目次
本日のおしながき:要の塩の塩そば
- ラーメン屋 / 要の塩
- 今日の一杯 / 塩そば (2016年136杯目)
- 値段: ¥1,000
- 日付: 2016-10-04
情熱的なブログの予習教材エントリに背中を押され、三度目の要の塩。
個人的に三回目の訪問となった豊島区池袋要町の麺処篠はらさんの月一屋号「要の塩」。前回二度目の訪問で結構懲りていたのだが、今回も懲りずにやってきてしまった。
というのも事前の告知があまりにも情熱的かつ魅力的に過ぎた。ここまで詳細に説明を事前にされてしまうと食欲が駆り立てられてしまい、抗うのが難しい。相変わらず「要の塩」が月一屋号であることのプロモーションなどはおざなりで、後の Instagram 等の投稿を見ていると、ほとんどの客が分かっていなかったりするのは相変わらずだが、こういう事前に限定の詳細な予習情報を公開してくれると予習内容を確認しつつ食を楽しめるので大変ありがたい。篠原店主には今後も是非、こういったことを続けてもらいたい。
(前回のエントリではお店のネットリテラシー云々といったことを書いてしまったが、それ以降、ブログに上げる写真については店主ないしスタッフの方が撮った写真をあげるようにされているので、諸々改善されているのも伺えた。店主はじめ真摯なスタッフの方々だと思う。素晴らしい。)
またこの事前予習ブログで今回の要の塩さんに伺いたいというわたしの気持ちを掻き立てたのは「白湯」だったこと。「塩そば」という名前からわたしは勝手に要の塩さんとは、清湯の麺を提供するものだと思いこんでいたのだが、まさにこれはわたしが勝手に作り上げてしまったイメージ。白湯の要の塩さんは食べたことがなかったので食べてみたい、という気持ちが、もうワンプッシュわたしの背中を押した。
丹念に思慮に思慮を重ねた設計が施された丁寧な一杯。

手前から食べていくことを念頭にレンゲからトッピングの位置から計算したという一杯。たしかに真上からの構図だとそれがよく分かる。
事前予習から今回はラーメンライス(締めの雑炊)はやめて、鴨ロース増しを頼もうと思っていたのだが、夜の部のわたしの順番ではすでに終了していたため、塩そばのみを注文した。
注文から完成までの待ち時間はおおよそ10分ほど。
ほとんどの説明は冒頭のお店のブログに書かれていたので、その予習内容を反芻しながらの実食。
手前から食べることを想定してレンゲやトッピングの盛り付け位置や香味油のかける位置を決めたということだったので、手前から食べていく。
序盤は鴨の旨味がきて、中盤は鯛の旨味が重なり、終盤は鯛の煮付け風な味わいに。
ブログから引用させてもらうと上述のような説明だったのだが、正直、そんな明確に3段階の味の変化があったようにはわたしには感じられなかった。意識はしていたのでジワジワと味が変わっていくのは理解できたが、どこまでは鴨、どこから鯛が加わって、最後どこからが鯛の煮付けに変わった!みたいなことは分からなかった。*1
ただ一言言えるのは丹念に思慮に思慮を重ねて丁寧に設計した味だということで、他でこの味に巡り会えるかと言ったら、そうそうお目にかかれるものではない(というか一期一会の麺を食べに来てくださいの言葉どおり、そもそも店主もこの味をもう一度つくれるのかといったら、近いものは作れても全く別のものになっているだろうと思う*2)。
こちらで今回、この麺に出会うことができたことに感謝をしたい。
ご馳走様でした!
美味しいのだがやはり雰囲気が好きになれない要の塩。
と、ラーメンそのものについては大変大満足したわけなのだが、やはり要の塩さんに伺うのはわたしは今後は控えようかと思っているということを最後に書いておこうと思う。
(通常営業の麺処篠はらさんには未訪なのと要の塩営業のときとは違い空いてるのではないかという希望的観測で一度伺ってみたいとは思ってはいる)。
というのも、前回書いたエントリにも書かせてもらったのだが、こちらの限定目当てにやってくる客の質がとても悪い。本当に悪い。そのため、どうしても要の塩さんがわたしは好きになれない。
やはり飲食店の料理は料理だけが美味しければ美味しいというものではなく、雰囲気も含めて美味しいと感じるものなんだな、と思わされている。
ちなみにどんな客の行為が個人的に目に余ると思ったかは、前回書いた内容とほぼ変わりないのだがもう一度書かせてもらっておく。
- 自由奔放に写真。
バリッバリのシャッター音でラーメン、スタッフ、店内の写真を撮りまくっている客(同一人物)が毎回いる。
ちなみに写真を撮るなとは思わない。わたしもラーメンの写真を撮らせてもらっているし、それありきの本ブログなので、ラーメンの写真を撮らせてもらえるのはとてもありがたい。今のご時世*3で写真禁止のラーメン屋など時代錯誤としかいいようがないと思っているし、写真禁止ならそのラーメン屋さんにはわたしはいかない。
しかし、限度っていうものが個人的にはあると思っている。普通、厨房や他の客を撮るのはやめてほしいといったことをお店側が言うものだと思っているが、要の塩さんの場合、そういう注意はしていない。少なくともわたしがいるときにそういう注意をしているのは見たことがない。 - 自由奔放に談義。
麺処篠はら営業時の常連(もしくは麺処ほん田の常連)ないし、それなりに有名なラヲタと思われる人がとにかく自由奔放にお店のスタッフの方々に絡んでいてうるさい。とにかくうるさい。そんなにはしゃぎたいならワタミででもはしゃいでくればいいのではないだろうか、と。お店のスタッフの方々もとてもいい方々なのだと思われ、逐次相手をされているようではあったが(場合によってはお店のスタッフの方の方から声をかけているようでもあったが)、わたしなら混雑しているお店で忙しそうにしているお店のスタッフの方々に自分から話しかけて談義に興じようとは思わない。 - 自由奔放にクチャラー。
ラーメン屋にかぎらずどこのお店に行ってもクチャラーはいるものだ。クチャラーが隣席になったときは運が悪かったと基本的には諦めるようにしている。だが、、、、要の塩で隣になる客がこれまで全員クチャラーだったことには閉口している。2回くらいまでなら偶然かと思えたのだが3回続くと偶然ではないのかな、と。集まってくる客層のクチャラー率が高い*4という絶望。わたしはどんな美味い料理もクチャラーの隣だと不味くなると思っている。わざわざクチャラーに会いに行くようなドエム行為はする気になれない。
お店の雰囲気は、店構え、スタッフや調度品だけではなく、そこに来る客が担うところも大きい。要の塩さんの塩そばは文句なく美味しい。しかし、集まってくる客の作り出す雰囲気が一気にそれを台無しにしてしまっている。雰囲気が不味いので、せっかくの美味しいラーメンまでわたしは不味く感じてしまっている。文字通り、後味が致命的に悪い。
わたしだけがこう感じているのかもしれないし、これらの改善をお店に願うのもちょっとむずかしいなと思っている。客側の問題なので。
解決方法があるなら「嫌なら行くな」かな、と。大変残念だ。
来る10月28日で篠はらさんは一周年を迎えるそうで、11月にその一周年を祝う記念の麺の提供もあるようだが、月一限定の要の塩さんでこれなのだから、より混雑しそうな一周年記念麺では想像がつかない。おめでたいとは思うのだが伺うのは遠慮させていただおうと思っている。
ちなみに、皆から愛されまくっている森本聡子女史は今年の初めに麺処篠はらさんを激推ししていたんだよね。
(もちろん通常営業の麺処篠はらさんを推してるのであって要の塩を推してるわけではないけども)。
女史は女性ひとりでも入れるラーメン屋とやらを推しているのだと思っているんだが、本当にその基準で選んで推してるのだろうか?
少なくともわたしはおっさん一人でも上述のような客ばかりがいるお店に入るのはきっつーなんだが。
(所要時間30分ほど)
店舗情報( 2016-10-19 現在)
項目 | 詳細 |
---|---|
店名 | 要の塩 |
ジャンル | ラーメン |
住所 | 東京都豊島区池袋3-1-4 |
交通手段 | 東京メトロ有楽町線 要町駅 各線 池袋駅 |
営業時間 | 毎月第一火曜日:11:30-14:30/18:00~21:00(売切次第終了) |
カード | 不可 |
席数 | 9席(カウンターのみ) |
個室 | 無 |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | 無 |
ホームページ | http://ameblo.jp/hnd-dreams/theme-10092891559.html |
オープン日 | 2015年10月28日 |
看板メニュー | 塩そば |
ラーメンラリー有無 | 無 |