読者諸賢、ごきげんよう。ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。毎週水曜日はボクがはてなブログ編集部が出題するお題に答えてはてなブログを楽しむことにしている日だ。
今週のお題「読書の秋」。先週に引き続き「最近夢中になって読んだ小説、今後読みたいと思っている1冊、特におすすめしたい作品など、秋の夜長に楽しみたい本を教えてください。」とのことである。
何やらこの「読書の秋」のお題が好評であったらしく期間延長とのことなのであるが、ボクにはむしろいらぬお世話だっただけにつラーメンである。むしろ好評というよりも、はてな編集部の諸賢がお題を考えるのを横着しただっただけなのではないかと思わなくもない。
ボクもはてな編集部諸賢の横着ぶりをインスパイアし、先週に引き続きラーメンWalker東京2018についての感想文を書きたいと思う。それこそ1エントリで書きしたためるには冗長になると思い書かなかったことがあったので、前回のエントリの補足的な位置づけとしてみていただけたら幸いである(前回のエントリ:参照*1)。
...というわけで、前回のエントリでは最後にとってつけたような形になってしまった本題である「ラーメン食うに食えないボクにもラーメンWalkerを買うには理由がある」ことについて深掘りしていこうと思う。
ボクは諸般諸々のとってつけたような理由により、外でラーメンを食わないラーメン断食をしている。そもそもラーメン断食に異議はあっても意義はない。ただボクは何だかよく分からんラーメン食う愛を説かれるとラーメン食うに食えない哀でもって受けて断ってしまうという特異体質であるというだけに過ぎない(関連記事:参照*2、参照*3)。
西で胃もたれを後悔するラーメン女神が女子ラーメンの旋風を吹かせば、東でアヘ顔でラーメンすするラーメンユーチューバーが痴態をインターネットにブロードキャストし、南で日々二日酔いと温玉あざますで特定のラーメン店へのシンパをラーメンラリー代理店でアッピールするラーメンインスタグラマーがラーメンと阿呆の血を拗らせれば、北で気づいたらボクがラーメン外食無用論を説いているというわけである。
ボクがこのようなラーメン断食の無限ループに陥ってしまったことを狙いすまして気づいてしまったのが2017年4月14日であり、本日(2017年10月4日)をもって173日目を数えるらしい(160日超えた認識はあったのだがいつのまにか170日も超えていたようだ)。そしてこのラーメン断食はなお現在をもって現在進行中である。終息の見通しはついていない。
閑話休題。そんなラーメン断食の無限ループにハマり、170日を超えてなお現在進行形で外でラーメン食うのを受けて断ち続けているボクにもラーメンWalker東京2018を買う理由はあるのである。その文脈から察すれば買う必要はミジンコほども見当たらなさそうだといった外野からのオッシャルトーリでゴモットモな意見については尽く却下する。
続・ラーメン食うに食えないボクにもラーメンWalkerを買うには理由がある。
ボクがラーメンWalker東京2018を買う理由はひとつではない。ボク自身の備忘のために理由を挙げていってみるならば...
(1) 食ってみたいラーメンを見つけるため。
(2) 食うに食えないラーメン見つけるため。
といったところだろうか。
ラーメン食うに食えないボクも食ってみたいラーメンを見つけるためにラーメンWalkerを買う。
(1) の食ってみたいラーメンを見つけるためラーメンWalker東京2018を買うというのはまったく真っ当なラーメンWalker東京2018を買う理由だとボクも思っている。読者諸賢にもご納得いただけるのではないだろうか。
だから、ラーメン本においてボクに必要な情報は看板ラーメンのビジュアル、看板メニューの概要、メニューと価格のリスト、お店のロケーション、営業時間、定休日、SNSといったところだろうか(ラーメン店の店主の経歴を書いている本もあるがボクはそれについてはあってもなくてもよいと思っている。しかし、ラーメン店の店主の経歴をラーメン本に書くことについてボクが語ることは本稿の主旨を逸脱する。だからそのことについて書くことは今回は潔く差し控えたい)。
ボクくらいのラーメン断食のプロになるとラーメン食わなくても上述の情報があれば大体どんなラーメンなのか食わなくても分かる。情報だけでお腹いっぱいになると言っても過言ではない。だからこれらの予習をしておくことによって、出先でボクの皺深き脳に蓄積したラーメン四畳半データベースから「ボクはいまナニ腹なんだ」をキーに探索し、ヒットするラーメンがあれば悔いに行くし、ヒットしなければ悔いに行かないのである。
ラーメン俗世にはステレオタイプな型にハマった代わり映えしないラーメンが多いとラーメン離れが起きるなどという「おまえ大丈夫か?」なことをいうラーメン官僚とかいう何だかよく分からん官僚なのか、ただの公務員なのか、はたまたマネーの有り余ったヒ魔神なのかよく分からんオッサンがいるわけであるが、ラーメンがステレオタイプな型にハマっているからこそラーメンWalkerで訪れた先の自分の好きな型にハマったラーメン食いにいけるわけなのである(関連記事:参照*4)。
ラーメン食うに食えないボクは文字通り食うに食えないラーメンを見つけるためにラーメンWalkerを買う。
(2) の食うに食えないラーメンを見つけるというのは、何だかよく分からんラーメン愛を説かれるとラーメン食うに食えない哀をもって受けて断ってしまうボクのラーメンと阿呆の血のしからしむところの特異体質によるところの特殊要件である。
前回のエントリでボクはラーメンWalker東京2018がラーメンWalker東京23区2017と比較して段違いで内容が下品に、そして読みにくくなったと書いたが、これこそまさに何だかよく分からんラーメン愛を説く度合いがラーメンWalker東京23区2017と比較してラーメンWalker東京2018の方が色濃くなっていたからに他ならない。
より下品に読みにくくなっていたラーメンWalker東京2018の中でも特に何が気持ち悪かったかに関しては、一週間の時間をおいてもう一度ラーメンWalker東京2018とラーメンWalker東京23区2017、そしてラーメンWalker東京23区2016を比較してみてみたのだが、ラーメンWalker東京2018で明らかに違っていたのはアメコミ風のヘンな挿絵が入っていたことだった。
ボクにはラーメンWalker東京2018に何故ヘンなアメコミ風のヘンな挿絵を加える必要があったのかについてはボクがラーメンWalker東京2018を編集しているわけではないからよくわからない。しかし、ラーメンの情報だけをタンタンと載せてくれれば十二分に満足なボクにはアメコミ風のヘンな挿絵は無用の長物であると言わざるを得ない。
そして、前回に引き続き強調しておきたいのは「百麺人の声」というものが気持ち悪いということである。特に前述したラーメン官僚と呼ばれている本当に官僚なのかただの公務員なのか、はたまたただのマネーの有り余ったヒ魔神なのかよくわからんオッサンのコメントが気持ち悪い。
以前、じゃらんnetというところで「ホンビノス貝のコハク酸が甘露のように口腔を潤す」と意味不明なことをの宣っていたラーメン官僚はラーメンWalker東京2018においても「豚骨に由来するグルタミン酸と、トマトに由来するグルタミン酸。2種のアミノ酸をブレンドすることで、旨味が格段に増幅。」などといったことを書いていた。よほどラーメン官僚は旨味成分の化合物とお話がしたいのであろう。しかし、ボクはそうった旨味成分の化合物とのお話はどこかの異世界でやってほしいと思っている(関連記事:参照*5)。
ボクはラーメン食いながら旨味成分の化合物とお話をしないので、そういうなんだかよく分からん神の舌をもつ男の宣う口上はよく分からんし、そんな何だかよく分からんラーメン官僚のラーメン食う愛を説かれるとラーメン食うに食えなくなって受けて断ってしまう。
ラーメン官僚のように年に700敗、人生累計で万敗しているような違いの分からないラーメンと阿呆の血を拗らせている人びとの言うことは、たまにラーメン食う程度の人びとには何の参考にもならない。ましてやラーメン断食しているボクにはラーメン断食の促進剤だと言っても過言ではない。
つまり(2)の食うに食えないラーメンを見つける目的でラーメンWalker買った結果、ボクは「百麺人の声」などという何だかよく分からんものが書かれていたお店にはボクは行かないことに決めたというわけである。一見、ラーメン断食などをしていると必要なさそうなラーメン本も十二分にボクの役に立つのである。
ラーメンのことだけをタンタンと書いたラーメン本が読みたい。
最後に、ボクが求めるラーメン本のあるべき姿を書いておこうと思う。
ボクの求めるラーメン本のあるべき姿とは「ラーメンの情報をただタンタンと書いたもの」という大変シンプルなものである。必要なのは看板メニューのビジュアル、看板メニューの概要、メニューと価格のリスト、お店のロケーション、営業時間、定休日、SNSといったところのみである。少なくともボクはそれだけあれば、そのラーメンがボクが食いたいラーメンなのか食いたくないラーメンなのかが分かるし、それで十分なのである。
ことボクに限ってはそのラーメンの裏にあるストーリーとかは興味ない。ミジンコの陰茎ほども興味ないと言っても過言ではない。大抵それこそとってつけたような話だからである。
何よりどうしてもラーメンの裏にあるストーリーを語りたいラーメン店の店主がいたとしても貴重な紙面をさいて載せる必要などはない。そのラーメン店の店主が自分のブログなどで書けばいい話だからである。しかし、そんな店主ブログなどというものの類は大部分の人は読まないのである。つまり、そんなストーリーには実際のところ需要がないということである。
ちなみにボクはそういったラーメン店主のブログを読んだりすることがあるが、そういったブログを読んだ後、ボクが思うのは「こいつ大丈夫か?」であり、ナニ食ってるとそういったラーメン店主のようなオモチロオカチイ人間性が身につくのだろうかということだけだと言っても過言ではない(関連記事:参照*6、参照*7、参照*8)。
それでも読者諸賢がそういったラーメン店主のブログを読むのは自由だ。ボクは得るものがないと思っているので滅多に読まないというだけに過ぎない。
なんだかよく分からんシメになってしまったが、今日はこのくらいにしておきたい。ではまた会おう。さらばだ、諸賢!
(本稿は期間が延長されてしまった今週のお題「読書の秋」によせて無理やり書きました。よろしくね。ピース。)
*1:ラーメン食うに食えないボクにもラーメンWalkerを買うには理由がある。
*2:知る人ぞ知るフミコ・フミオの戦いをボクだけは忘れないでいようと思う。神様がボクをラーメン断食にした。
*3:神様がボクをラーメン断食にした。そこに選択の余地はなかった。
*4:「これからは個性の時代!ラーメン官僚が選ぶオンリーワンラーメンの優良店10選」に反論するよ。
*5:「透き通ったスープの淡麗ラーメンを満喫!ラーメン官僚が薦める、淡麗系ラーメン店10選」を読んだよ。
*6:ミシュランガイド一つ星ラーメン店詐欺サイトに対するホンモノのツタない対応に思ったこと。
*7:ミシュランガイド一つ星ラーメン店詐欺サイト封鎖後のホンモノのツタない言い訳に思ったこと。
*8:お店の外観を「AEON MALLのようですね」と言われたくらいで腹を立てるメンヘラなラーメン店主がこわい。