ごきげんよう,読者諸賢.ボクはらーめ人間Z.ラ王真贋の使い手にしてラーメーン視点からでないとブログが書けないまともない人間だ.
ラーメーンを愛し健康を愛し,そして何よりも平和を愛するボクは,ラーメーンと睡運瞑菜350g,そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーで世界週末時計の時計の針が過去最大にもどるまで,つまりは世界が平和になったと断言できるまで,外でラーメンを食わない超ラーメンハンガーストライキ2と言うナンだかよくわからんラーメン断食を超えたラーメン断食をさらに超えたラーメン断食の人造人間,つまりはホムンクルスとして異世界転生していた.早くラーメーン食べたい(関連記事:参照*1、参照*2).
外でラーメン食うに食えない誓約と制約をもって異世界転生したボクは丸1年を超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆,つまりはプロのラーメン断食家,二つ名は「戦えラーメンマン」である.
落合陽一氏のウォシュレット論法「ウォシュレットとオッサンにお尻を拭いてもらうのどっちがいい?」を受けて断つ.
読者諸賢は「ウォシュレットとオッサンにお尻を拭いてもらうのどっちがいい?」というクエスチョンをされたならウォシュレットにお尻を拭いてほしいメンだろうか?はたまたオッサンにお尻を拭いてもらいたいメンだろうか?ボクはオッサンよりかはウォシュレットを選ぶメンである.
このクエスチョンは2018年8月31日の金曜日の深夜1:25~4:25に朝まで生テレビ《激論!“人工知能・AI社会”と日本》という番組内において「そもそもAIとは何か?」から「人類の未来」まで第一線で活躍するAI専門家を交えて多士済々で「分かりやすく」徹底討論する過程で「AIは暖かみがない」「AIは人類を不幸にする」と思う人が5割という視聴者の声に反応に対して出たたとえ話だそうである.ボクは「朝まで生テレビ《激論!“人工知能・AI社会”と日本》」をリアルタイムで視聴はしていなかったけれど,下記のトゥギャッターまとめのはてなブックマークコメントからそれを知った.
- はてなブックマーク - 落合陽一「要介護者にウォシュレットとおっさんにケツ拭いてもらうのどっちがいいか質問したらウォシュレットって答える」 #朝生 〜激論!"AI社会"と日本〜での話がわかりやすかった
ちなみにボクは「AIは暖かみ」がないと思わないし,「AIは人類を不幸にする」と思わないので,そもそも「ウォシュレットとオッサンにお尻を拭いてもらうのどっちがいい?」というクエスチョンそのものが「おまえは何を言っているんだ?」としか思わないのだけれど,ボクが興味深いなと思ったのはこのトゥギャッターまとめの冒頭に引用されている下記のツイートだけに脊髄反射して「落合陽一さん天才!」という反応しているメンが多かったことである.
今日の朝生ダイジェスト。
— liberalist (@liberalist_shun) 2018年8月31日
落合陽一「人間とロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」
介護老人「そりゃあ、人間じゃ。心がこもっとるからな。」
落合陽一「じゃあ、ウォシュレットと、おっさんにケツ拭いてもらうの、どちらがいいですか?」
介護老人「ウォシュレット(即答)」#朝生
番組の趣旨をスルーして,このやりとりだけを切り出して論じて良いならば,これはよくある「論点のすり替え」というものである.みんなだいすき政治家先生やみんなだいすき官僚先生がよくつかう《ご飯論法》の類型と言えよう..
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一応,ご飯論法がどんなものかご存じないメンのためにご飯論法がどのようなものであるかを説明すると「朝ごはんを食べましたか?」というクエスチョンに対して「ごはんはたべていません(パンを食べましたけど、黙っておきます)」答えるといった詭弁の一種である.
ではもう一度上記のツイートの内容を観てみよう.
落合陽一「人間とロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」
介護老人「そりゃあ、人間じゃ。心がこもっとるからな。」
落合陽一「じゃあ、ウォシュレットと、おっさんにケツ拭いてもらうの、どちらがいいですか?」
介護老人「ウォシュレット(即答)」
この部分だけを切り出して,「AIは暖かみがない」「AIは人類を不幸にする」と思う人が5割という視聴者の声に反応に対して出たたとえ話である前提をなしにみてみると,このやりとりはそこはかとなく論点のすり替えにみえるものである.上記の介護老人の心の声を書き足してみるならば下記のようになるだろうからだ.
介護老人「ウォシュレット(オッサンにケツを拭いてもらうよりはね)」
このクエスチョンは「オッサン」の部分を「オバハン」「おじさん」「おばさん」「おじいさん」「おばあさん」「おにいさん」「おねえさん」等々に置き換えてみると実は成り立たないケースがあるのは容易に想像がつくだろう(倫理的に問題があるので実際に口にだしていえるかどうかは,これもまたケースバイケースだろうけども).
なのでありうるケースで置き換えて観るならば次のようなケースは普通にありうるのである.
落合陽一「人間とロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」
介護老人「そりゃあ、人間じゃ。心がこもっとるからな。」
落合陽一「じゃあ、ウォシュレットと、《おねえさん》にケツ拭いてもらうの、どちらがいいですか?」
介護老人「《おねえさん》(即答)」
落合陽一「(絶句)」
というわけで,この話に関して言えば落合陽一さんがウォシュレットとオッサンを比較対象にしたことでウォシュレットが選ばれたというだけの話であり,つまりは詭弁であるということである.ウォシュレットはロボットと呼べるような代物ではないという意味合いでも詭弁である.
ただしボクは詭弁が好きである.詭弁を愛しているといっても過言でない詭弁愛好家である.なのでこの落合陽一さんの詭弁もたいへんに興味深いしおもしろいものであるとも思っている.今後は今回,落合陽一さんが用いたような論点のすり替え,詭弁をもって《ウォシュレット論法》と名付けて活用していきたいと思っている.
俗世には詭弁遣いを「天才!」と褒めちぎるおもちろいメンがいるものだけれど,それならば《ご飯論法》を使う政治家先生も同様に「天才!」と褒めちぎらないと公平ではない.落合陽一さんの《ウォシュレット論法》を脊髄反射で「すごい!」「天才!」と褒めちぎるおもちろいメンはゼヒともみんなだいすき政治家先生やみんなだいすき官僚先生が《ご飯論法》を行使した際にも「すごい!」「天才!」という脊髄反射をするようにしてほしい.
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最後に余談だけれど,この番組に出演していたパネリストの方は下記の面々だったそうである.
・パネリスト:落合陽一(筑波大学学長補佐・准教授、メディアアーティスト)・勝間和代(経済評論家、プロ雀士)・近藤大介(「週刊現代」編集次長、明治大学講師)・夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)・藤原和博(教育改革実践家、元杉並・和田中学校校長)・堀口ミイナ(キャスター・タレント、元商社勤務)・松尾豊(東京大学大学院特任准教授)・三浦瑠麗(国際政治学者、東京大学政策ビジョン研究センター講師)・森永卓郎(獨協大学教授、経済アナリスト)・矢野和男(㈱日立製作所フェロー・理事)(朝まで生テレビ!|テレビ朝日参照.敬称略).
素朴にボクがクエスチョンなのはこのパネリストの肩書をみていて「第一線で活躍するAI専門家」らしき人物がいるようにみえないことである.むしろボクの独断と偏見でこの番組に出演されていた方々をキワモノ枠とキワモノでない枠に分類すると,全員キワモノ枠に分類されてしまったわけなのだけれど,ボクは一体どういう顔をしたらよいのだろうか?笑ったらよいのだろうか?
なにはともあれボクはキワモノ枠に分類した方のいうことは仮に正しいことを言っていたとしても鵜呑みにはしないし,議論の一部分だけを切り出して「すごい!」「キワモノさん、天才!」とかいった恥ずかしい脊髄反射はしないように今後も注意していきたいと思いますのでよろしくお願いいたしますね.
それではまた会おう,さらばだ諸賢!
《アイキャッチは温水洗浄便座のイラスト./本稿はお題「最近気になったニュース」によせて書きました.》
参考:
朝まで生テレビ!|テレビ朝日を実際に観ていた方が議論の前後関係を説明されている.話題のツイートは《ストローマン論法》と《ウォシュレット論法》のコンボだけれど,それに惑わされたくないメンは一読したほうがよいかと思う.
批難がゴーゴーゴーした《ご飯論法》の大元となった記事である.
ボクは最近,「バーナード嬢曰く。」を読んでいるのだけれど,その中から本稿にそこはかとなくちょうどよい一コマを選んで紹介すると上記の一コマになる.