#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

予習らーめん【番外編】ラーメンラリーinラー博もかなり無理ゲー。

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 ラーメンラリーというおっさんホイホイアイテムをわたしは集めている(集めているというのも若干の語弊があるので、別途折を見てそのあたりは書きたい)。色々と個人的に販売方法云々で改善してもらいたいところの山積するところではあるラーメンラリーではあるが今回はそこはグッと堪えて新たに打たれることになるラーメンラリーのキャンペーンについての予習らーめんをしようと思う。

 そのキャンペーンとはラーメンラリーが横浜にあるラーメン博物館とタイアップして、ラーメン博物館に出店している各店舗でビックリマンシールのデザインを手掛けるグリーンハウスデザインのシールを販売するというもの。以下が公式のページ。

www.raumen.co.jp

ラーメンラリー in ラー博概要の予習。

 概要は上記キャンペーン解説ページから引用させていただくと以下のような内容らしい。

2017年1月10日(火・予定)より、新横浜ラーメン博物館とラーメンラリーのコラボレーション企画「ラーメンラリー in ラー博」を 実施致します。
 
このコラボレーション企画は「ビックリマンシール」のデザイナーである「グリーンハウス」様が 全店舗のイラストを監修し、構想から約1年半かけて実現した世界初のコラボレーション企画です。
 
通常の「ラーメンラリー」とは異なり、ミニラーメン+ノーマルシールがセットになったラーメン(650円/税込)を販売いたします。 (※はみがきラムネ付きではございません)
 
また、同時開催としてスタンプラリーを実施し、スタンプが8個揃うと、お好きな店舗の特製キラシールと交換できます。 期間中、スタンプ倍などのイベントも開催する予定です。 なお、ノーマルシールは各店10,000枚限定、特製キラシールは各店500枚の限定を予定しております。
 
シールが無くなり次第、随時終了となりますのでご了承くださいませ。
引用:http://www.raumen.co.jp/ramenrally.html

 
 ここで気になるのがどのくらいまでこのキャンペーンが続くものなのかということだ。シールが無くなり次第終了だそうなので。

 それを考えるためにはラーメン博物館の年間入場者数が知りたいところなのだが会社概要 - 新横浜ラーメン博物館をみる限りそういった情報へのリンクはない。Google検索でフードテーマパーク産業の生成と発展における新横浜ラーメン博物館の役割というドキュメントを見つけたが、これによるとラーメン博物館はコンスタントに年間120-150万人以上の来場者数を記録しているようだ*1。しかしこのドキュメントの数字の根拠となる参考資料となっているリンク先に行ってみたがそれらしきデータを見つけることはできなかった。ちなみにもう少し探してみると開館20周年を迎え欧州進出を発表 - 最新情報 - 新横浜ラーメン博物館という2014年の記事を見つけた。これによると「1日来場者最高記録:10,185人(2000年5月5日)」だそうだ。こういうのは最高記録を出すなら最低記録、そして平均、中央値もだしてもらいたいところなのだが。

 ただこれでおおよそどのくらいまでこのラーメンラリー in ラー博がもつものなのかはおおよその見当はつけられるといえばつけられそうだ。来場者がミニラーメンを二杯食べるのが一般的で、せっかくだからとラーメンラリーシールつきのものを皆が買い求めるとしたら、最速だと1-2週間程度でノーマルシールがなくなるお店がでてくるのではないか?というところではないだろうか(月間10万人の来場者だとしてもコンスタントに3,000人/日の来場者があるということになるからだ。ホントかよ、、、)。逆に何ヶ月もこのキャンペーンが続くようなら来場者数に対してこのキャンペーンがいかに人気がなかったかということになるだろう。人気がそれなりに出る前提で言えば、なんでまたこんなに提供数を少なくキャンペーンを打つのか(参加店舗が8店舗の前提で言うとノーマルシールがトータル80,000枚に対してキラシールはトータル4,000枚しかない)。どういう計算をするとこの枚数に落ち着くのかさっぱりわたしにはわからないのだが、わたしには転売ヤーを喜ばせたくてやっているとしか思えない内容だ。もうすこし考えてキャンペーンを打ってもらいたいというのはラーメンラリーに関して言うとここ最近ずっと思っていることなのだが、この予習らーめんエントリの本題ではないので今回は差し置きたい。

 ちなみによくわからないのが、シール付きミニラーメンを購入することセットでスタンプラリーにスタンプを押してもらうのではないのか?という点。シール付きミニラーメンの方は品切れになってもミニラーメンを食べればスタンプは押してもらえるということなのか? でなければ、キラシールを交換できる条件であるスタンプを8個を集めるということがそもそもできないケースがあるように思うのだが(参加店舗数も後述するが明確ではない。おそらく8店舗だと思われるが)。日によってスタンプ倍増というのがどうやらあるようだが、それはシール付きミニラーメン品切れ店舗がでてきたときのための対応のためにあるってことだろうか*2?記載の内容からでは全くわからない。下記のページを読むとさらに混乱する。

ramenrally.blogspot.jp

③シール付きミニラーメンをご購入されると、スタンプカードにスタンプがもらえます。8ポイントそろいましたら入り口スタッフにカードを渡してお好きなキラシールと交換してもらってください!
引用:http://ramenrally.blogspot.jp/2016/12/in.html

 上記ページより当該箇所を引用させてもらった。これを読む限り、シール付きミニラーメンを購入するとスタンプカードにスタンプがもらえるということになる。特定の店舗でシール付きミニラーメンが売り切れた場合、スタンプカードにスタンプはもらえないというように読める。それともシールが売り切れた場合でも対象店舗でミニラーメンを食べればスタンプはもらえるということなのか?全然よく分からない。

参加店:
札幌「すみれ」、山形・赤湯「龍上海本店」、二代目げんこつ屋、熊本「こむらさき」、博多「元祖 名島亭」、沖縄「琉球新麺 通堂」支那そばや、ドイツ・フランクフルト「無垢ツヴァイテ」and 新店舗!?
引用:http://ramenrally.blogspot.jp/2016/12/in.html

 さらに同ページによると参加店は8店舗*3+新店舗?。つまりスタンプラリーで8つスタンプを集めてキラシールと交換というのは全店舗を巡らなくても可能ということか?参加店舗数の合計が8ではないのであれば、特定の店舗でのシール付きミニラーメンの売り切れがかならずしもスタンプラリーの終了には繋がらないが、このあたり説明が足りないので、ラーメン博物館側なのかラーメンラリーの運営であるネギオコーポレーションなのかわからないがキチンとした説明をまとめるようにしてもらいたい。

 一方で直近の公式のTwitterで全店舗と言っているツイートは8店舗のように見える。もし8店舗から増える予定があるなら、 and more (coming soon). とか記載するべきでは?

 
 とりあえず現時点でわたしが気になっていることは以上なので、ここいらへんで今回は一旦締めようと思う。不明点をまとめておくと大項目では以下の3点だ。

  • 各シール(ノーマルシールおよびキラシール)の残数はどう分かるのか不明。
  • スタンプラリーのスタンプ押下条件がよくわからない。
    シール付きミニラーメンが売り切れていてもミニラーメンを食べたらスタンプラリーのスタンプが教えてもらえるのかどうか、など。
    どういう購買傾向を販売側が想定しているのかが分からないが、ヘタするとあっという間にキラシールは無くなる可能性がある(1日3,000人の入場者に対して参加店舗8という前提でトータル4,000枚のキラシールしかないから)。逆にノーマルシールばかりなくなってしまい、スタンプを押せないケースもありうる(スタンプを押せるルール次第)。
  • 当該キャンペーンの参加店舗数が分からない。
    8店舗? or more?

 一応、わたしはネタとしてこのキャンペーン、「乗るしかないこのビッグウェーブに!」してみるつもりだ。スタンプ倍増*4をうまく使えば、ミニラーメン4杯で一枚はキラシールと交換してもらえそうだからだ*5。また実際に乗ってみないとわからないところが多すぎるということは今回の予習でもよく分かった。とりあえず乗ってみるしかない。

 さて、結構厳しい口調で色々書いてしまったが、わたしも悪気があってしているのではない。兎にも角にも最近、ラーメンラリーの打つキャンペーンは分かりにくいし、射幸心を煽っていてゲスいのだ。そういったことをやめてくれれば、自然わたしの口調も柔らかくなるということに過ぎない。実際、わたしはおっさんホイホイが好きだ。しかし、おっさんゆえにおっさんホイホイ商品にはおっさんが納得のいく正道的ホイホイの仕方をしてもらいたいと思っている。おっさんは子どもよりはお金はあるかもしれないが、だからと言ってお金の使い方にルーズでいい道理などないのだ。お金の使い方ルーズな親がいたとして、どう子どもに示しをつけるのか。おっさんをホイホイする商品を考える人間は少しは考えて商品設計するべきだとわたしは思う。どういったことをわたしが正道的なホイホイと呼ぶかは別途エントリをラーメンラリー2周年おめでとうに寄せたエントリで書かせてもらうつもりだ。ひとことで言うと射幸心を煽るな、ということに尽きる話なのだがこれ以上はここでは語るまい。今回の予習とは話が外れるため、予習はここまでとしたい。

了:6045文字

余談

 個人的に最近のラーメンラリーでひっかかっていることがある。故人をシール商品化することについてだ。個別具体的に言うと故佐野実氏のシールのことだ。このシールの故佐野実氏の肖像権、どう解決されているのだろう。もちろんお店(支那そばや)が販売に関わっているので遺族の方の了承を得て販売しているということなのだろうけども、そういった記載がどこにもないからだ。故人にももちろん肖像権は存在する(憲法13条の人格権に根拠がある人権という認識)。しかし故人その人自身から許諾はとれないのは自明なので、故人の肖像を用いてなんらかの商品をつくる際にはキチンと遺族の了承を得ているという旨をどこかしらかに記載をするべきだとわたしは思っている。少なくとも#ラーメンラリー : NO.100 支那そばやのシールには裏書を含めどこにもそういったくだりは記載されていない。このあたりラーメンラリーに限らずではあるがキチンと権利関係が明確であることを提示するようでありたい。

参考リンク

www.youtube.com
 「遊び方」というのもよく分からない。らーめん食べるのは遊びじゃないと思うんだが。「楽しみ方」の間違いじゃあないのか?

お題「予習らーめん」:末尾に大変失礼なことを言うのだが、ラーメン博物館の出店店舗はどのお店も正直おいしいとはお世辞にも言えない(実際のお店に行ったらどうなのかは分からないがラーメン博物館に出店されているのは結局は出店だからだと思っている)。入場料もとられるし、ラーメン博物館にいくくらいなら個別の好きならーめん店に行ったほうがいいというのが個人的見解だ。わたしがこのキャンペーンに乗ってみようというのはあくまでネタ作りのためだけ。どれだけこのキャンペーンが苦痛だったかという復讐らーめんエントリが書ければよいかな、と思っている。

※アイキャッチは釣られそうになっている魚のイラスト。わたしはタダで釣られてやるつもりはないつもりだ。いらすとやさんの汎用性素晴らしい。いつも感謝。

*1:リピーターの割合がどれだけとかそういった情報はないのでユニークな数字ではないと思っている

*2:ちなみにラーメン博物館は休日はアホのように混むので休日にスタンプ倍増とかいうことはやらないでもらいたい

*3:沖縄「琉球新麺 通堂」支那そばやの間に句読点がないが別のお店としてカウントした

*4:休日でないことを願う

*5:いちミニラーメンが3/5杯らしいので4杯なら実質約2.5杯なので一人でもなんとか一枚キラシールをもらうことができなくはないだろう