読者諸賢、ごきげんよう。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。
ラーメンを愛し健康を愛し何より平和を愛するボクは、有権者の責務としてナニか選挙があれば欠かさず投票に行き、ラーメンと睡運瞑菜350g、核廃絶と衆議院選挙2017をアウフヘーベンする途中のエラーでキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないという何だかよくわからないラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとして異世界転生していた。希望の党の御都合主義は意味分からない。
まとも界において国難突破解散とかモリカケうやむや解散とか言われていた衆議院が解散し、先日10月10日第48回衆議院議員総選挙(以降衆議院選挙2017と表記する)が公示された。一週間後の10月22日が投票日だ。
そして、選挙活動もいよいよ佳境だ。東で安倍晋三さんが「この国を、守り抜く。」とイキり立てば、西で枝野幸男さんが「まっとうな政治」で受けて立ち、南で小池百合子さんが12のゼロで「日本をリセットする。」とイキれば、キタチョーでロケットマンがせせら笑っているかどうかはボクは知らん。しかし、北でボクは衆議院選挙に投票しに行くのが阿呆らしくなりかけている。
しかしそうはイカンザキ。こう見えても170日超えて現在進行形でラーメン断食を続けるボクはプロのラーメン断食家、つまりは底抜けの阿呆である。衆議院選挙2017が阿呆らしいというのなら、選挙にいかない阿呆がいますか。いや選挙に行かない阿呆がいるはずがない。
衆議院議員総選挙の投票先を政党のサイトを見て決めることにした。
選挙に行くためにはボクの選挙区の立候補者の中からボクの清き一票を投じる人間を選ばねばならぬ。ボクはボクの清き一票を投じる先を自由民主党、立憲民進党、そして希望の党、それぞれのサイトを見て回って決めることにした。
自由民主党のサイトをまずみてみることにした。
まず自由民主党であるが、PCで特設サイトなるものを開くとまず気になったのは左のバーだ。マウススクロールするとものすごい勢いで文字が一周する。あまりに速いので最初に表示されていたのがなんだったのか分からない。マウスオーバーをはずしてみると何やら同じ言葉が表示されているような気がしないこともない。もう一度マウスオーバーしてみるとどうやら表示されている言葉は同じ言葉「選挙公約2017」であったようだ。このマウスオーバーのアニメーションは一体何のためにあるのだろうか、よくわからない。
自由民主党の「選挙公約2017」のページへ遷移し、ページをスクロールしていくと、なにやら次から次へと画像がにょきにょきと下から這い出してくる。
...なんというオモチロイ動きなのでしょう。ボクは目的を見失ってしまいそうになった。
気を取り直してそれぞれの政策の具体的な内容をみてみようと各政策の画像にマウスオーバーすると、今度は画像がズイッとズームインされてくる。一見しても百見しても意味があるとは思えないこのマウスオーバーアニメーションに一体なんの意味があるのだろうか、よくわからない。
自由民主党のサイトはページ内をみようとすればするほど何だかよく分からんアニメーションがグリグリ動く。無駄なアニメーションが多すぎてボクの脳みそにはアニメーションのことしか残らないと言っても過言ではない。自由民主党が意図してこのオモチロオカチイサイト制作をしているのだとしたら大変高度な選挙戦術だと言わざるを得ない。
自由民主党のサイトをみているとボクは自分がやっていることが阿呆なことをしている気がしてきてしまう。だからボクは潔く自由民主党のサイトを真面目にみることを諦めることにした。ボクは潔さには一家言あると言っても過言ではない。
参考:2017年 衆院選特設サイト|「この国を、守り抜く。」自由民主党
次に立憲民主党のサイトを見てみることにした。
次に立憲民主党のサイトを見てみることにした。立憲民主党のサイトは「まっとうな政治。」と言うだけあるのかないのかよくわからないが、サイトの作りは自由民主党よりまっとうだ。やたらめったらうにょうにょグリグリ動かない。しかし、ページをスクロールするとページ下部に表示される候補者の一覧だけが自動で左から右へなのか右から左へなのか自動でうにょうにょとスクロールされていた。なにやらよく分からないアニメーションはどうしてもいれたいものらしい。
自由民主党と比較するとかなり立憲民主党のサイトはまっとうだ。オモチロオカチイ要素が少ない。ボクは満足し、潔く立憲民主党のサイトをそれ以上みるのを諦めた。
最後に希望の党のサイトをみてみることにした。
そして最後にみてみたのが希望の党である。
実はボクはT都民であるので、すでに小池百合子さんによるオモチロオカチイ都政に辟易している。
小池百合子さんの都政はワンダーランドである。豊洲移転問題は築地市場を豊洲に移して築地を食のワンダーランドにするという何だかよく分からんことになった。痛勤満員電車をゼロにするという話は時差Bizキャンペーンとかいう何だかよく分からんことを期間限定で行っていたようだが、ほとんどの都民には関係なく、痛勤満員電車ゼロの希望はゼロである。受動喫煙防止についても話がまとまる様子ゼロ。東京オリンピック開催時に東京ビッグサイトが使えないために商談をする場所がなくて困っているという話もなぜかコミケの開催場所は守るといった何だかよく分からん方向に向かっている。
小池百合子さんのシンパ曰く小池百合子さんが都政のしがらみ(都議会の顔ぶれを小池百合子さんのシンパで一新した)をなくしたと評しているようであるが、ボクからみると都政のしがらみがなくなったというより小池百合子さんによる新しいしがらみ、つまりはワンダーランドが生まれただけのようにしかみえない。
小池百合子さんが都知事に就任して以降、T都がよくなったところが何かひとつでもあるのだろうか、ボクにはナニも思いつくところがナニもない。いいことゼロである。都民はどうやら「小池にハマってさあ大変」したくて仕方のないマゾであるようだが、ボクはマゾではない。
さてそんなボクが希望の党のサイトを開くのは勇気が必要だった。サイトを開くとまず小池百合子さんの動画が表示されるからだ。とりあえずそれを再生してしてしまうと即閉じしてしまいそうだったので、希望の党の政策をみてみることにした。希望の党のページは一切のアニメーションがない。とてもよい。しかし政策のページはなぜかPDFだった。
希望の党の公約はどうやら9つあるようなのだが、ボクの関心が向いてしまったのは9つの公約ではなくPDF資料の終盤にある「希望への道」しるべと題された以下の12のゼロであった。
(1) 原発ゼロ (2) 隠ぺいゼロ (3) 企業団体献金ゼロ (4) 待機児童ゼロ (5) 受動喫煙ゼロ (6) 満員電車ゼロ (7) ペット殺処分ゼロ (8) フードロスゼロ (9) ブラック企業ゼロ (10) 花粉症ゼロ (11) 移動困難者ゼロ (12) 電柱ゼロ。
これら12のゼロ、書き並べてみると底抜けの阿呆感が漂ってくるから不思議である。ところで、この12のゼロのうち日本の国民の課題と合致しているものがあるのだろうか。
確かにこれら12のゼロはできるにこしたことはないというのはボクも賛同する。しかし問題の粒度がマチマチであることは否めないだろう。希望の党が優先度高く問題を解決していくつもりのあるものがどれなのかが分からない。
ちなみに問題の粒度マチマチな12のゼロであるが、どのゼロも希望の党が実現してくれる予感がボクにはミジンコの陰茎ほどもイメージできない。というのも少なくとも (5) (6) については現状の小池都政においてすら解決の見込みがあるように見えないからである。
ちなみにそのように実現できるかよく分からんものでもテキトーに〇〇ゼロといったことを並べるのが正義という話なのであれば、テキトーにボクが追加してもらいたかったのは「意識高いラーメンゼロ」「ラヲタゼロ」である。少なからずボクにとってはこの2つが実現されるとかなり人生に希望がわいてくるのだが、残念ながら希望の党の「希望への道」しるべにボクの希望する2つのゼロはみつけることができなかった。
参考:希望の党
衆議院議員総選挙の投票先を政党のサイトを見て決めるのはできなかった。
こうしてボクは3つの勢力(自由民主党、立憲民主党、希望の党)が争う構図と言われているそれぞれの主力の党の政策をそれぞれのサイトをみることで確認をしていってみたわけであるが、サイトをみていると阿呆らしくなってしまったり、まじめに読んでいるともしゃもしゃしてきたりしてしまう結果となった。
ちなみにサイトの見た目がまっとうかだけみて投票先を決めるならば、消去法で投票先は立憲民主党になるようにボクには思えた。
サイトがオモチロオカチイかどうかで投票先を決めるなら自由民主党でキマリだろう。
しがらみ政治をリセットし、テキトーに〇〇ゼロを掲げられるかどうかを競うならば希望の党ということになりそうだ(ただし希望の党が政権を取ったならば、既存のしがらみがなくなった後に漏れ無くワンダーランドが建国されるであろう。その覚悟がない者は希望の党には票を投じてはならない)。
テキトーに〇〇ゼロを掲げるのが正義なら「ラーメンをリセットする。」「意識高いラーメンゼロ。」「ラヲタゼロ。」を掲げる政党がほしかったが、そういう政党は残念ながらゼロだった...
(アイキャッチは選挙ポスターを見る人達のイラスト。ボクは10月22日には予定がある。だから投票は期日前に行うつもりだ。会社の帰り道に投票しに行くつもりでいるのだが、それまでに投票先を決めねばならぬ。時間が余り残されていない...。本稿はお題「最近気になったニュース」によせて書きました。)