#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

第4次安倍第2次改造内閣は本当に若手の登用が進んでいるのか閣僚名簿で確認してみた。

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 ごきげんよう,読者諸賢.ボクはらーめ人間Z.ラ王真贋の遣い手にしてラーメーン視点からでないとブログが書けないまともないヒューメンだ.
 
 ラーメーンを愛し健康を愛し,そして何よりも平和を愛するボクは,ラーメーンと睡運瞑菜350g,そして核廃絶運動のアウフヘーベンの途中のエラーで世界週末時計の時計の針が過去最大にもどるまで,つまりは世界が令(うるわ)しく平和になったと断言できるまで,外でラーメンを食わない超ラーメンハンガーストライキ2と言うナンだかよくわからんラーメン断食を超えたラーメン断食をさらに超えたラーメン断食の人造人間,つまりはホムンクルスとして異世界転生していた.早くラーメーン食べたい.
 
 外でラーメン食うに食えない誓約とはてなブックマークしたくてもすることができない制約をもって異世界転生したボクは丸2年を超えて現在進行形でラーメン断食続ける底抜けの阿呆,つまりはプロのラーメン断食家,二つ名は「戦えラーメンマン」である.

第4次安倍第2次改造内閣は本当に若手の登用が進んでいるのか閣僚名簿で確認してみた.

 先日(2019年9月11日),しかるのち激甚災害に指定された台風15号「ファクサイ」が首都圏に直撃し千葉県では2週間以上にも渡って停電が続いた場所もあった最中,第4次安倍第2次改造内閣が発足した.

 その第4次安倍第2次改造内閣が発足したということで日経リサーチが11,12両日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD方式)による電話で実施,934件の回答(回答率は44.6%)を得た世論調査の結果を報じていたのが上記の記事であったわけなのだけれど,その内容がボク個人的にはあまり得心のいく内容ではなかった.

改造内閣と党執行部の顔ぶれを「評価する」と答えた人に理由をたずねると「若手の登用が進んだ」が29%で最も多く「安定感がある」が26%で続いた。2012年12月の第2次安倍政権発足後、これまで改造人事などで7回、顔ぶれへの評価を聞いてきたが「若手の登用が進んだ」が最多だったのは初めて。「評価しない」理由では「能力主義で選ばれなかった」が23%で最多だった。

 まずそもそも激甚災害に指定された台風15号「ファクサイ」の災害救助の活動をおざなりにして発足を優先した内閣だということで,その内閣の支持率が59%ということに違和感を覚えたということは当然のこととして,特に改造内閣と党執行部の顔ぶれを「評価する」と答えた人の理由で最も多かったのが「若手の登用が進んだ」という回答であったことに大きな違和感をボクは覚えたのである.

 少なからずボクが第4次安倍第2次改造内閣の顔ぶれを見渡した際に目立つのは小泉進次郎氏が38歳ととりわけ他の閣僚の方々よりも若いということを除けば,さほど顔ぶれが若返ったという印象はなかったからである.

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 というわけで本稿においてはボクが第4次安倍第2次改造内閣の顔ぶれをみて感じたことが正しいのかそれとも間違っているのかを確認するために,下記のそれぞれの記事から第4次安倍改造内閣と第4次安倍第2次改造内閣の閣僚の顔ぶれと年齢(発足時)を引用し本当に「若手の登用が進んだ」つまりは内閣の顔ぶれが若返っているのかを確認してみることをしていきたい.

 そして各職名と担当者,年齢を表にして何歳若返っているかをまとめてみたのが次の表である.

No. 職名 第4次安倍改造内閣の担当 年齢(A) 第4次安倍第2次改造内閣の担当 年齢(B) 若返り
(A−B)
01 総理 安倍晋三 64 安倍晋三 64
02 環境 原田義昭 74 小泉進次郎 38 36
03 副総理 麻生太郎 78 麻生太郎 78
04 防衛 岩屋毅 61 河野太郎 56 5
05 総務 石田真敏 66 高市早苗 58 8
06 官房長官 菅義偉 69 菅義偉 70
07 法務 山下貴司 53 河井克行 56 -3
08 復興 渡辺博道 68 田中和徳 70 -2
09 外務 河野太郎 55 茂木敏充 63 -8
10 防災・国家公安 山本順三 63 武田良太 51 12
11 文部科学 柴山昌彦 52 萩生田光一 56 -4
12 沖縄・北方 宮腰光寛 67 衛藤 晟一 71 -4
13 厚生労働相 根本匠 67 加藤勝信 63 4
14 科学技術 平井卓也 60 竹本直一 78 -18
15 農林水産 吉川貴盛 67 江藤拓 59 8
16 経済財政 茂木敏充 62 西村康稔 56 6
17 経済産業 世耕弘成 55 菅原一秀 57 -2
18 地方創生 片山さつき 59 北村誠吾 72 -13
19 国土交通相 石井啓一 60 赤羽一嘉 61 -1
20 五輪相 桜田義孝 68 橋本聖子 54 14

 こうしてみると確かに概ねすべてのポストにおいて第4次安倍改造内閣よりも第4次安倍第2次改造内閣の方が若返りが進んでいるように見えなくもない.一方で科学技術と地方創生のようにむしろ若い人の視点こそ重要なんじゃないの?というポストに70歳を超えた方々を任命しているところを見ると若手の登用をするべきところにしてないんじゃないの?と思えなくもないと思えるものである.

 少なくとも科学技術相の方は就任早々「デジタル化とはんこ文化の両立を目指す」となんだかよくわからない発言をされていたり,反社会的勢力との関係があるのではないかという疑惑も浮上し物議を醸していたので第4次安倍第2次改造内閣を「安定感がある」であるとか「若手の登用が進んだ」とか評価するの早すぎね?というボクの感想に特に変わるところはなかった.

 最後にもう少し掘り下げて確認をしてみるために第4次安倍改造内閣と第4次安倍第2次改造内閣でそれぞれ「最年少」「平均」「中央値」「最高齢」も出してみることにした.それが下記の表である.

第4次安倍改造内閣(A) 第4次安倍第2次改造内閣(B) 若返り(A−B)
最年少 52 38 14
平均 63.4 61.55 1.85
中央値 63.5 60 3.5
最高齢 78 78 0

 これを見ると確かに内閣の最年少は大幅に下がっているのだけれど,それこそまさに小泉進次郎氏ただ1人の話であるし,一方で最高齢が78歳で変わらず平均年齢や中央値はさほど下がってはいないのである.

 というわけで簡潔にまとめておくと当初ボクが第4次安倍第2次改造内閣の顔ぶれを見たときに感じたことは間違っておらず第4次安倍第2次改造内閣における若手の登用と言えるのは年齢的にも小泉進次郎氏1人であり,最高齢者は変わらず78歳であるし,何より平均も中央値も未だ60歳を超えている高齢者内閣であるわけであるので,いうほどのドラマチックかつドラスティックな内閣の若返りなどというものは起きていないということは歴然であるというわけなのである.少なくともボクならば最高齢は50代,最年少は20代,平均と中央値は40代くらいまでにならないと若手の登用が進んだであるとか内閣の顔ぶれの若返りが進んだといったことは思わないだろう.第4次安倍第2次改造内閣は明らかにそれとは異なるわけである.

 ちなみにこの各閣僚の任命が適材適所に本当になっているのでしたっけ?ということに関しても思うところはあるものであるから,それをまた別の機会に書いてみようと思っている.

ーー以上である.なにはともあれなんとなく1人若手が入閣したくらいで「若手の登用が進んだ」などという勘違いをしてしまうのはあまりにもみっともないのでちゃんと内閣の顔ぶれを確認するようでありたいものである.それではまた会おう,さらばだ諸賢!!

(敬称略).

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参考.
首相官邸ホームページ.
日本経済新聞.
NHK政治マガジン.

《本稿はお題「最近気になったニュース」によせて書きました.》