読者諸賢、ごきげんよう。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。ラーメンを愛し健康を愛し、何よりも平和を愛するボクはラーメンと健康第一、そして平和成就の悪魔合体の途中のエラーで何だか分からないラーメンハンガーストライキというラーメン断食の人造人間、ホムンクルスに転生されていた。早くまとも人間になりたい。
ラーメン俗世のT都新宿区では例年9月の末から一ヶ月超の長きに渡って大つけ麺博というつけ麺と謳っておきながら何故かつけ麺とラーメンの食べ比べを目的に麺好きの集客を募る何だかよく分からないイベントが開催されるという。今年、2017年は2017年9月28日(木)~11月1日(水)の35日間、場所は例年と同じく新宿区立大久保公園で開催されるとのことらしい。
参考:大つけ麺博 - Wikipedia
※当該イベントの概要を知るには公式のホームページ読むよりもWikipediaの方が何故か参考になる。不思議だ。
このイベント何がすごいかというと開催のだいぶ前から何が何でも集客したいのか公式のツイッター等でのアッピールがすごいのである。ちなみにそうせざるを得ないであろうとボクが思うのは、ひとつに例年色々と趣向を変えているからというのがあると思っている。初めての参加者にはそんなイベントの仕組みを事前に周知するのはありがたくてアタリマエであるが、以前と勝手が違うのでは事前周知がなくてはリピーターですらツラーメンであるからだ。
(ちなみに趣向をコロコロ変えざるを得なくなっているのは毎年色々とトラブルが発生していて、そのトラブルに対応するためにレギュレーションを変えているからとボクは解釈している(例えば野外のイベントなのでレアチャーシューのようなものは出せなくなっていたはずだ)。トラブルに対応することはいいことだと思うが、そんなトラブルが発生するのが分かっているイベントをどうしてもやりたい理由についてはボクにはよく分からない。)
ちなみにボクは諸事情により160日ちかく現在進行形でラーメン断食を続ける阿呆、プロのラーメン断食家である。だから当初、このイベントはスルーするつもりでいた。しかしタマタマ先日、当該イベントには「麺好きは黙って行くべき」と居丈高に上から目線でのたまう記事を見つけてしまったため、本当に「麺好きは黙って行くべき」なのか考察してみようと思ったというわけである(参照*1:外部リンク)。果たして本当に麺好きなら黙って当該イベントに行くべきなのだろうか。
(一応、ボクは麺好きに関して言えば一家言あるといっても過言ではない。ラーメン断食しているからと言って麺が嫌いになったと思われるのは心外なのである。)
大つけ麺博2018に麺好きは黙って行くべきなのかを考察してみた。
大つけ麺博2018に黙っていくべきか「出店するラーメン店」から考察してみた。
まず出店するラーメン店のリストから考察する。
<第1陣>9月28日(木)~10月4日(水)
・つけ麺:中華そば ムタヒロ、六厘舎、つけめん らーめん 活龍」、福たけ
・ラーメン:肉玉そば おとど、麺や 七彩、尾道ラーメン 喰海、彩色ラーメンきんせい、横浜家系ラーメン大津家
<第2陣>10月5日(木)~10月11日(水)
・つけ麺:麺匠 たか松、手打 焔、BASSOドリルマン、田代こうじ最強軍団
・ラーメン:魂麺、麺屋 音、らぁめん めんきち、本家第一旭、志奈そば田なか
<第3陣>10月12日(木)~10月18日(水)
・つけ麺:中華そば 依々恋々、くり山、麺堂 稲葉
・ラーメン:鯛塩そば 灯花、麺屋 あがら、MENSHO TOKYO、若武者、中華そば ぬんぽこ、らーめん くろく
<第4陣>10月19日(木)~10月25日(水)
・つけ麺:らーめん こてつ、新旬屋 麺、頑者
・ラーメン:金澤濃厚中華そば 神仙、濃厚鳥パイタン 麺や 鳥の鶏次、中華そば 葵、鬼そば藤谷、せたが屋
・まぜ麺:まぜそば専門 闘牛脂
<第5陣>10月26日(木)~11月1日(水)
・つけ麺:竹本商店☆つけ麺開拓舎、特級鶏蕎麦 龍介、つけ麺道 癒庵、中華蕎麦 とみ田
・ラーメン:麺屋 翔、眞久中、麺屋 つくし、らーめん工房 ふくや、長岡生姜醤油 我武者羅
引用元: https://travel.mdpr.jp/travel/detail/1713998
45店舗とあまりにも出店店舗が多いのと、公式サイトが文字起こしにはツラーメンであったので、すでにまとめられていた女子旅プレスというサイトから引用させていただいた。大つけ麺博の公式サイトがテキストで書いたほうがいいことまで画像ファイルにしたり視認性が悪くなければボクも他のサイトから出店リストを引用する必要はなかったわけなのだが、大つけ麺博の公式サイトがテキストで書いたほうがいいことまで全部画像にしているのが何のゲームなのかはボクにはよく分からない。とても不思議だ。
そもそものそもそもなのであるが、ボクがこのお店の中でどうしても食ってみたいと思うお店は「中華蕎麦 とみ田」しかない。先日、セブンイレブンで当該ラーメン店監修のチルド麺を食って実店舗でも食ってみたいと思っていたからだ。しかし、行列店で有名な当該実店舗に行列に並ぶことが嫌いなボクがわざわざ狙いすまして行列に並びに行くのは阿呆であろうと実店舗に行くのは潔く諦めたという経緯がある(関連記事:参照*2)。
ボクがもしこのイベントに行きたいモチベーションが高まるとしたら「中華蕎麦 とみ田」のつけ麺を食ってみたいということであるが「麺好きは黙って行くべき」というレベルかと言われたら、そこまでのレベルとは思えない。「麺好きは黙って行くべき」は大げさなのではなかろうか。
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大つけ麺博2018に黙っていくべきか「イベントの目玉情報」から考察してみた。
次に当該大つけ麺博のツイッターでやたら強調されているイベントの目玉情報から「麺好きは黙って行くべき」であるかを考察してみたい。
大つけ麺博 大感謝祭の公式サイトはhttps://t.co/HjdbvRKXuw
— 大つけ麺博公式 (@daitsukemenhaku) 2017年9月13日
写真のラーメンが全て500円です!よくあるイメージじゃないのです!!
#大つけ麺博 #大感謝祭 #歌舞伎町 #ramen #つけ麺 #新宿 #ラーメン
当該大つけ麺博の公式ツイッターとされているアカウントのツイートをみているとしきりに訴えているのは「お気に入りの1杯に出会うためのお祭り」「だから食べ比べサイズでワンコイン」の2点のようである。
そもそもボクは前述したとおり、もし仮に大つけ麺博に行くとしても、食べたい1杯が決まっているので食べ比べをするつもりがない。その食べたい1杯を思う存分食べたいから食べ比べサイズだとむしろ足りない(2杯食えばいいのかもしれないが、それだと何のゲームなのかよく分からない)。お気に入りの1杯はボクの場合、このイベントに行くまでもなくすでに出会っているので敢えて狙いすまして新しい出会いを求める必要もない。ボクは浮気症ではないのだ。
つまりボクという麺好きが黙って行くべき理由はさっぱり見当たらない。ボクのニーズはこのお祭りと一ミリもマッチしていないのである。しかし、どうしても食べ比べして自分のお気に入りの1杯を見つけたい麺好きの読者諸賢を否定したりはしない。このニーズに合うと思う麺好き諸氏は黙って行ったらいいと思う。
蛇足であるが、大つけ麺博が食べ比べサイズにした理由は食べ比べさせたいからという理由もあるのであろうが、ボクはフードロスの問題もあるのではないかと思っている。昨今、インスタバエをアッピールしたいだけという動機からラーメンを食うという可愛げのない阿呆をする人びとが食いきれもしないのにラーメン二郎でいきなりラーメンをアブラマシマシニンニクカラメを唱えるという暴挙をしては食いきれずにほぼほぼ全部残すということをしたりして問題になっていたりしている。そのあたりの配慮もあるのではないかとボクは思わなくもないということである(関連記事:参照*3)。
(これはあくまでボクの憶測に過ぎない。しかし、この手のイベントに行くとほとんどラーメン食わずに捨ててく人たちがいるのは実際ボクが目にしたことのある事実である。そういう可愛げのない阿呆をする人びとを見ると一体そういう人たちにとってのラーメンとは何なのだろうかとボクはもしゃもしゃして気分が悪くなってしまう。)
もうひとつ当該大つけ麺博のツイッターアカウントがアッピールしているのが下記の専用のアプリだ。
「大つけ麺博」をよりお楽しみ頂く為に、「大つけ麺博」公式アプリを開発しました。 このアプリには①食べた杯数に応じて貯まる「麺マイレージシステム」②食べ比べを履歴で残す「各陣制覇システム」③出店店舗の本店を巡る「本店制覇システム」があり、お得なクーポンやプレゼントがもらえたりします pic.twitter.com/QUXSzBdCN6
— 大つけ麺博公式 (@daitsukemenhaku) 2017年9月13日
アプリ説明の続き
— 大つけ麺博公式 (@daitsukemenhaku) 2017年9月13日
① 麺マイレージシステム 1杯=100gと設定し食べた杯数に応じた「麺マイレージ」が貯まりその麺マイルのランキングが表示されます。ランキング上位者には、「中華蕎麦とみ田」のスープを炊いている現場を富田治店主の解説のもとに見学出来るツアーにご招待 …続く
アプリ説明の続き②
— 大つけ麺博公式 (@daitsukemenhaku) 2017年9月13日
各陣制覇 システム 各陣ごとに食べた店舗を記録します。各陣で9店全て完食すると次陣の一杯が無料になる「クーポン」をプレゼント。また、全5陣(45店舗)全て食べ比べた猛者には、オリジナル「全店制覇Tシャツ」をプレゼントします。…続く pic.twitter.com/VsCxz4bjE6
アプリ説明の続き③
— 大つけ麺博公式 (@daitsukemenhaku) 2017年9月13日
③ 本店制覇システム お気に入りの1杯に出会ったら実際に本店へ行ってみよう!という趣旨が発展した施策です。「大つけ麺博 大感謝祭」出店45店舗の本店全てにチェックインして完食すると、激レアオリジナルジャンパー「つけジャン」をプレゼントします!BOSSジャン的な pic.twitter.com/BSRNPXLxa5
このアプリもボクには無用の長物である。だからボクはこのアプリは絶対にインストールしない。理由は前述と重複するので省略する。ボクは全店舗を制覇したいとか微塵も思わないし、全店舗制覇した上で実際の店舗も制覇するような阿呆をしたいともミジンコの陰茎ほどもない。それに挑戦するという可愛げのない阿呆に挑戦しようという読者諸賢を止める気も否定する気もさらさらないが、このような何だかよく分からないアプリはインストールする前にプライバシーポリシーくらいは熟読することだけは注意喚起しておきたい。
(この記事をボクが書いた時点ではまだアプリはリリースされておらずリンクがないのでプライバシーポリシーを読もうにも読めなかった。)
とりあえず以上のことより、大つけ麺博2018は少なくともボクのニーズにはミジンコの陰茎ほどもかすりもしないイベントであるので「麺好きは黙って行くべき」とは言えないイベントであるかなとボクは思っている。しかし、大つけ麺博公式ツイッターの言うとおり「お気に入りの1杯に出会うためのお祭り」「だから食べ比べサイズでワンコイン」という当該イベントの謳い文句にうま味を120%感じるならば、麺好き読者諸賢が「黙って行く」のは全くもって自由である。
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余談:大つけ麺博の運営主体はどこなのか?
以降は余談である。本稿を書いている途中でボクが気になったことを調べたので蛇足ながら書き置く。読みたい方だけ読んでいただければと思う。
本稿を書いている途中でちょっと気になってしまったのが、当該大つけ麺博はどういう団体が運営をしているのかということだ。当該イベントのホームページをみると「大つけ麺博実行員会」とあった(よくよく見たらなぜか画像ファイルで企画運営ブルーモービルとあったのだが、調べ始めた時点では気づかなかった)。
とりあえず「dai-tsukemen-haku.com」でwhois検索すればでてくるだろうと思い、whois検索してみたところ以下の結果を得た。
<略>
Registrant Organization: Tv Asahi Music Co.,Ltd.
Registrant Street: 6-2-31 Roppongi
Registrant Street: Roppongi Hills North Tower 12F
Registrant City: Minato-ku
Registrant State/Province: Tokyo
<略>
株式会社テレビ朝日ミュージック会社概要とこの所在地情報は合致したので、どうやら株式会社テレビ朝日ミュージック(TV ASAHI MUSIC CO.,LTD.)が運営をブルーモービルという会社に委託ないし発注しているといったところなのだろう。
当該大つけ麺博のページ下部の画像ファイルに書かれている株式会社ブルーモービルには大つけ麺博実行委員会のプレスリリース/広報・PR情報に行き着き、ページ内に「株式会社ブルースモービル」を見つけたというわけである。このページの内容は内容でもしゃもしゃするのであるが、そのもしゃもしゃについてまで言及していくことは本稿の主旨と著しく逸脱するため、そろそろこのあたりで〆ることとしたい。
とりあえず当該イベントには少なからずテレビ朝日が絡んでいるということまでは分かったということである。大つけ麺博絡みの情報はテレビ朝日観てれば放映されるのであろうということと、何か大きなトラブルが起きたときは巡り巡ってテレビ朝日がケツをもつということである。
(白紙のボードを比較している人のイラスト(女性)とラーメンのイラストとつけ麺のイラストの悪魔合体を試みたらエラーでなんだかよく分からんアイキャッチができた。とても意味深なものができたような気がするが解釈については読者諸賢の判断にお任せしたい。お題「ラーメン界の噂。」によせて書きました。)