本日のおしながき:Homemade Ramen 麦苗の特製醤油らあめん
- ラーメン屋 / Homemade Ramen 麦苗
- 今日の一杯 / 特製醤油らあめん (2016年103杯目)
- 値段: ¥970 (+コロチャー小めしとオラホビール)
- 日付: 2016-08-12
今年の TRY ラーメン新人大賞の呼声も高い大森の麦苗さんに行ってみた。
この店構えからして、好感度が高い。ラーメン屋というよりはカフェといった佇まい。
多くの有名ラーメン店の関係者がこぞって訪れお店のTwitter等で訪問のTweetをしていたり、Instagramで活動が活発なラヲタ諸氏がポストを頻繁にしていることで存在を知った大森の麦苗さん。
同前述の諸氏の感想を読むに今年のTRYラーメン新人大賞にノミネートされるのは堅いという。
お店からの注意事項は守ろう!
それではお盆休みでもあるし、うまくすれば普段よりは空いてるかもしれないと思い、大森まで足を伸ばしてみた。
ちなみに、お盆だから空いてるかもしれないというのはむしろ逆だったようで、開店15分前ですでに30人から並んでいた。甘かった。
さらに、お店のスタッフの方が注意事項を読んでから並んでくださいと声がけをしていたのでそれにしたがって一旦列を外れたのだが、その間に前に入られてしまった。
注意事項は以下のようなものだった。 (行列に並ぶルールとしては、かなり常識的なものであるので、こんなことも守れない連中が多いのか(後述)、とガッカリした。)
- 代表者待ちは不可。全員揃ってから並ぶこと。
- 食券は買わずに並ぶこと。順番が来たら声がけされる。
- 近隣の迷惑になることはしないこと(喫煙、ポイ捨て、ゴミの放置、マンション敷地内への侵入等)
2番目以外は当然のことではあるのだが、、、1と3は普通に破られていた。1はわたしが注意事項読みに行ってる間に横入りされたし二人組で片方が並んで一人がしばらく中座していた。3に関しては少し列から外れはしてたけども、並びながら喫煙しているおっさんがいた。注意事項を読んでから並んでくださいと声がけはされているが、実際には読んでないのではないだろうか。注意事項を守れないような連中は出禁にするとかしてもらいたいな、とは思った(お二人で経営されているお店のようなので、外に目を光らせておくのは難しいことも理解できるのだが、だいぶ行列に並ぶ側に問題があるなあ、と。早めに対処していかないとそれこそ近隣から苦情が多くなりそうな気配を感じた)。
お店の行列客への配慮がとても厚い、すごくよく気のつくお店。
熱中症対策のために行列客への配慮として、麦茶、うちわ、そして遮光の日傘(写真には写っていない)が置いてあった。お店の心遣いが有難い。
一品一品、丹念に丁寧に作られているようなので、とりあえず回転はかなり遅かった。
ただ、お店の方の配慮は行き届いていて、熱中症対策のために、表に麦茶や遮光の日傘、そしてうちわなどが用意されていた。このあたり、お店の方の人柄が出ているのだろう。なかなかここまで配慮されるお店はないので、客は客の側で襟を正すべきだとわたしは改めて思った。
最終的に待ちだけで1時間半くらいだった。音楽を聴きながら新聞や RSS フィードを消化するのも終え、Evernoteで数件のブログの下書きも終え、さらに近くにあるルアーのささったポケストップに群がるポケモンをゲットできる余裕もあるくらいの待ち時間になった。
1時間半ほどの待ち。今回はその労を自分でねぎらいビール頼んだ。
待ちがさすがに長かったので、おじさん、ビール飲むことにした(基本的には昼からビールとかしない質なのだがちょっと待ち時間長すぎた)。
そんな待ち時間が長かったものだから、普段はラーメン食べるときにビールとか飲まないのだが、ビールも頼んでしまった。コエドとオラホがあるとのことだったので、飲んだことのないオラホをチョイス。
フルーティーな飲みやすいタイプのビールだった。キンキンに冷やされていて、とても美味しかった。まだラーメン食べてないのに長い待ち時間のことも忘れられた。五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと。
ちなみにラーメンは、いつもの初訪店での自分ルール、食券機左上のメニューを選ぶメソッドを使って選んだ特製醤油らあめん(厳密にはそれだと醤油らあめんになるので、上位互換の特製醤油らあめんにした)。
あと、ここまできたら、ご飯ものも頼んでしまおうということで、コロチャー小めしも頼んだ。店主の御実家から仕入れている魚類をつかった魚めしも食べてみたかったがわたしの番ではすでになかった。
一品一品真心込めて丹念に作り上げているのを強く感じる一杯だった。
何はなくともスープが絶品。器から盛り付けまで気の行き届いた美しいらあめん。
ビールをちびちびとやりながら待つこと10分ほどだったろうか、ついに特製醤油らあめん降臨。
器から盛り付けまで、まさに言葉どおり丹念に一品一品作りこんでいるのが伺える一杯。見ただけでもすでに満足してしまいそうになるレベル。
余韻にひたっていると麺が伸びるので、まずはいつもの流儀でスープから一口いただいてみる。今まで味わったことのない醤油スープ、これは旨い。行列がすさまじいだけに巣鴨の蔦のようなスープを想像していたのだが、まるで別物。というか、正当な醤油のスープ、ここに極まれりといったお味。こんなお店がわたしの生活圏にあったら毎日通いたくなっただろう。
麺もいい茹で加減のプチプチ食感の美味しい麺。スープとの相性もバッチリ。素晴らしく旨い。文句のつけようがない。
具材とお米に対する説明書きが各席に設置されているので、トッピング類はそれらを読みながらひとつひとつ味わって食べた。一品一品どれも素晴らしいが、特筆して素晴らしいと思ったのは、チャーシューとワンタンとメンマ。
チャーシューは国産豚肉使用で、肩ロースには真空低温調理を施し旨味を閉じ込める工夫、バラ肉も肉らしさを味わえる弾力を残しているとのこと。
海老肉ワンタン。店主の御実家の魚屋さんから仕入れた天然海老を使用、皮は自家製。海老はプチプチしているし、皮はモチモチ、最後の方までとっておいて食べたのだが、ホント絶品。
そしてメンマ。個人的にメンマがアンマッチだとラーメンは全てが台無しだと思っている口であるのだが、もちろん、こちらのメンマはきちんと調和が取れていた。乾燥メンマの状態で仕入れて3日間かけて戻してから味付けしているとのこと。説明書き通りコリコリ食感があって素晴らしい。
この素晴らしいラーメンとコロチャー小めしをおかずにして食べるともはや至福。前述で行列にならんでいるときにマナーのない他の客にフラストレーションを感じまくっていたが全てが吹き飛んだ。まさにピークエンドの法則。
終わり良ければ全て良し。
本当に美味しかった。暑い日に熱いラーメンはちょっときついわたしなので、また寒い季節になったら来てみたいと思う。
ご馳走様でした!
(Evernoteの下書きからのトータルで所要時間30分強:お題「マイブーム」)
店舗情報( 2016-08-16 現在)
項目 | 詳細 |
---|---|
店名 | HomemadeRamen麦苗 |
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
住所 | 東京都品川区南大井6-11-10 |
交通手段 | JR京浜東北線・大森駅北口から徒歩5分京急本線・大森海岸駅から徒歩7分大森海岸駅から417m |
営業時間 | [月~水・金・土]11:30~14:30(L.O.)18:00~20:00(売切れ次第終了) [日]11:30~16:00(売切れ次第終了) ランチ営業、日曜営業 |
定休日 | 木曜 |
カード | 不可 |
席数 | 9席(カウンター9席) |
個室 | 無 |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | 無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり |
ホームページ | 公式Twitter 公式Facebookページ |
オープン日 | 2016年4月23日 |
備考 | 並ぶ際の注意事項: 代表者待ちは不可、メンバー全員揃った上で並ぶこと。 近隣にご迷惑のかかるような行為はやめること。(割り込み、ポイ捨て、喫煙、隣マンション敷地内への進入、etc) お子様連れは歓迎。だが店内にベビーカーを置くスペースはない。 |
看板メニュー | 醤油らあめん |
ラーメンラリー有無 | 無 |