ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。ボクは日清食品のカップヌードル(オリジナル)が好きだ。愛していると言っても過言ではない。チキンラーメンも好きだ。どん兵衛も好きだ。どの日清食品の商品はオリジナルだけでキラー商品となっているとボクは思っている。ボクは奇をてらった意味の分からない「バカ、やろう」はいらないと思っている。日清食品には真面目にR&Dに取り組んでもらいたいものです。
先日ボクはどん二郎を作ってみようと二郎先輩へのラブレターの予習らーめんをキメた(参照)。様々なサイトですでに作ってみたよというレポートがされているので二番煎じどころか億千万煎じくらいになってしまっている感は否めない。しかし、そんなことはボクは気にしない。せっかく予習をキメたのに作らないのでは意味が無い。ゴールデンウィークにラーメン店でラーメンをキメる予定も立てていないことであるしボクがどん二郎をキメるなら今が絶好の機会なのだ(参照)。
思い立って自宅近くのスーパーに材料を買いに行ってみると、どん兵衛が平積みされていた。二郎先輩へのラブレター効果なのだろうか。普段ボクはどん兵衛が平積みにされているのをあまりみたことがない。よく見てみるとポップにナニカが書いてあった。「東日本と西日本でおだしとおあげが違うので食べ比べてみてね」。「なん……だと……!?」。そういえば確かにそんな話を聞いたことがあったような気がする。これは東日本仕様と西日本仕様、両方のどん兵衛を買うしかない。ボクは東西両方のどん兵衛を買い物かごに入れた。
あとはもやしとキャベツとニンニクと牛脂だ。
もやしとキャベツとニンニクはすぐに見つかった。
あとは牛脂だ。
牛脂は素敵だ。牛脂はサービスで無料で手に入れることのできる魅惑の食材だ。そういう意味ではどん二郎は経済的な食べ物だと言えるだろう。二郎先輩へのラブレターは「バカ、やろう」だ。しかしどん二郎はとてもよいどん兵衛のアレンジ料理だと思う。考えた方は天才だ。
… おかしい。牛脂が見当たらない。肉のコーナーにあるはずなのだがどこにあるのだろうか。いくら探しても見つからないのでボクは店員さんに聞いてみることにした。「すみません、牛脂はどこにあるのでしょうか?」。すると店員さん「すみません、今日、切らしてしまっているのですよ」。「なん……だと……!?」。ボクは口にこそ出さなかったが動揺を隠すことはできなかった。「もしかしてどん二郎需要ですかね?」と店員さんに聞いてみる。「なんですか、それ?」。店員さんはどん二郎を知らないらしい。赤っ恥とはこういうことを言うのかもしれない。「失礼しました。ありがとうございます。」ボクはすごすごと退散することにした。
牛脂がないのではボクはどん二郎をつくることができない。ボクが質問をした店員さんはどん二郎を知らないようだった。しかし牛脂がキレるくらい、どん二郎キテる、ヤバいということなのかもしれない(お店にはどん兵衛が平積みしてあったことだし)。とりあえず、買い物かごに入れた食材を買うことにキメ、レジを済ませてボクは家に帰ってきた。
そういうわけでボクは今日、どん二郎つくれませんでした。改めて牛脂を手に入れることができたら、どん二郎にリベンジをキメよう。
余談のコーナー。
ボクはまず東日本バージョンからキメてみるつもりだ。
言葉足らずだったが牛脂は取り置きをお願いしておいた。店員さんは快く引き受けてくれた。取り置きをしておいてもらえば、牛脂が手にはいらない罠にハマってどん二郎がつくれないということはない。牛脂を手に入れることができたらどん二郎をキメよう。野菜は買ってきてしまってある。だから野菜が傷む前に早めにキメるようにだけ気をつけなければならない。
(お題「ラーメン界の噂。」によせて書きました。アイキャッチは狐のイラスト。少なくともボクはどん二郎を東西それぞれ二度キメることが確定している。味の違いを感じられるのか楽しみだ。)