#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

鶏白湯考。

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 おはようございます。寒い日が続いているのでもっぱら食べたいのは味噌らーめんなときどきフミコフミオインスパイアでらーめんについて綴るらーめんおじさんです。実は最近ほっこりくやしいことがありました。

watto.hatenablog.com

 というのも、わたしのお株(らーめんネタ)を id:watto 氏に奪われてしまったのですよ。きっつー。しかも watto さんらしいほっこりエントリ。これはズルい。しかも watto さんだから憎めない。キャラ勝ち。ズルい。しかし、このままお株を奪われたままでは癪なので、ここはらーめんおじさんなりに鶏白湯についてでも考えてみようかなあとお株を奪い返してみることにしました。

 というわけで、このエントリはらーめんおじさん流鶏白湯考

 うだうだとらーめんおじさんが考えるエントリなので五月雨式。ウォーターフォール型。まとまりがないのはご愛嬌。デスマス、ダデアル調混在。こんなエントリでももし楽しんでいただける方がいたらこれ幸い。いつもより多く回しております。ありがとうございます!!

 そもそも鶏白湯だが、スープの作り方からして強火でグラグラと煮込んで濁らせるってところからも旨い白湯スープをつくるのは容易でなさそうだと思っている。少なくとも自分でつくることをあまり想像したくない。よほど「オレは旨い鶏白湯がつくれるんだぜ!」といった自信がないと作れないものだろうと思っている。別に清湯が簡単というつもりではないのだが、白湯スープの方が目が離せないイメージがある。少なくとも素人の自分的には清湯ならすこし目を話しても大丈夫だが、白湯は気をつけていないと煮立てすぎてスープを台無しにしてしまいそうだ。ちなみに鶏白湯で酸味がでちゃうのはわたしはダメなヤツだと思っているのだが、これまでわたしが訪れたいくつかのお店の鶏白湯では酸味が感じられることが多かった。これは下手だからなのか、それともわざとなのかがよく分からないところである。あくまでわたしの好みの話で言うと酸味が少ないほうがよい。

追記(2016-12-03):
 実際のらーめん店さんに清湯と白湯どっちが難しいです?と聞いてみたところによると、清湯の方が濁らせてしまってはいけない分、より繊細な火加減などが求められて難しいとのことだった。白湯の方がむしろそのあたりは雑(煮立てて濁らせてよい)なところがあり、職人冥利に尽きないとのことだった。このあたりらーめん店さんによって意見も違いそうではあるが、わたしが聞いたらーめん店店主の回答は説得力のある回答だった。

 ところで鶏白湯、じつはあまりわたし好んで食べないらーめんのカテゴリだったりする。理由は改めて考えてみると、前述のような酸味がでてしまっているものに出会うことが多かったからのような気がする。鶏白湯どころか白湯系全般あまり実は食べていない。そしてそう考えるとわたしの中で東京23区内で鶏白湯ならこのお店に行けば間違いなく正解っていう選択肢っていうのは持ってなかったんだなあと気づく。すぐに鶏白湯ならココ!とピンとくるお店がない。清湯の方が客ウケがいいからなのかそもそも白湯のお店自体が少ない気もするし、その中でも鶏白湯に限定するとさらに選択肢が少なくなる気もしている。こういう気づきを改めて得られたという意味でも watto さんには感謝。ありがとー watto さん。

 というわけで記憶を頼りにどんなお店があったっけって逡巡してみる。らーめんを好んで食べまわるようになる前は池袋の鶏の穴さんなどにたまに行ったりしていたのだが、その場所が六感堂さんに近かったりするものだから、六感堂さんに通い始めてからは、そのまま通りすぎるようになってしまい最近はほとんど行っていない。おそらく一年以上行っていない。きっつー。ちなみに鶏の穴さんは個人的にはいろいろとポイントが高いお店ではある。マイ箸もっていくと味玉か大盛が無料になったり、月替りの限定メニューやってたりとか諸々諸々。昨今はお店のTシャツなどを着ていくとトッピング一品無料みたいなのがトレンドっぽくなっているが、このマイ箸持参でっていうヤツ、使い回しの箸を使ってるならお店の洗い物は減るわ、割り箸使ってるなら無駄な資源使わなくて済むわってな具合で頭いいシステムだと思っている。おっと脱線。

 前述の六感堂さんと店主同士が懇意にされている板橋本町の小島流さんの鶏白湯が旨いと耳にしたこともあるのだが、鶏白湯は小島流さんのレギュラーメニューじゃない上に、板橋本町は足が遠い上に、休みの日は人気なので行列できる(並ぶの嫌い)上に、平日だとお店自体の臨休が多い上に、鶏白湯の提供があるという告知があると今度はわたしの都合が悪いみたいな5連釘パンチで一度も食べれたことがない。そんなわけでもはや小島流さんの鶏白湯は、わたしの中では存在がはぐれメタル。そもそも遭遇できないし遭遇できてもと1ターン目で逃げられてしまう、そんな存在。半ば諦めてしまっている。魔神斬りを覚えるしかない。きっつー。

 上板橋のこそっとさんの鶏白湯も気になる。が、東武東上線なので足が遠い。西早稲田の陰山さんも旨いと評判だがやはり高田馬場駅から遠いので足が遠い。中野の鵺さんもよいらしいが中野に行くとどうしてもさいころさんに自動的に足が向かってしまう。強い精神力を試されてしまう。銀座の篝さんなどは有名だが常に行列のイメージなので、一度くらい行ってみるのはいいかもしれないが、行列並ぶの大嫌いなわたしとしては行くのは避けたい。行列に並ぶの苦にならないとか言ってる人は我が輩は精神的にインポであると公言して憚らない真性ドエムだとわたしは思っているのでそんなの真似できない。きっつー。TRY本の中でも鶏白湯の扱いはぞんざい(新人部門も名店部門も鶏白湯は末尾。もはや選ぶ気ないだろ?この自称業界最高権威とやらは本当に看板倒れも甚だしい)だが、その中からわたしが選ぶなら三軒茶屋の臥龍さん。ただ田園都市線だとわたしの場合、がんこ長津田店さん、秋もとさん、麺処さとうさんに自動的に足が向いてしまうので、これまた意を決しないと行こうということにならない。精神の強さが試されてしまう。

 では今年わたしが食べた鶏白湯でよかったものはと考えてみるとそもそも鶏白湯そのものを3−4杯しか食べていないので選ぶもへったくれもない状態。ダメだこりゃ。

www.hobonichi-ramen.com

 あえてそれでもあげるならとなると要の塩さん(麺処篠はらさんの月一屋号)での塩そばになるのだけど、これは一期一会の一回ポッキリ麺なので、食べたくなったから食べに行こうというわけには行かない。あと純然たる鶏白湯なのかというとそういうわけでもないなと混乱してくる始末。

 ようはまどろっこしいことをぐだぐだと言ってきたわけなのだが、ようは堂々巡りで結論としては冒頭の話に戻ると言った具合。わたしが「ああ、今日は鶏白湯食べたい」と思ったときにここにいけば間違いないという鉄板の鶏白湯のお店、わたしは選択肢をもっていなかった。それに尽きる。そういう話。あっちょんぶりけ。

 だが、それで話をおしまいにしてしまっては、一応らーめん好きを公言するらーめんおじさんとしては名折れも甚だしい。悔しすぎて精神的にインポになってしまう。らーめんのカテゴリで好き嫌いはあってもどのカテゴリでもここがわたしの中での鉄板というお店の選択肢を持っていたい。これもまたらーめんおじさんとしては堅持しておきたい矜持のひとつ。というわけで、この機会に鶏白湯の気になっていたお店をマイペースに巡ってみることに決めた。

 お店の目星はすでに述べた中でつけてある。以下のとおり。このリストを一店一店伺っていった都度、都度書いたらーめんエントリのリンクに置き換えて行ってみようと思う。全部を巡り終えるのには結構時間かかる(大前提としてらーめんは多くても週に3杯と決めているため)とおもっているがやり遂げる意義がわたしの中にはある。最後までやり遂げたいと思う。

  • 麺庵小島流(板橋本町)
  • らーめんこそっと(上板橋)
  • 陰山(西早稲田)
  • 臥龍(三軒茶屋)
  • 鵺(中野)

乞うご期待。

余談

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ちなみに納豆らーめんのこともちゃんと忘れてはいない。ちゃんと食べに行くつもりだ。

了:4177文字

お題「予習らーめん」:このエントリは冒頭のまくらで書いたとおり、一番いま食べたいらーめんのカテゴリは?って聞かれたら味噌らーめんなんだよね。これを言っちゃうと本末転倒だなあと思いながら書かれた。所要時間悶々と考えながら書かれたので小一時間。

※アイキャッチはいらすとやさんの白湯のイラスト。白湯(ぱいたん)で検索したらまさかのヒットしたのだがよく見てみたら白湯(さゆ)だった。惜しい。チガウコレジャナイw でも逆に面白いから使わせていただいた。いらすとやさんにはいつも感謝。