ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。日清カップヌードル大好き。しかし日清食品は「バカ(を)やろう」というより「馬鹿野郎」なことばかりしていて、そろそろいい加減真面目にやれと頭にきている。短気は損気。そんな簡単に頭に血がノボるようではいけない。修行が足りない。早くまとも人間になりたいものです。
そんなボクからすると馬鹿野郎ばかりしている日清食品なわけだけど、今回ばかりは日清食品を馬鹿野郎呼ばわりしていたボクが馬鹿野郎だったかもしれないと思うような商品を発売したというから買ってみた。その名も「カップヌードル ぶっこみ飯」。ついに日清食品キタかコレ?!
ラーメンの後にご飯をぶっこむ罪深きうまさ
カップヌードルを食べた後のスープにご飯をぶっこんだ「あの味」を再現しました。カップヌードルのスープをベースにフライめんの香ばしい風味を加え、熱湯調理が可能な湯戻りのよいライスを合わせました。
引用:カップヌードル ぶっこみ飯 | 日清食品グループ
ボクの中で日清カップヌードルはデフォ(しょうゆ味)が最強だ。日清カップヌードルと言えばこの「しょうゆ味」しかあり得ない。チープだけどこの中には安藤百福氏の叡智の全てが宿っている。さいこー。これ以上のカップヌードルはあとにも先にもない。この最強カップヌードルの残ったスープにご飯をいれて食べるのは間違いなく健康に悪くデブの素であることは語るまでもない。しかし、その魅惑たるや一度手を出してしまうと二度目は抗いがたい。それを最初から想定した(というのは勘違いだったわけだが)カップヌードルを投下してくるなんて日清食品は分かっている(分かっていなかったわけだが)。
そんな日清食品分かってるな(分かってなかったわけだが)という商品が出てしまったらには食べてみないわけにはいかない。とりあえず「カップヌードル ぶっこみ飯」を食べるために湯を沸かす。
文字通りカップヌードルのスープにご飯をぶっこんだものにはなっている。特別おいしいわけでもない。その上、物足りなさを感じてしまう。物足りなさで逆にお腹が空いてしまうというよく分からない食べ物になってしまっている。日清食品は一体これで何がしたかったのだろうか。
蓋を開け、湯を注ぎ、5分待つ。通常のカップヌードルと違い5分。長い。5分もあったら腕立て伏せを100回やって3分のインターバルをおいてもう100回ギリギリできないくらいの時間だ。とりあえず腕立て伏せを100回やって待つ。やはりあと3分ほど余っている。もう50回ほどやっているうちにApple Watchにセットしたタイマーがバイブする。待ち焦がれた晩餐の時間がやってきたというわけだ。
「カップヌードルぶっこみ飯」の蓋をおもむろに全部とり、用意しておいたレンゲできちんと混ぜる。そしてレンゲにぶっこみ飯を救って一口まずは食べてみる。
絶句。言葉を失う。
「日清食品、ちがうよ。そうじゃないよ。」
そう、日清食品、ちがうんだ。そうじゃないんだよ。すくなくともボクはカップヌードルのスープにただご飯をぶっこんだものだけが食べたいんじゃないんだ。まずは最強デフォのカップヌードル(しょうゆ味)をありのままでレリゴーレリゴー味わった上で、あとに残ったスープにご飯をぶっこみたいんだ。背徳感を味わうって言うのは麺のあとに米という炭水化物のダブルコンボをキメて初めて感じられるものなんだ。麺なし米のみでは背徳感の「は」の字すらキメるのは無理。何より麺のないカップヌードルなんてそもそも「ヌードルない」じゃないか!
ボクの中においてはこの「カップヌードル ぶっこみ飯」は完全なる欠陥商品だ。やはり日清食品はただの馬鹿野郎だった。もし、ボクならこんな意味不明な商品を開発するコストをかけるくらいなら最強デフォのカップヌードル(しょうゆ味)の楽しみ方レシピを公開する。いかにしてデフォのカップヌードルの魅力を最大限引き出す食べ方ができるかという提案をする。どんなにその食べ方が一見馬鹿野郎でも美味しければ顧客は満足するだろう。そしてみんなもっと最強デフォのカップヌードル(しょうゆ味)を買ってくれるようになるはずだ。
「カップヌードル ぶっこみ飯」は完全に失敗商品だ。しかし、なぜかこの商品を食べたらボクは最強デフォのカップヌードル(しょうゆ味)を食べ終わった後に自分で炊いておいた米を投入して食べるという贅沢をキメたくなってしまっている。そちらの方がリーズナブルだし絶対に満足ができる確信があるからだ。次回、買い置きしてある最強デフォのカップヌードル(しょうゆ味)をキメるときはその食べ方をキメてみよう。
まさかとは思うけど、そういう需要を開拓しようと言うところまで日清食品の思惑のうちだったってことはないよね?だとしたらまんまとボクはのせられてしまったということになるわけだが。
インスパイアされたエントリや与太話のコーナー。
ボクは日清カップヌードルはデフォが最強だと思っている。ボクが日清カップヌードルのデフォと言うときボクの言うデフォとは「しょうゆ味」だけのことを指す。まとも界でもレギュラーの「カップヌードル」の別称・「しょう油」「オリジナル」と呼ばれているのでこれは広く共通認識だと思っていたのだがどうやら違ったらしい。シーフードやカレーはボクの中ではデフォではない。あれすら邪道。オリジナルの「しょうゆ味」、それがイノベーションでありベスト・オブ・ベスト。それ以降現在に至るまで日清自身が超えられない最強カップ麺なのだ(詳しくはカップヌードルヒストリー - 日清カップヌードル|CUPNOODLEやカップヌードル - Wikipediaで十二分に知ることができるだろう。ボクもこれ以上のことは知らない)。
末尾ながら例によって原材料を一応控えておきたい。
原材料名
ライス(米(国産)、加工油脂、食塩)、スープ(豚脂、食塩、小麦粉、醤油、ぶどう糖、たん白加水分解物、でん粉、香味油、香辛料、チキンエキス、ポークエキス、メンマパウダー)、味付豚ミンチ、味付卵、味付えび、味付豚肉、ねぎ、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、乳化剤、カラメル色素、リン酸塩(Na)、加工でん粉、香料、炭酸Ca、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘多糖類、シリコーン、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(原材料の一部に乳成分、ごまを含む)
引用:カップヌードル ぶっこみ飯 | 日清食品グループ
このエントリは幾分のインスパイアを上記のエントリからキメています。ボクのインスパイアについてはこちらの関連記事に以前説明を書きました。
(お題「おうちらーめん。」によせて書きました。日清食品は本当に馬鹿ばかりやってないでそろそろ真面目に新しいキラープロダクトを開発してほしいものです。)