ごきげんよう、読者諸賢。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
ラーメンを愛し健康を愛し、そして何よりも平和を愛するボクは、ラーメンと睡運瞑菜350g、そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキと言うナンだかよくわからんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。早くまとも人間になりたい。
ラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは200日超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家である。
2017年11月、ボクはまたしても風邪をひいた。
2017年もいよいよ寒くなってきた。唐突に寒くなってきたと言っても過言ではない。T都の10月は土曜日は全部雨、晴れゼロだったわけだが、週末に二度台風が訪れたと思ったら10月が終わっていた。しかし10月中は暑い日もあったように記憶している。最高気温が20度を超える日もあったように思う。
11月になったらなぜかいきなり寒い。最高気温が20度を超えなくなり、最低気温は10度を下回る日も出てきた。よくよく思い出してみるとT都で木枯らし1号が吹いたのが2017年10月30日だった。つまり11月からボクがいきなり寒くなったように感じるのもあながち間違っていないようだ。朝、布団からでるのがつラい。むしろずっと布団の中で寝ていたいと言っても過言ではない。
そんないきなり寒くなった11月。ボクはまたしても風邪をひいた。またしてもというのは2017年、ボクが風邪をひくのは二度目だからだ。ボクともあろうものが一年に二度も風邪の神に愛されてしまうことになるとは不覚である。
古人曰くバカは風邪をひかないという。プロのラーメン断食家として底抜けの阿呆を自認するボクであるが、どうやらボクはバカではなかったらしい。また古人曰く、こどもはカゼの子という。つまりボクはバカではなく、そして立派なオトナであったというわけだ。
そしてそんなバカではなく立派なオトナのボクのにじみ出る知性というものが風邪の神を魅了してしまったようだ。まったく風邪の神の慧眼には脱帽するものである。
しかし、風邪をひいては思うようにボクもモテる実力を遺憾なく発揮することがデキない。実力を十分に発揮できなければ仕事でも私生活でも満足に成果をアッピールすることができぬ。成果をアッピールできなければボクのサラリーが増えないかも知れぬ。ナニよりモテモテの八面六臂の桃色遊戯に勤しむことも叶わない。ボクの才能を見ぬいた風邪の神の慧眼には脱帽するが、風邪の神からの猛アタックは丁重にお断りせねばならぬ。
基本的にはボクは風邪の神の求愛を受けた際、まずは普段に増して手洗いうがいをキチンとすることを断行する。マスクもする。普段以上にマスクすると言っても過言でない。乾燥する季節には加湿器も欠かさぬものだ。そして常備している市販の風邪薬を出来るだけ早めに服用するのだ。うまく拗らせなければそれだけで翌朝には風邪の神は求愛を諦めてどこか見知らぬ赤の他人のところへいってくれる。
今回は常備している風邪薬では翌朝に回復しているということはなかった。物の見事に拗らせてしまったというわけだ。なかなかに求愛のハゲしい風邪の神である。いつもなら、その日のうちに病院にいくものなのだが、タマタマ仕事の都合上行きそびれてしまった。ボクのオフィスの近所の病院はとても感じのいいお医者さんなので結構な人気を博している。常にジイさんやバアさんが行列をなしている。とにかく感じのよい病院なのであるが、むしろ病院にいくと余計な他の風邪の神にもモテてしまいそうな気がしないでもない。ようするに病院にいくのが面倒くさくなってしまったわけである。だから今回はボクの自然治癒力にまかせて風邪の神と戦ってみることにした。
風邪の神とボクの自然治癒力との戦いは熾烈を極めた。しかし、ボクの自然治癒力もなかなかのもので2日目くらいには喉のイガイガはなくなったものだ。しかし今回の風邪は咳が止まらなかった。3日経っても4日経っても、一週間経っても咳がとまらなかった。なかなかに手強い風邪の神である。
その間、マスクは常にしていた。当然ながら周りの人の迷惑とならないようにするためである。龍角散のど飴なども舐めていたものだ。
クルチクもない咳込みだけが止まらなかったのだが、ここで病院にやはりいくか、ボクに残されたもう一つの最終手段をとってみるかの決断にせまられた。
良薬にして口に甘し、ちいさくてまあるいものはかわいい、かわいいものは正義、浅田飴は最終手段にして最強手段。
そう、長々と引っ張りに引っ張ってきたが、そのボクの風邪の神との戦いにおける最終手段こそ本稿のタイトルにもある「浅田飴」なのである。
浅田飴とは「せき・こえ・のどの諸症状に効果を発揮する4種の生薬(キキョウ、トコン、マオウ、ニンジン)を配合した医薬品」である。医薬品ではあるがコンビニでも手に入る医薬品である。気軽に手に入り、良薬にして口に甘い。まさにボクの最終手段というわけだ。
今回ボクはファミマで浅田飴を買ってきた。浅田飴は種類が豊富だ。クール、ニッキ、そしてパッションだ。今回はボクはクールを買うことにした。バカではなくオトナのボクにはクールという言葉がピッタリとハマると思ったからだ。
そして、浅田飴を買ってきた晩に用法用量を守って三錠の浅田飴をナメたものだ。そしてその効果たるや絶大、翌朝、ボクの咳はとまっていたのだ。良薬にして口に甘し、ちいさくてまあるいものはかわいい、かわいいものは正義、浅田飴は最終手段にして最強手段だった。
分かりきったこの結論に至るまで紆余曲折を経てしまったボクは底抜けの阿呆であったということは否定しない。しかし浅田飴のチカラをかりて風邪の神の猛アタックは回避できた。オモチロキものはよきものかな。終わりがよければすべてよしなのである。
ところで朝の天気予報のおねえさんによれば、最近はインフルエンザも流行し始めたそうである。諸賢にはくれぐれも風邪の神はもちろんだがインフルエンザの神にも気をつけてほしい。それではまた会おう。さらばだ、諸賢!
(アイキャッチはのど飴のイラスト。残念ながら浅田飴がいらすとやさんにはなかったのだ。本稿はお題「健康」とお題「マイルール」によせて書きました。)