#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

ラーメン食うに食えないボクにもラーメンWalkerを買うには理由がある。

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 読者諸賢、ごきげんよう。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。毎週水曜日はボクがはてなブログ編集部が出題するお題に答えてはてなブログを楽しむことにしている日だ。

今週のお題「読書の秋」。「最近夢中になって読んだ小説、今後読みたいと思っている1冊、特におすすめしたい作品など、秋の夜長に楽しみたい本を教えてください。」とのことである。だから今日はボクが最近、ネット注文したラーメン本のことについて書いてみたいと思う。

 改めまして、ボクはらーめ人間Z。ラーメンを愛し健康を愛し、そして何より平和を愛するボクはラーメンと睡運瞑菜、そして平和祈願のアウフヘーベンの途中のエラーで気づいたらキタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまで外でラーメンを食わないラーメンハンガーストライキという何だかよく分からんラーメン断食の人造人間、つまりはホムンクルスとしてラーメン俗世に転生していた。早くまとも人間になりたい。

 そんなホムンクルスに転生してより160日超が過ぎたわけであるが、その間はもとより現在も進行形で文字通りのラーメン断食を続けているボクは読者諸賢に言われるまでもなくただの底抜けの阿呆ではない。プロのラーメン断食家だ。

ラーメンWalker東京2018を買ったよ。

 ラーメン俗世においては、毎年このくらいの時期になると翌年度版のラーメン本が発行されるという。ご多分に漏れずボクもこの時期になるとラーメン本を買うのであるが、書店で目につくところでいうと、ぴあラーメン本、ラーメンWalker、そしてTRY本といったところだ。

 この三種のラーメン本のうち、ボクが毎年買うことにしているのはラーメンWalkerだ。ボクがラーメンWalker、キミにキメたしている理由は至極単純で他2紙と比較した場合、ぴあラーメン本と比較したならば、スーパーのチラシみたいな見た目のぴあラーメン本よりラーメンWalkerの方が見た目が落ち着いていて読みやすい点にあり、TRY本とは比較するとかしない以前にTRY本が買う価値ないといういうだけに過ぎない。

(TRY本は業界最高権威が厳選したとかいう東京のラーメン店をランキング形式で紹介する本なのであるが、そもそも業界最高権威がなんだかよく分からんわ、塩とかしょう油とか豚骨とかジャンルごとにランキングするから何回も同じお店がでてくるわ、東京といいつつ神奈川県とか埼玉県のラーメン店が出て来るという意味不明なラーメン本である。何だかよく分からん業界最高権威という権威を振りかざされたい読者諸賢が手にとって購入してみることは自由だ。ボクは気持ち悪いから買わないというだけに過ぎない。)

 閑話休題。そういったわけでこの時期に書店に並ぶ来年度版のラーメン本なわけであるが、上述したとおりボクが買うとしたらラーメンWalkerの一択である。

 当該ラーメンWalkerは実は地域ごとに何冊もある雑誌である。ボクはもちろん東京の住人であるので毎年東京23区版というものを買っていた。しかし、なぜかラーメンWalker東京2018は2017年度版は東京は23区版と武蔵野・多摩版が別々の発行だったものが一冊にまとめられたようである。ボクからするとこれは願ったりだったわけだが、なぜ2冊を1冊に統合したかについてはよく分からない(もしかしたら当該本のどこかに書いてあったのかもしれないが現時点で斜め読みした限りではそういった記述をみつけられていない)。

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ラーメン食うに食えないボクにもラーメンWalker東京2018を買うには理由がある!(画像の無断転載はお断り)。

 では、ここで少々ボクのラーメンWalker東京2018の感想のようなものを書きおこうと思う。端的な感想を述べさせてもらうと、ラーメンWalker東京2018はラーメンWalker東京23区2017と比較して段違いで内容が下品に、そして読みにくくなっていた。

 まず冒頭の特集が下品だ。「味にワケあり、店舗にワケあり。Youはどうして新ブランド店?」「衝撃の斬新スープ!目を疑う奇抜具材!!新味覚体験!アンビリバボー」「名店で鍛えたワザとオレ流のこだわりを師匠がジャッジ!サラブレッド店主の渾身の一杯」といった特集が並ぶのだが、もはや標題からして気持ちが悪い、いやむしろ編集者はふざけているのではないかと思わなくもない。インターネットの有象無象のブロガーが書いている駄文ならいざしらず出版社の人間がこんな気持ち悪い表現をするのは控えてもらいたかった。残念極まりない。

 次に同冒頭の特集記事には「百麺人の声」というコーナーが新設されたようなのだが、これがまた上述で紹介した標題に輪をかけて内容が気持ち悪い。ナニ食ってるとこんな気持ち悪い百麺人の声を読んで特集されているラーメン店に行きたくなるのかよく分からんが、仮に読者諸賢の中に「百麺人の声」を聴いてどこかのラーメン店に逝きたくなったとしても、それは諸賢の自由である。ボクは「百麺人の声」のようななんだかよく分からん気持ち悪いラーメン食う愛を説かれると、ラーメン食うに食えなくなってしまい、その哀しみでラーメンを受けて断ってしまうというだけに過ぎない。

参考:ラーメンウォーカー|ラーメンウォーカーグランプリ 百麺人について

※上述のページによると《「百麺人」とは、本企画(ラーメンWalkerグランプリ)のために結成された、ラーメンを食べまくっている知識と愛に満ちあふれた精鋭部隊。ラーメン界の著名人をはじめ、地元メディアのラーメン通や、公募によって決定する各県代表など、合計100名で構成される。》とのことなのだが顔が見えている人がラーメン通にはとても見えないから不思議である。

 よくなったのか悪くなったのかなんとも言えないのが、特集以降のラーメンのカタログめいた残りのページ(エリア別で最高の一杯が探せる!東京の旨い店316軒)なのである。このコーナーは昨年のラーメンWalker東京23区2017と比較してひとつひとつのラーメンの写真が大きくなり、ひとつのページで紹介するラーメンの数を減らしていた。ボクにとってはむしろこのラーメンカタログとも思しき内容が一番この雑誌を買う意義足らしめているコンテンツであるので、ここが改悪されてしまっては買う理由がなくなってしまうわけであるが、とりあえずラーメンWalker東京2018が冒頭に書いたぴあラーメン本のようなゴチャゴチャした内容のスーパーのチラシのような何だかよく分からん構成になっていなかったことにホッと胸をなでおろしたといったところである。

 蛇足であるが、ボクが意識他界ラーメン店の中でも最強だと思っている、自身のラーメン店の外観がイオンモールみたいですねと言われたくらいで怒りだす宮崎千尋さんが経営しているラーメン店、ソラノイロの扱いが当該ラーメン本の2017年版と比較してラーメンWalker東京2018では小さくなっている点については喜ばしいの一声に尽きると書きとどめたい。むしろ当該ラーメン本には数多くの優良店が理由はよく分からんが不掲載であるので、いっそソラノイロ関連店が軒並み不掲載なら何もいうことはなかったのであるが、ラーメンWalker東京2018の編集者にはそこまでの慧眼はなかったと思われる。 (実際、ツイッターでの言動をみていると「こいつ大丈夫か?」と思うラーメン店主は多いわけであるが、そういった「こいつ大丈夫か?」なラーメン店主が経営しているラーメン店は残念ながら冒頭の特集記事含め数多く掲載されている。)

 まとめるとラーメンWalker東京2018は昨年のラーメンWalker東京23区2017とくらべて大幅に劣化したというのがボクの私見である。折角、東京だけで2冊あるという何だかよく分からんゲームだったものを一冊に統合してくれたにも関わらず、内容が厚くなったというより気持ち悪くなったのでは片手落ちどころか両手落ちである。来年こそは百麺人などという何だかよく分からんものはいい加減廃止して、エリア別で最高の一杯が探せる!東京の旨い店のコーナーだけに特化しタンタンとラーメン紹介するだけの雑誌になってくれることを期待したい。よろしくね。ピース。

ラーメン食うに食えなくてもラーメンWalkerを買うには理由がある。

 最後に書き忘れていたので、本稿のタイトルについて書いておこうと思う。ラーメン俗世のガチのラヲタなどの気持ち悪いラーメン愛説かれると、ラーメン食うに食えない愛をもって受けて断ってしまう特異体質、つまりプロのラーメン断食家であるボクがラーメン本を買う理由(わけ)という話である。

 ラーメン俗世においてはラーメンの情報のガスバス爆発が起こっており、InstagramをはじめとしてFacebook、Google+、そしてツイッターはたまたミクシィなどのありとあらゆるSNSバエをアッピールしようと日々全国津々浦々のラーメンがアップロードされていると言われている。しかし、ボクは「特定のラーメン、特定のラーメン店のシンパが投稿したと思われる大げさで恥ずかしいインスタバエを見るのは好きだけど文章読むのは嫌いだ。それを見てラーメンを食いたいと思うことはないし、むしろ哀しいかな、食うに食えなくなる。だってキモいじゃん。」なのである(関連記事:参照*1

タダで投稿される胡散臭い情報ほどこわいものはない。ボクはSNSは「わーい」「そーなんだー」「すごーい」と思う程度にとどめて鵜呑みにしないようにしている。信ぴょう性のある情報はカネ払って得るようにしているというわけだ。だから未だに新聞をカネはらって購読しているし、ラーメンWalker東京2018もカネ払って買ったのである。

もちろんカネ払ったメディアが100%信用できるわけではない。ラーメンWalker東京2018も冒頭の特集は完全に情報が偏っており、ステマっぽい臭いがしないこともない。しかし、カネ払ってるからこそ、仮にそういうステマっぽいことをしていることが発覚した場合には声を大にしてボクは批判をしたいと思っている。

とりあえず、900円払ってボクは今年もラーメンWalker東京2018を買ったわけであるが、おおよそ紙面の半分を使っている特集はステマ臭がプンプンのラーメン食う愛を得々と語る感じであった。お陰様でボクはラーメン食うに食えない哀でまたしても受けて断つハメになってしまった。感謝。

ボクはこのラーメンWalker東京2018を読みながら、これから一年ラーメン食うに食えない哀の高みを極め、キタチョーのロケットマンがロケットもどきを撃つのをやめるまでラーメンを外で食わないラーメンハンガーストライキを続けていこう。世界平和を勝ち取るその日まで、ラーメン食わずにがんばるぞー!エイエイオー!

※思いがけず「読書の秋」のお題の期限が延長になったので、補足となる続編*2を書いたよ。

(余談であるが、ラーメンWalker東京2018をボクは電子書籍ではなく紙の書籍で買っている。理由は単純で紙の本でないと巻末についているクーポンが使えないからである。いい加減このあたりのクーポンも電子化対応してもらいたいところであるが、多くのラーメン店がローテクであることを考えるとボクの寿命が尽きる頃になっても無理ゲーそうな気がしている。本稿は今週のお題「読書の秋」によせて書きました。)

*1:ラーメン店のシンパが投稿したと思われるインスタ映えを「いいね!」と思わないし、むしろスパムだと思ってしまう。

*2:続・ラーメン食うに食えないボクにもラーメンWalkerを買うには理由がある。