。客もまばら、というかボクしかいなかったと言っても過言ではない。ボクがナニを食っていたかについては本稿の趣旨を逸脱するので書くことは差し控えたい。たしかガパオライスだったような気がする。
そんなボクが落ち着いた静謐な時間で現実を逃避していた店内に2人組のオバハンが入ってきたのである。2人のオバハンはナゼかいくらでも他に空席がある中でボクの隣に鎮座マシマシた。世の中にはナゼか空いてる店内で他に空席がいくらでもあるのに先にいる人の隣に座ってくるよくわからん人びとがいるものだが、そこはボクもそういう人というのは広い世の中いるものだと訝しがることをオトナらしく諦めた。
ちなみにその2人組のオバハンはボクの隣のテーブルに鎮座マシマシするやいなや、
「オフピークだと静かだねェ!」
「そーだねェ!」
とボリューム調節機能が崩壊しているような声で言ったかと思ったら、マシンガンのごとく途切れなく話し始めたのである。つい先程まで落ち着いた静謐な空間だった店内、ゆったりとしたBGMが流れて、まさに現実逃避のためにあるような場所は一転して戦場へと変貌した。もはや元々流れていたBGMがなんだったか思い出せないほどお店のBGMはオバハンのウルサイ、いやヤカマチイ、むしろカチマチイと言っても過言ではない会話で埋め尽くされてしまったのである。
ボクはオバハンという生き物が皆あまねく絶滅すればいいのにと思いそうになるのをオトナらしく耐えた。
余談だがBGMとはバックグラウンドミュージックの略記である。決してウルサイ・いやヤカマチイ・むしろカチマチイと言っても過言ではないの略記ではない。世の中には御都合主義が溢れているものなのでボクはここでこそ御都合主義の神様が降りてきてウルサイ・いやヤカマチイ・むしろカチマチイと言っても過言ではないを略すとBGMとなることを願ったものだが、残念ながら御都合主義の神様はボクの前には降臨してくれなかったようである。
さて、そういったわけでボクのランチタイムのタイヘンによい現実逃避の時間はタイヘンに短い時間で幕を下ろしてしまったのである。そしてボクはこの世界にあまねくオバハンという生き物は皆、絶滅してしまえばよいのだという感情を顔に出すことをよしとせず、オトナらしく耐えた。そして気づいたらお勘定を済ましてお店をでてしまっていたのである。
企業戦士たるものランチタイムまで戦場に身を置きたくはないものである。ウルサイ・いやヤカマチイ・むしろカチマチイと言っても過言ではないオバハンという生き物に遭遇してしまったボクは運が悪かったのだ。
ちなみに次にまたランチタイムにボクが同じようなウルサイ・いやヤカマチイ・むしろカチマチイと言っても過言ではないオバハンという生き物に出会ってしまっても、ボクには現実逃避からさらに逃避するという解決方法しか持ち合わせていない。
ナニか解決策を見つけねばならぬ。もしボクがナニかタイヘンに優れた解決策を見つけることがデキたならば、ボクはしかるのちその解決策をインターネットの大海にコウカイするだろう。しかしそれがいつになるかはまったくボク自身予想がつかないものだ。ゆえに読者諸賢には本稿の続編が将来書かれるか否かについては期待をせずに待たないでほしい。
それではまた会おう。さらばだ、諸賢!
(アイキャッチは元気なおばさんのイラスト。元気なオバハン、つまりはイキイキオバハンをみるとモシャモシャするのはナゼだろう。ボクだけかもしれないが。タイヘンにふしぎである。/本稿はお題「誰にも信じてもらえない体験」によせて書きました。)