#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

春は異動と移動の季節。

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 ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。そんなボクだが一応社会人。社会らーめ人間。日々電車に乗って痛勤している。ほぼにち痛勤。きっつー。

 まとも界では春は出会いと別れの季節と呼ばれている。未だにまともビジネス界と違って日本まとも界のほとんどは4月はじまりであるところが多いからだろう。日本には四季がある。美しい桜が咲く4月は気持ちを切り替えるのにもちょうどいい。色々な物事の転機とするのにはとても適した季節なのではないだろうか。1月はじまりや9月はじまりではこの4月はじまりの風情は味わえない。まとも日本界はこのまま4月はじまりを続けていって欲しい。ボクはそう思っている。

 ボクのまともないらーめん解釈でいくと春は異動と移動の季節だ。働き方改革とか世の中は言われているけれどもモーレツな働き方の慣習は残っているのだろうね。「キミ、明日から地方に飛んでくれたまえ」「うそーん?!」という怨嗟の声が痛勤電車にこの季節増える人混みをみていると聞こえてくるようだ。23区内の電車の移動にはどうみても邪魔なスーツケースを持ち歩いているサラリーマンたちをみているとボクの心はいたたまれない。明日は我が身ともいうことがありえないわけではない。そういったことが我が身の不幸として降りかかってきたときは冷静に考えられるようにありたい。ボクは間違っても勢いに任せて怨恨退職をキメてしまうことだけは避けたいと思っている(外部リンク)。

 ただ幸いなことに今年(2017年)の春、ボクにはそういう異動や移動の話はない。今まで通りタンタンと仕事を続けることができそうだ。唯一残念なのはあいかわらず在宅勤務ができないこと。しかし今の会社のルールがそうなのだから仕方がない。痛勤も運動になったりと必ずしも悪いことばかりではない。だからそこは素直に従っておこうと思っている。感謝。ただどうしても異動と移動の季節だから痛勤電車が普段より混んでいる。普段よりも混雑することも一因なのだろう、痛勤電車が普段よりも遅延する。ほぼにち電車遅延。素晴らしい。全く定刻通りに会社に着くことができない。だからボクは今とても理解のあるマネージャの下についていることがとてもありがたい。「キチンと事前に遅れる旨を連絡すること」と「キチンと仕事の成果を出すこと」といった条件はある。だがボクの今のマネージャはこの異動と移動の季節のほぼにち電車遅延が原因でボクが5−10分程度の遅刻をすることに関しては目くじらをたてないでくれている。そういえば、もう一つマネージャからボクがひとつだけ注意されていることがあった。「朝イチに絶対にはずせない会議があるときは遅れないようにしてね」ということ。ボクはそれにも二つ返事で「イエッサー!!」と答えている。そういうときは家からテレカンファレンスすればいいような気がしないでもない。だがそこは触れてはいけないことなのだろう。黙っておこう。感謝。

 その昔、ボクにはもっと痛勤きっつーな時代があった。どうしてもこの異動と移動の季節にはほぼにち電車遅延なわけだけども当時のボクのマネージャとは分かり合えなかったのだ。「そんなに毎日電車が遅れるわけがない」「いや本当に毎日遅れるんですよ」「だったら毎朝30分、家を早くでたらいいだろう。サラリーマンたるもの10分前行動は当たり前だ。10分前に自席についていられるように出社すれば定時に着けるだろう!」「マネージャ、毎朝家を30分早くでろとか簡単にいいますが、そうするとボクは普段よりもさらにほぼにち混雑きっつー遅延きっつーな電車にのらないといけないのですよ。そうすると精神的にも物理的にも普段より多めにきっつーしておりますになってしまいます。キチンと仕事はリカバリするので5-10分くらい遅れるのは目を瞑ってもらえないでしょうか」「そんな屁理屈を言うんじゃない。やればできる」「うそーん?!」。ボクの記憶上はこんなやり取りだったと記憶している。全く分かり合えなかった。とても懐かしい。

 そういうわけで今日もボクは痛勤した。例によって途中で車両トラブル等があってまったく動かなくなってしまったほぼにち痛勤電車は混雑きっつーだったことは言うまでもない。キチンと車内アナウンスを聞いていなかったので何故その痛勤電車が微動だにしなくなってしまったのかは分からない。今から調べようとも思わない。踏切の直前横断があったのかもしれないし、駆け込み乗車した乗客の荷物がドアに挟まってしまったのかもしれない。もしかしたら痴漢を疑われたおっさんが線路を走って逃げたのかもしれない。10分ほど止まっていたように記憶しているが運転再開してくれたから遅延の原因にはもう興味はない。ところでそんなピクリとも微動だにしなかった痛勤電車には普段はこういった痛勤電車に乗らないのであろうおばはんたちたちも乗っていた。異動と移動の季節だからおばはんたちも普段とは違う行動をしないといけなかったのだろう。それにしてもそういうおばはんたちが決まって「ここは死守!!シシュー!!!」と「わたしがこの痛勤電車の守護神です」とばかりに奥にも詰めずに通路をスクリーンアウトしていたり「何でこんなに混んでいるのよー、普段もこんななの?」「普段もこんななのよー!!」とギャーギャー喚き合って声出しに精を出しているのは何故なのだろう。そういったおばはんたちの行動は見ていてとても微笑ましい。だからボクはいつも関わり合いになりたくないなと目を反らしてしまう。ボクはボクが「こいつ、大丈夫か?」と思うヒトとは関わらないようにしている(内部リンク)。だからボクはうっかりと口を滑らして「この電車が普段より混んでいるのはおばはんたちが乗っているからだよ」などとは口が裂けても言ったりはしないのだ。

 ところで今ボクは会社の近くの大衆食堂のようなところで煮干らーめんを食べている。一生懸命働いてきたおっさんたちが集まるような大衆食堂のようなところだからおっさんたちの体臭が漂っている。そんな体臭食堂のようなところで出している煮干らーめんだから上品さには欠けるし決して洗練された美味しさなわけじゃない。すごくエグミが残ってる煮干らーめんだ。でもボクはこういったチープな煮干らーめんが好きだ。チープだけどほろ苦くビターなエグミがすごく残っているその煮干らーめんを食べているとボクは朝の痛勤電車でエグられて剣呑な気分になってしまった心が洗われていくような心地を感じている。やはり癒されるものだね。「らーめん、さいこー」。

インスパイアされたエントリや与太話のコーナー。

 ちなみに今日はさくらの日だそうだが仏壇の日でもあるらしい。ぐわぐわ団インスパイア(外部リンク)で合掌。

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(上記のリンクにインスパイアされてお題「らーめんあまり関係ない雑記。」によせて書きました。アイキャッチは「春休み」のイラスト文字。社会人にも春休みが欲しいものです。早くまとも人間になりたいものです。いらすとやさんとは長いお付き合いをしていきたいものです。)