読者諸賢、ごきげんよう。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
ラーメンを愛し健康を愛し、ラーメン評論家には「おまえ大丈夫か?」と冷水を浴びせ、何より平和を愛するボクはラーメンと睡運瞑菜350g、ラーメン官僚と核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキという何だかよく分からんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。
170日超えてラーメン断食を現在進行形で続けるボクは読者諸賢に指摘されるまでもない底抜けの阿呆、つまりはプロのラーメン断食家だ。
「食欲の秋に是非1杯!ラーメン官僚が選ぶ、絶品辛ラーメン&ニューラーメン10傑」を一応読んだ。
先日、またしてもじゃらんnetのラーメン官僚が紹介するラーメン店のPR記事がはてなブックマークのホットエントリになっていた。このPR記事、ボクにはもはやスパムなのだがスパムという前提で一応読んでみることにした。
季節はもう、秋真っただ中。夏場に減退した食欲が嘘のように回復し、つい、「あれもこれも」と様々な食べ物に手を伸ばしてしまいがちなのが、この時期のお約束だ。
でも、ちょっと待ってほしい。いくら「食欲の秋」とはいえ、人間ひとりが胃袋に収めることができる食べ物の分量には限りがある。食事の回数は、決して無際限ではないのだ。機会が限られてしまうのであれば、可能な限りリスクを避け、確実においしい料理を口にしたいではないか。
というわけで、今回の特集では、貴重な機会を確実にモノにできる絶品ラーメンが味わえる店舗を10軒選りすぐって紹介することとしたい。
引用元: https://www.jalan.net/news/article/200216/
当該記事の冒頭からボクはラーメン官僚の主張には激しく不同意だ。「人間ひとりが胃袋に収めることができる食べ物の分量には限りがある」のはアタリマエであるが「機会が限られてしまうのであれば<略>確実においしい料理を口にしたいではないか。」「というわけで<略>紹介することとしたい。」とはどういう魂胆だろうか。ボクに言わせるとこの主張はラーメン官僚がこれから自分が紹介するラーメンが確実に美味しいと言っているに等しい。ナニ食ってるとそんな傲岸不遜を一切の躊躇なくインターネットに公開できるオモチロオカチイ厚顔無恥な人間性を得ることができるのだろうか、よくわからない。
もうひとつオマケにボクから言わせてもらうなら、確実においしいとかおいしくないとか言う以前に確実にマズいラーメン見つけるほうが難しい。
仮に確実にマズいラーメンをボクにひとつだけ挙げろと言われたらソラノイロのビーガンベジソバを挙げることに一切の躊躇はないが、ラーメンに限らず色々とマズいソラノイロについて語ることは本稿の主旨を著しく逸脱する。だからボクは本稿においてソラノイロやビーガンベジソバについて語ることを以降一切差し控える。
先に断って起きたいのだが、ボクはラーメン官僚の紹介するラーメンを食いたいとはミジンコの陰茎ほども思わない。
通称「ラーメン官僚」。ラーメン食べ歩き歴20年以上、実食杯数は11,000杯以上に及ぶ。直近の数年間は、毎年700杯~800杯のラーメンをコンスタントに実食。2016年現在、日本でラーメンシーンの「今」を最もよく知る人物。
引用元: https://www.jalan.net/news/article/200216/
そもそもラーメン官僚のプロフィールを読んでいてボクは「おまえ大丈夫か?」と思うことはあっても「すごい!こんなラーメン官僚が紹介するラーメンなら確実においしいに違いない」とは思わない。「毎年700杯~800杯のラーメンをコンスタントに実食」とか言われても時間とマネーがありあまってるんだねと思うことはあっても、そこに何の意味があるのかボクには分からない。時間とマネーが余っていることの自慢なのだろうか。だとしたらボクは他人の自慢話に興味はない。
なにより、そろそろ2017年も後半戦に入って久しいにもかかわらずいつまでも「2016年」が「現在」であるのもとても「今」を知ってそうである。そんな「今」をよく知るラーメン官僚に教えてもらう確実においしい料理とは一体どんなオモチロオカチイ料理なのであろうか。
「食欲の秋に是非1杯!ラーメン官僚が選ぶ、絶品辛ラーメン&ニューラーメン10傑」の記事の質がマズい。
閑話休題。そういったわけで冒頭からツッコミどころしかなかったラーメン官僚はその質がいろいろとマズいわけであるが、目に見えて質が悪かったところを指摘だけしておきたいと思う。
- ラーメンとは言い難いものが混ざっている。
- 辛い料理はマズい料理を見つける方が難しい。
- 中板橋は埼玉県ではない。
まず(1)であるが、辛ラーメンとして紹介している担々麺や刀削麺、麻婆麺をラーメンとして十把一絡げにくくるのは一体何のオモチロオカチイギャグだのだろうか。しかも食欲の秋になぜわざわざ狙いすまして辛いラーメンをオススメしてくるのかもボクにはよくわからない。
ボクの感性でいうならば秋以降に恋しくなるのは背脂こってりラーメンである(仮に諸賢に異論があろうともボクはその一切を却下する)。辛いことを売りにするラーメンと言えば代表格はなんといっても蒙古タンメン中本の一択である。しかしボクはタンメンとラーメンも区別して考えることにしている。辛ラーメンとして推すことのできるラーメンというのはないことはない。しかしボクだったら少なくとも担々麺や刀削麺、麻婆麺に逃げたりはしないということだけは断っておきたい。
年間に700杯もラーメン食って何がラーメンで何がラーメンでないかの区別も明確にできないのであれば、それはラーメンに食われた人間であり年間700杯を700敗と改めるべきである。
次に(2)であるが、ボクは辛い料理でマズい料理をあげる方が難しいと思っている。唐辛子の無類なる辛味によって味覚が麻痺するからである。つまりボクから言わせれば辛い料理を紹介すること自体が真面目に美味しい料理を紹介しようというところから逃げているということである。
そしてそんな辛い麺料理の代表格たるお店こそ蒙古タンメン中本であり、蒙古タンメン中本の辛さたるや無類である。確実に辛いことをボクは保証したい。美味しいとか美味しくないとかいう以前にその辛さにムセると言っても過言ではない。蒙古タンメン中本初心者は決して北極ラーメンやそしてあまりムリをして食うとお腹を壊す方もいるだろう。だからボクは誰彼かまわず蒙古タンメン中本をオススメすることはできない。
確実においしい料理を紹介すると豪語しつつ辛い料理を紹介するなどというのはボクからすればおいしい料理を知らないと言っているに等しい。ラーメン官僚の高度な自虐ギャグだと言うのならボクは少なくともミジンコの陰茎ほども面白くないからやめてもらいたい。
そして(3)はボクがこの記事を書いている時点(2017年10月11日)で下記の誤記が直っていないことだ。
9.【埼玉・中板橋】修業元譲りのバランスの良さがキラリ!『まつおぶし』の「つけめん」
引用元: https://www.jalan.net/news/article/200216/
ラーメン官僚の記事はじゃらんnetにラーメン官僚が寄稿しているのだと思っている。タダで寄稿しているのか、はたまたマネーがじゃらんnetからラーメン官僚に支払われているのかについてはボクは知らない。いずれにせよ、じゃらんnetには校正の担当者がいないのだろうか。
ラーメン官僚が「おまえ大丈夫か?」な内容の文面を書いていることについては容認しているせよ、中板橋を埼玉県に編入させてしまうというようなツタないミスはせめて査読して修正した上でインターネットの下に投下すべきではなかったか。
ボクからすればラーメン官僚の書くラーメン記事は質が低い。誤記もなかなか修正されないのもマズい。そして何よりこういうマズい記事にとりあげられて喜んでいるラーメン店に関してはどういうオモチロオカチイ御都合主義が裏にあろうかと訝しがってしまう。
今回、ボクからはこのようなところである。ではまた会おう。さらばだ、諸賢!
(アイキャッチは天下りのイラスト。ラーメン官僚は「官僚」と名乗っているが、本当に官僚なのかはたまたただの公務員なのか、それともただのヒ魔神なのかよく分からない。仮に公務員なのだとすれば、随分と堂々とした副業もあったものだなとボクは感心してしまう。とりあえず血色の悪いラーメン官僚の顔色を見ている限り本当に年間700食ラーメン食ってそうではある。しかし年間700食ラーメン食うなどという可愛げのない阿呆をして何がしたいのか今ひとつボクには判然としない。)