#ほぼにちらーめん

プロのラーメン断食家であるボク,らーめ人間Zが可能な限り毎日タンタンとメンタルしっかり政治・経済・社会・技術の垣根なく知らなかったことを知るために書いているただの日記ブログ.よろしくね,ピース.ほぼ日刊イトイ新聞とは無関係.写真をはじめとした皆あまねく全てのコンテンツの無断転載はお断り!

魚介豚骨つけ麺の元祖を東京アンダーグラウンドラーメン頑者で堪能する。

 ボクはらーめ人間Z。らーめん視点からでないとブログが書けないまともない人間だ。平和祈願のラーメンハンガーストライキへと昇華したラーメン断食もついに今日で97日目が経過した。いちいちこういう文言を書いていないと、ボク自身何のためにラーメン断食をしているか分からなくなってきてしまうから不思議だ。そんな何のためにやっているのかすら自分自身時折分からなくなってしまうラーメン断食であるわけだが、100日も外でラーメン食わないラーメンが好きな人間というのはなかなかいないものだと思っている。これこそがニッチオブザニッチ。ラヲタでないボクにとってはラヲタからの孤立という打たんでも良い布石を狙い澄まして打ちまくってきたことは思い返しても恍惚としてほくそ笑むことはあっても後悔するところは一片足りとてないのでないのである。あと3日、そんな自分の偉業を省みながらご飯三倍はいけそうな気がしている者です。

 さて、97日間も外でラーメン食わなかったボクにとって、外食ラーメンのプロモーション、広告、マーケティングの類はまったくもって無意味である。全く魅力を感じない。どんな外食ラーメンのプロモーション、広告、マーケティングの類を目にしても何の参考にもならないのだ(関連記事:参照1)。ボクはボクが自分でこのラーメンが食べたいと思ったものを食べに行くのであって、どうやら人からススっているのを見ても何も感じなくなってしまったようだ。ラーメンユーチューバーがSUSURU動画などは気持ち悪くて吐き気を催してしまう。どうやらことススルことに関して言えば、何も感じないというよりも気持ち悪くなってしまうようだ。食べたかったラーメンも食べたくなくなってしまう。つラーメン。ラーメン断食が捗ることはあってもラーメン断食を断念しようという要因足り得ないようだ。

 そういう意味ではボクには戦いの相手がいなくなってしまった。ボクのラーメン食べたいを刺激するのはボク自身の内底にあるラーメン食べたいであるらしい。そういったわけで、先週の木曜日に引き続き、ボクは魚介豚骨ラーメンを求めて巡礼徘徊していたころのことを思い出してボク自身と戦ってみたいと思う。

2017年初頭、ボクは魚介豚骨ラーメン食べたいらーめ人間だった。

 今年のはじめ頃、ボクは魚介豚骨ラーメン食べたいらーめ人間だった(関連記事:参照2)。都合がとてもよいことにボクにとってアクセスのいい池袋は魚介豚骨ラーメンのワンダーランドであるため、池袋周辺の魚介豚骨ラーメンのお店を巡り巡ってみていた。どういう根拠かは分からないが、ボクの場合、魚介豚骨ラーメンとなるといわゆるラーメンの形式ではなく、つけ麺形式で食べるほうがより魚介豚骨のスープの魅力を感じられるように思う節があった。そういったわけで思い立って訪れてみることにしたのが東京アンダーグラウンドラーメン頑者だったのである。

 東京アンダーグラウンドラーメン頑者の本店は川越にある(このエントリを書いたのは2017年7月20日であるが、2017年7月30日からその本店は店舗建て替えのため一時閉店となっている(外部リンク:参照))。本筋で言うならば本店に行こうという話ではあるわけだが、ボクはそんな意識の他界ことはしない。ナニ食ってるとラーメンを第一目的に旅に逝きたいと思うのかボクには理解できなからだ。ボクは小江戸川越を何か別の理由で訪れてみたいと思った時に、たまたま空いていたら頑者本店に行ってみることがあるかもしれないが、頑者本店を訪れることを目的に小江戸川越に逝くことはない。

 そんな池袋の東京アンダーグラウンドラーメン頑者のアクセスはJR池袋駅の改札を出て10分とかからないところにある(参考:google:池袋 東京アンダーグラウンドラーメン頑者 アクセス)。ボクの場合は、雑踏が嫌いなので池袋東武のメトロポリタン口方面の地上から向かう(池袋の東京アンダーグラウンドラーメン頑者はその名の通り東武ホープセンターというフードコートっぽい地下街にある。だから普通の人は池袋駅の地下から西口方面へ向かっていくはずだ)。そしてみずほ銀行池袋西口支店の脇にある階段を下って東武ホープセンターへと下って行くのだ。ボクはこのルートが気に入っている。何度も言うとおり雑踏が嫌いだからだ。如何にして雑踏に疲弊しないラーメン店へのルートを開拓するかというのはボクの中ではかなりウエートの高いジム作業なのである。

 ボクが東京アンダーグラウンドラーメン頑者を訪れた日、たまたま行列はゼロであった。ボクは行列がゼロでなければ入店を、しない。待つのが嫌いだからだ。東京アンダーグラウンドラーメン頑者でさらにありがたいのは券売機が店先にあることと、決済を電子マネー(Suica)で行うことが出来る点だ。駅チカということもあるのだろう。駅チカや駅構内にあるラーメン店は決済の点でワンダーであることが多い。ボクはできるだけ小銭ジャラジャラからは解放されたい者である。だから、大半のラーメン店での決済の仕方には仕方ないと諦めてはいるわけだが不満がある。その点、この東京アンダーグラウンドラーメン頑者はワンダー。

魚介豚骨つけ麺の元祖を東京アンダーグラウンドラーメン頑者で堪能した。

 店内に入ると外の行列はゼロだったが空き席は奥のどん詰まりが一席空いているのみであった。平日の14時くらいに訪れた覚えがあったのだが14時でもオフピークではなかったようだ。奥の席に通されて、購入した食券を渡す。この頃はまだ寒かったので「熱盛は可能ですか?」と女性スタッフの方に尋ねると「可能ですが、お時間余計にかかりますがよろしいでしょうか?」と女性スタッフの方は答えた。ボクは「大丈夫です。熱盛でお願いします」と言った。

 女性スタッフの方に断りをいれていただくまでもなく熱盛は時間がかかるものであるから、つけ麺が出てくるまでの待ち時間は例によって手持ち無沙汰となった。手持ち無沙汰とは言え、スマホとにらめっこをするのでは芸がない。だから店内を観察していたわけなのだが、どうにも気になったのはスタッフの数がお店のサイズに比べて多すぎはしないかという点だった。いちいちスタッフがすれ違うのにぶつかっていて手狭そうにみえた。一体何のためにこんなに人数を雇っているのだろうと不思議に思ってしまった。少なくとも4−5人スタッフがいたように見えたが半分でよくないか?と思わなくもない。

 魚粉をふんだんに盛りつけてある魚介豚骨のつけ汁には昨今なかなか巡り会えない。そういう意味で貴重な一杯に出会えるお店と言っても過言ではない。

 15分経ったか経たなかったかといったところでやってきたつけ麺。女性スタッフから手渡しされたわけだが、丼の底にはアブラがついていた。。ラーメン店あるあるではあるのだが、手は一応拭いておいてほしいといつも思ってしまう。ボクはラーメンは雰囲気で食べる者なので、味についてはとやかく論考を述べることはしない。味の好みは人それぞれであるし、ボクが美味いと思ったものをあとでドコの誰とも知らぬまともで素晴らしい方にそのお店のつけ麺は美味くないとかご丁寧なコメントを頂いてもナニも嬉しくないからだ。ただ一言言えるのは、やはり魚介豚骨つけ麺の元祖であるだけあって、魚粉をふんだんに盛りつけたつけ汁に目を奪われたということであろう。そもそも最近は意識他界女性へのアッピールに余年のないナヨナヨとした味の薄いラーメンがメディアを賑わせているので、この手の無骨な見た目のつけ麺を見ることが珍しくなっているように思ったからだ。ボクはむしろこういう無骨な見栄えのつけ麺やラーメンの方が好きだ(歳とってから糖尿病や高血圧などの成人病の苦痛に悩まされたくないので塩分の摂り過ぎにだけは気をつけたいところであるが、ボクが美味しいと思うラーメンはどうしても味がはっきりしたラーメンであるので仕方がない)。余談だが、寒い日に熱盛のつけ麺はやはり無類である。

 また東京アンダーグラウンドラーメン頑者に行きたいかと言われたら、空いてるか空いてないかで考えるといったところだろう。少なくとも電子マネーで決済できるという点がとても魅力的なお店であるし、何より魚介豚骨つけ麺らしい見栄えを損なわないでいてくれる魚介豚骨つけ麺を堪能できるお店であるから、そういった雰囲気を味わいたくなることがあったら、ふらりとやってきたいと思ったりしている。あくまでボクにとってはだが、ラーメン断食を断念するに足る魅力はあるお店であることは間違い、ない。

お題「復習らーめん。」によせて書きました。)

復習らーめん【'16年156杯目】雨ニモマケズ(北区上十条)の鶏そば(醤油)

目次

本日のおしながき:雨ニモマケズの鶏そば(醤油)

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 以前の醤油は水菜や椎茸を用いたりと店主の出身地を意識(?)した奇をてらったところのある醤油らーめんだったが、リニューアルされた鶏そば(醤油)は昔ながらの中華そばによせてきた仕上がりになっている。基本に戻りこれをベースに様々な挑戦をしてみたいという店主の気概の現れなのではと思っているのだが果たして如何に?というのは機会があれば店主に直に聞いてみたい。

  • ラーメン屋 / 雨ニモマケズ
  • 今日の一杯 / 鶏そば(醤油) (2016年156杯目)
  • 値段: ¥950 (特製の価格)
    ※ お値段はリニューアル以前の醤油らーめんより50円プラスになっているが、特製にしても 1,000 円を超えないようにしているところになにやら店主の意地のようなものを感じている。
  • 日付: 2016-11-21
ついにリニューアルを果たした東京都北区上十条の雨ニモマケズの醤油らーめん改め鶏そば(醤油)。

 去る11/19に2周年を迎えた東京は北区十条のほん田系列5号店は雨ニモマケズ。その2周年と時を同じくし、ついに待望のレギュラーメニューの醤油がリニューアルされた(ちなみに塩の方はいま暫くの延期だそう。それについては内藤店主の飽くなき探求心、そしてらーめんにかける真摯な姿勢ゆえのものとわたしは理解しているので温かく見守りたい)。

 当日は混雑するのではないかなあと思ったのもあり、わたしが訪れたのは翌週の月曜。雨の日となったが、まさに屋号に合わせたかのような天候の巡り合わせ。むしろ雨の日にこそわたしは訪れたくなるお店だけにこの天候すら楽しみつつお店へと足を運ぶ。

 お店につくとL字型のカウンターのお店の入り口側が埋まっていたので、店内満席か?と思いきや店内奥を覗くと奥の席は空いていたホッと胸を撫で下ろす(並ぶの基本的に嫌いなものでね)。

メニューのリニューアルとともに細々としたアップデートもなされていた。

 食券機も見やすくわかりやすくなった。

 そして店内に入り、まずは食券を選ぶ今回のメニューのリニューアルを実は他にもいろいろと見直しをかけている雨ニモマケズなわけだが、そのうちの最たるものが食券機。これまで悪く言えば、つぎはぎにつぎはぎを重ねたような食券機で何が雨ニモマケズの看板メニューなのか食券機からでは分からない感じになってしまっていたのが、キレイに整理されている。いわゆる一般的ならーめん店の食券機のメニュー配置ルールでいくと雨ニモマケズの看板は「つけ麺」ということになるようだ。以前にも書いたが食べログには誰が書いたのか塩らーめんしか此方では食べてはいけませんといった記述があるのだが、食券機から見るにお店の推しはつけ麺だという話になる。まあ、ただ今回はリニューアルした醤油をいただきにきたので迷わず「鶏そば(醤油)の特製」を選んだ。
 (ちなみに鶏そば(塩)は冒頭にも書いたとおりリニューアルが延期されているので、食券機のラインナップには入っているが売り切れの扱いになっていた。塩らーめんそのものの提供を一時的にやめているようだ。)

 さて、食券を手にし、内藤店主に手渡し「リニューアルおめでとうございます!」と伝えた。そもそもあまりわたしは会話をする方ではないので、この一声をかけるのが精一杯w しかし、この言葉だけは伝えたかったので伝えることができてよかった。
※六感堂のエントリであたかもわたしが饒舌に話をしているように思われている方は完全にそれは誤解であると言っておこう。六感堂でわたしが会話をしているのは店主の六感キング氏とチャコテンチョーのコミュ力が高すぎるからであってわたしのコミュ力の成せる業ではないのですよ。

リニューアルの言葉どおり、以前の醤油のすべてを捨て去ったあたらしい雨ニモマケズの醤油がそこにはあった。
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 今回のリニューアルを機に器もリニューアルされている。こういった細かな拘りは麺処ほん田系列のお店で全てで継承されていて同系列を好感するポイントでもある。以前の器よりも余白が大きくなり、その分、器の白とのコントラストでらーめんが一層引き立つようになったようだ。

 さて、注文をしてから10分するかしないかというところで内藤店主自ら鶏そばをもってきてくださった。もしかしたらわたしのブログを読んでいただいていたのか、レンゲを何も言っていないのに別だしにしていただける計らい。基本的にこういった我が儘はよほど仲良くならないとこちらからは言い出さないものであるので、何だかとても嬉しいというか、わたしのことを認識していてくださったのか、とありがたく思ったりしたわけです。ご厚意に甘えてレンゲの乗っていない鶏そばをササッと(気持ちの上ではね)写真を撮り、いよいよリニューアルの鶏そば(醤油)をいただくわけです。

 繰り返し繰り返し書いてきているわけではあるのだけども最初の一口目はスープからなわけです。一口まずは啜ってみる。もう一口食べただけでリニューアル前とは全くの別物であるということが分かる味の違い。まさに言葉通りのリニューアル。完全に以前の味を捨て新しく創り直しちゃいましたね。これはスゴい。何より鶏そばとはよく名付けたな、というこれこそまさに鶏そばというお味。使っている醤油や鶏の説明はお店の説明書きに任せるとして、「鶏出汁による芳醇なコク」これに尽きる。以前の醤油らーめんもコクは十分効いていたのだけども、それを上回るコク。少し濃いめではあるので毎回完飲することはオススメできないが、このスープのコクのおかげで他の具材がさらに引き立つ、そんな影の立役者、それがリニューアルされた雨ニモマケズのスープ。これがわたしの感想。


 店内にメニューについての詳細な説明書きがあるので、詳細はその説明書きにまかせたい。客のわたしが何を書いてもこの内容をチートすることにしかならないので、わたしが書くのはわたしの感想ということにしたい。

 トッピングも刷新。事前の告知で椎茸がなくなることを残念に思っていたりしたのだが、今回のリニューアルで店主が何を目指したかということを汲めば(間違ってたらカッチョ悪いのだが)、自ずとそれらを捨てた理由も分からなくもない。穂先メンマや雲呑、チャーシュー、この鉄板のラインナップはどうみても昔懐かしの中華そばのラインナップだ。おそらくどんな限定メニュー今後つくるにしてもその基盤となるメニューを創作したいと思った、そういうところなのではないだろうか。そう考えると少なくともわたしの中では全てに納得がいくところがあった(まあ、一人ヨガるのはわたしの得意技なので違うのかもしれない)。しかし、昔懐かしの中華そばによせて作ったこの土台があれば、この上に様々な発展応用を加えるのは内藤店主であれば容易なのではないだろうか(探求熱心ゆえに)。スゴく明るい雨ニモマケズのミライを感じさせる一杯と仕上がったのではないだろうか。兎に角一言で言うならばスゴいの一言に尽きる。

 トッピングひとつひとつの感想を言っていくのはさすがに冗長であるので、特筆したいものについてのみ取り上げると、メンマは相当に拘りがあるように感じた。実際、わたしが今年口にした穂先メンマの中では屈指の美味しさだった。何よりもスープとの相性が絶妙。

 そして雲呑。これはまず目を楽しませてくれるのがよい。屋号の雨ニモマケズによせてテルテル坊主を模しているという。そして説明書きを読んで確認したが軟骨を使用しているのでコリコリとした食感で楽しませるというギミックも効かせている。芸が細かい。これを毎日毎朝、皮につつむ作業をするというのだからその手間は大変なものだろう。それをおもうだけでも味が染み出してくるようだ。

このリニューアルは大成功だと思う(あくまで個人的な意見)。

 さて、長々と書いてしまったが、肝心なことを書いておかなければなということを書いておくと、あくまでわたしの感想ではあるが、今回の雨ニモマケズの醤油らーめんリニューアル。これは「大成功」だと思うということ。リニューアル前を事前に復習し、今回この鶏そば(醤油)を食べ比べしてみて、わたしはどの一要素を取り出しても何一つとして前に戻した方がいいと思うところがなかった。この土台を新たな足がかりとしてまた改めて新しい雨ニモマケズの進化を内藤店主が我々顧客に見せ続けて行ってくれるそういう確信を得た。

 残すリニューアルは延期になっている鶏そば(塩)であるが、醤油同様素晴らしいリニューアルを遂げてくれることはもはや間違いないだろう(店主にプレッシャーを与えるわけではないが応えてくれるに違いない)!

 改めまして内藤店主にはリニューアル、おめでとうございました!大変おいしい雨ニモマケズ鶏そば(醤油)、ご馳走様でした!!次回は鶏そば(塩)がリニューアルされたら伺おう。

了:4588文字

店舗情報( 2016-11-22 現在)

項目 詳細
店名 雨ニモマケズ
ジャンル ラーメン、つけ麺
住所 東京都北区上十条3-29-11
交通手段 十条駅から320m
営業時間 11:30-15:00/17:00-21:00
ランチ営業、日曜営業
定休日 火曜
カード 不可
席数 10席(カウンターのみ)
個室
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場
オープン日 2014年11月19日
看板メニュー つけ麺
ラーメンラリー有無

お題「復習らーめん」

復習らーめん【'16年153杯目】麺屋六感堂(豊島区東池袋)の鰤あら出汁醤油SOBA

目次

本日のおしながき:麺屋六感堂の鰤あら出汁醤油SOBA

  • ラーメン屋 / 麺屋六感堂
  • 今日の一杯 / 鰤あら出汁醤油SOBA (2016年153杯目)
  • 値段: ¥1000 +チャコ飯(鰤大根定食)450円
  • 日付: 2016-11-12

 大つけ麺博が終わって戻ってきてからの六感堂週末限定はそれこそ本当に「神っている」。

 何というか外でチャレンジしてきて店主の六感キング氏とチャコテンチョー、各々何か火がつくものがあったのだろうか。覇気が違う。

 そんな六感堂の今回の週末限定、鰤を使うという。魚編の漢字はどうにも覚えられなくて魚編に師ってなんだったっけ、と調べてみると「ぶり」だという。

 わたしが知らないだけかも知れないが、鰤あら出汁のらーめんなんてこのかた聞いたことがない。

 しかもいつもなら炊き込みご飯のところが定食という告知。定食?しかも鰤大根?鰤大根はもちろん美味しいだろうけど、それとらーめん、合うのか?キング氏、ついにやっちまったか?そう思いながらお店に向かう道すがら週末限定の告知を読みつつ物思いにふけりながら、六感堂の戸をくぐった。

 さて懐疑心はあれどもわたしの目当てが週末限定であることは変わりない。食券を買い求め、席に着き、じっと週末限定ができあがるのを待つ。

 そして、待つこと10分するかといったところで鰤あら出汁醤油SOBAとご対面。

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 鰤の切り身がラーメンにっていうのはおじさん初めて。まさか鰤がらーめんに合うなんて。目からウロコ。

 そこででてきた鰤あら出汁醤油SOBA、まずふつーに驚いたのは鰤の切り身が入っていること。出汁をとるだけでなく切り身いれてしまったよ。大根まで、、、。これ、本当に旨いのか?懐疑心はさらに高まる。しかし、ここまできたら引き返せない。ままよ、と流儀に従ってスープをまずは啜る。

あれ?

なんだこれ、旨いじゃないか!?

 リアクションの結果を想像できてしまうようなものの書き方をしてしまったが、懐疑心があったことは事実。しかし、一口スープを啜り、具材、麺を食べてみるとそんなものは一気に霧散してしまった。キチンと鰤感がでているし、それが麺とも具材ともキチンと調和がとれている。

 これはスゴいよ、マサルさん!

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 トッピングのグリーン雲呑を別だしの配慮が嬉しい。今回の麺に関して言うとたしかにらーめんにトッピングされるよりも別だしの方が美味しかった。

 ちなみにお店のTシャツを着ていくとサービスしてもらえるトッピングは最近お気に入りのグリーン雲呑。さすがにこれは鰤あら出汁スープには合わないというキング氏の気遣いで別だしにしてくれるという配慮が。こういう細かな配慮をしてくださるあたりが本当、キング氏の素晴らしいところだ。 この形で別だしのグリーン雲呑を食べたのは初めてだったのだが、この食べ方は食べ方でとても美味しかった。単品で頼むのもありなんだなあ、この雲呑はという新しい気づき。

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 いつもならチャコ飯は炊き込みご飯なわけだが、今回鰤定食。またこの定食というスタイルが今回のらーめんとベストマッチ。鰤づくし、さいっこーでした。

 そして鰤大根定食。そもそもらーめん店で鰤大根定食がでてくるなんて思わないでしょう、という。しかもこれが堂に入っているんだからやになってしまう。しかも、これまた鰤あら出汁の「らーめん」とは合わないでしょうなんてことはなくて、絶妙なまでにあっちゃっているんだから困りもの。文句のつけようがないですよ。

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 今回の全メニューを一枚にまとめるとこのような具合。和中折衷とでも言えばいいのだろうか。見た目不協和音を奏でそうだが、その実、味の調和はベストミックス。

 全部メニューがそろった写真を最後にあげておくとこんな感じ。正直、和なんだか中華なんだか訳が分からない。しかしそれでいて、味の調和は絶妙で文句のつけようがないっていうのだから、これぞ捻くれらーめん店の真骨頂と言ったところではないだろうか。

 いや、一本も二本も三本も取られてしまった週末限定だった。素晴らしいとしか言葉がない。

ご馳走さまでした!

余談

www.hobonichi-ramen.com

www.hobonichi-ramen.com

 六感堂さんでは、2016年10月末に参戦された大つけ麺博以来、使用する柚子を埼玉毛呂山の柚子に変えている。この回の限定麺は特にその柚子の薫りが具材とマッチして最高の味と薫りを堪能することができたという点でわたしの印象に深く刻まれた。埼玉毛呂山の柚子はお世辞抜きに香りが素晴らしい。ふるさと納税の返礼品としていただくのにはお世辞抜きにとてもよい品だ。

店舗情報( 2016-12-05 現在)

項目 詳細
店名 麺屋六感堂
ジャンル ラーメン
住所 東京都豊島区東池袋2-57-2コスモ東池袋101
交通手段 池袋駅東口徒7分弱池袋駅から724m
営業時間 11:00~21:00(売切次第終了)日曜営業
定休日 火曜日
カード 不可
席数 9席
個室
貸切 不可
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場 無(近くにコインパーキングあり)
ホームページ https://www.facebook.com/pages/%E9%BA%BA%E5%B1%8B-%E5%85%AD%E6%84%9F%E5%A0%82/853828461311022?fref=nf
オープン日 2014年4月23日
看板メニュー 塩グリーン麺ゆずみつば
ラーメンラリー有無 大つけ麺博限定矢作兼シールは在庫あり

お題「復習らーめん」

復習らーめん【'16年152杯目】赤坂麺処 友(港区赤坂)の特製芳醇あごだし醤油らーめん

目次

本日のおしながき:赤坂麺処友の特製芳醇あごだし醤油らーめん


 お店は広々とまでは行かないが、カウンター席のみとは言え14席は席数多めな部類という印象。

  • ラーメン屋 / 赤坂麺処友
  • 今日の一杯 / 特製芳醇あごだし醤油らーめん (2016年152杯目)
  • 値段: ¥1000
  • 日付: 2016-11-08

所用にて赤坂に行くことになり、普段いかないところに行くときは、近辺のらーめん店を開拓するメソッド。

初訪のお店ではまずは看板メニューを選ぶ。てなわけで一般的な券売機ルールに従って券売機左上に位置するあごだし醤油の特製をチョイスした。

お昼どきだったので、店内で並ぶことになったのだが、結構回転が早くさほど待たずに席に着くことができた。お店の接客担当?と思われる方も声がでていて活気がある。そこそこ期待が高まる。

買った食券はその接客担当?と思われる方に渡し、待つこと10分もしないうち、特製芳醇あごだし醤油らーめんとご対面。

あごだし感薄め。付属の辣油は個人的にはむしろ不要。再訪はうーむ。
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 麺処系でよく見かける丼によく見かけるレンゲ。あごだし感は控えめな印象。付属の辣油はむしろ入れないほうが個人的には最後まで楽しめたような気がする。再訪は厳しそう。

最初の一口はいつもの流儀でスープから。あごだし感はないこともないが芳醇とつけるのは名前負けの感がある。

チャーシューはなかなかにホロホロな肉加減。特製だけに海苔が多く盛られているのでそれで麺や他の具材を巻いて食べるわたしの鉄板の食べ方が繰り返しできるところは好感。

味変のために辣油がついてくるのだが、あくまで個人的な好みでいうと使わない方が最後まで美味しくいただけた感あり。

赤坂は来る度に行くお店を変えてみようと思っていることもあり、次くることがあるか分からないが、次くることがあれば他のレギュラーメニュー(つけ麺と鶏塩)を試してみようと思う。

ご馳走さまでした!

店舗情報( 2016-12-08 現在)

項目 詳細
店名 友(赤坂麺処 友)
ジャンル ラーメン
住所 東京都港区赤坂2-13-13オレンジビル1F
交通手段 東京メトロ千代田線赤坂駅2番出口から徒歩5分<
東京メトロ南北線・銀座線溜池山王駅から徒歩6分赤坂駅から208m
営業時間 [月-金]11:00-16:0018:00-翌4:00(L.O.15分前)
[土・日・祝]11:00-21:00(スープなくなり次第終了)
ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業
定休日 不定休
カード 不可
席数 14席(カウンター席のみ)
個室
貸切 不可
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場
オープン日 2012年5月14日
看板メニュー 芳醇あごだし醤油らーめん
ラーメンラリー有無

お題「復習らーめん」

復習らーめん【'16年151杯目】雨ニモマケズ(北区上十条)の醤油らーめん

目次

本日のおしながき:雨ニモマケズの醤油らーめん

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 椎茸、水菜とらーめんには珍しい具材が並ぶ雨ニモマケズの醤油らーめん。十分に美味しいこの醤油を捨てても刷新される鶏そば(醤油)は一体どんなものに仕上がるのか。否が応でも期待に胸が高まる。そしてそれを止められる術をわたしは持たない!

  • ラーメン屋 / 雨ニモマケズ
  • 今日の一杯 / 醤油らーめん (2016年151杯目)
  • 値段: ¥900 特製価格
  • 日付: 2016-11-07
塩に引き続き、醤油も予習兼復習らーめんしに雨ニモマケズへ。

 去る11/2に当初はレギュラーの塩と醤油のリニューアルを予定していた麺処ほん田系列5号店、北区十条は雨ニモマケズ。

 しかし、店主の飽くなき探求心、向上心ゆえのリニューアル延期により(とてもいい意味にわたしは解釈している)、わたし自身リニューアル前に現行の塩と醤油の復習をすることのできる暇をいただくことが図らずもできてしまった。ありがたい!

 というわけで、前週の塩に引き続き醤油を復習しに。

 注文したのはいつものとおり特製仕様の醤油。

塩以上に文句のつけようのない雨ニモマケズの醤油らーめん。リニューアルに否が応でも高まる期待。
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 個人的な好みで言えば雨ニモマケズのレギュラーメニューでわたしが好きなのは塩らーめんよりは醤油らーめん。塩らーめんはあえて粗を探すならスープにもうすこしのコクがあったらよいといったところだが、醤油の方は足し算も引き算もする必要も感じないほど個人的には美味しい。リニューアルというくらいなので全くの別物になるのであろうが、どういう方向性を内藤店主が志向するのか見当がつかない。ただひたすらリニューアルを期待して待つほかない。

 ちなみにこの醤油、わたしの記憶がボケじいさんになっていなければ、ちょっとした改良は少しずつなされてきていた認識でいる。少なくともチャーシューはわたしがはじめて此方で食べたときのものとは別のものになっているはずで、正直なところをいうとこれだけいろいろとこれまで積み上げてきたらーめんを一旦更に戻して刷新してしまおうというのだから、普通の感覚で言ったら「勿体ない」となるところである。このあたり内藤店主の思い切りのよさというか、漢気を感じるところである。心して今の味を心に刻まねば、と丼に向かい合う。

 らーめんを食べるときの流儀はやはりスープから。一口啜ってまず思ったのは、こちらの雨ニモマケズでは個人的により好きなのは醤油だなあ、ということ。塩はあえてあげるなら足りないのはコクといったところだったが、醤油の方はコクも申し分ない。正直言ってそれ以上の醤油らーめん、早々みつけられるものではない。

 三種のチャーシューもそれぞれがいい味わいを出しているし、水菜に椎茸というチョイスも斬新で好きだ。

 十分すぎるほどに旨いため、それこそこの味を頂けるのは最後ということで名残惜しくスープまで完食(ちなみに普段はスープは飲み干さない)。

 さて、これであとはわたしはリニューアルを待つばかりなのであるが、とにかく期待半分、不安半分といったところだ。

 内藤店主の日々努力研鑽されている姿は氏のブログを見ていれば火を見るより明らかであるので、その成果を疑うべくもないわけであるが、あとは客としてはリニューアルの成功を祈るばかりである。

 この醤油らーめんに最後のご馳走さまでした!内藤店主、リニューアル頑張ってください!

ご馳走さまでした!!

了:2185文字

お題「復習らーめん」

店舗情報( 2016-11-22 現在)

項目 詳細
店名 雨ニモマケズ
ジャンル ラーメン、つけ麺
住所 東京都北区上十条3-29-11
交通手段 十条駅から320m
営業時間 11:30-15:00/17:00-21:00
ランチ営業、日曜営業
定休日 火曜
カード 不可
席数 10席(カウンターのみ)
個室
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場
オープン日 2014年11月19日
看板メニュー つけ麺
ラーメンラリー有無

復習らーめん【'16年150杯目】麺屋六感堂(豊島区東池袋)のトマトと牡蠣のエスプーマ和えSOBA

目次

本日のおしながき:麺屋六感堂のトマトと牡蠣のエスプーマ和えSOBA

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 牡蠣をミキサーにかけると緑色になったというは六感キング氏の計算かと思いきや偶然だったというズッコケ話はさておき。味は文句なしの絶品。エスプーマ和えSOBAは定期的にやってほしい。

  • ラーメン屋 / 麺屋六感堂
  • 今日の一杯 / トマトと牡蠣のエスプーマ和えSOBA (2016年150杯目)
  • 値段: ¥1200 +チャコ飯(牡蠣ご飯)300円
  • 日付: 2016-11-05

 9月から祝日がそれなりにあったため、六感堂さんにきてばかりのわたし。

 文化の日にきたばかりで間をさしておかずの週末限定。大つけ麺博からの六感堂エスプーマ和えSOBA三連投目。色合いも雲丹の黄色、トリュフの灰色、そして今回、牡蠣の緑色。え゛?

 牡蠣の緑色?!牡蠣ってエスプーマというかミキサーにかけると緑になるのか!?

 この緑、狙ってやったんですか?と思わず店主の六感キング氏に聞いてみてしまったのだが「計算ですよ」と答えておけばよいところをヘンなところで正直なキング氏「偶然なんですよw」とのことw

 全くこのキング氏というお方は全くもって喰えないw 今回のところで言えばむしろ「計算ずくですw」と言ってしまっていいところなのだが、こんなところでは正直に偶然と言ってしまうあたり本来の人間性が出てくる。根は本当に正直な方だ。

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 緑のエスプーマの見た目が素晴らしい。まさに六感堂グリーン。牡蠣とグリーン雲呑の緑、トマトの赤、チャーシューのオレンジ、そして紫たまねぎの白が目を楽しませてくれる。

 ちなみに、そんなキング氏は牡蠣が嫌いというこれまた逆に臍曲がりの様相を表に出しつつ、今回の牡蠣のエスプーマは自身でも旨いからイケると思いますよ、と自信ありげ。そしてそういうキング氏が自信ありげのときは本当にこれが旨いもんだから、なんか客のこっちは狐につままれたような、なんか歯がゆいようなそれでいて嬉しいようなそんな不思議な心持ちにさせられてしまうから。結局のところくやしい。くっそー。きっつー。

 ちなみにチャーシューは先日の大つけ麺博で使ったチャーシューを角切りにしたもの。そして六感堂の週末限定では鉄板のドライトマト。レギュラーメニューでも使われている紫玉ねぎと青ネギ。そして最近お目見えのグリーン雲呑をトッピング。どれも単品で食べてもおいしいが和えSOBAよろしく混ぜて同時にいただくとさらに旨い。

 危うくそのまま全て平らげてしまいそうになるところを週末限定炊き込みご飯(通称チャコ飯)を最後にインして〆る。

 やはり最後まで旨い!これだから六感堂週末限定はやめられない。

 ご馳走さまでした!

了:2255文字

余談

 大つけ麺博からの六感堂エスプーマ和えそばの歩み、是非以下のリンクから楽しんでみてほしい。

www.hobonichi-ramen.com

www.hobonichi-ramen.com

店舗情報( 2016-12-05 現在)

項目 詳細
店名 麺屋六感堂
ジャンル ラーメン
住所 東京都豊島区東池袋2-57-2コスモ東池袋101
交通手段 池袋駅東口徒7分弱池袋駅から724m
営業時間 11:00~21:00(売切次第終了)日曜営業
定休日 火曜日
カード 不可
席数 9席
個室
貸切 不可
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場 無(近くにコインパーキングあり)
ホームページ https://www.facebook.com/pages/%E9%BA%BA%E5%B1%8B-%E5%85%AD%E6%84%9F%E5%A0%82/853828461311022?fref=nf
オープン日 2014年4月23日
看板メニュー 塩グリーン麺ゆずみつば
ラーメンラリー有無 大つけ麺博限定矢作兼シールは在庫あり

お題「復習らーめん

復習らーめん【'16年147杯目】雨ニモマケズ(北区上十条)の塩らーめん

目次

本日のおしながき

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 リニューアル以前にも小さなアップデートを積み重ねてきていたのは火を見るより明らかなのであるが、それらを反故にしてリニューアルに踏み切るという思い切りには恐れ入る!

  • ラーメン屋 / 雨ニモマケズ
  • 今日の一杯 / 塩らーめん (2016年147杯目)
  • 値段: ¥900 特製価格
  • 日付: 2016-10-31
レギュラーメニューを刷新することを宣言している雨ニモマケズで塩らーめんの予習兼復習らーめん。

 麺処ほん田系列の中ではわたしがもっとも足繁く通っている東京都北区十条の雨ニモマケズ。

 当初来る11月2日から醤油と塩らーめんをリニューアルするとの告知があったので、塩だけでも予習がてらの復習(ってどっちやねんな)をしておこうと伺ったのだが、何やらまだリニューアルに納得がいってない様子の内藤店主、リニューアルを延期するという。

 ある意味、わたし的には塩のみの復習になるかと思っていたのが醤油も復習しておく時間ができたようなので、ここはじっくりと納得のいくまでリニューアルの味の追求に内藤店主には勤しんでいただくとして、こちらは存分に現在の塩らーめんをいただかせていただくことにした。

あえて粗探しするならば課題はスープのコクくらい。これを刷新してしまう決断ができるところがスゴい。
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 特製では三種のチャーシュー、大判の海苔、そして味玉を楽しめる。このあたりもリニューアルでどう変わるのか楽しみだ。

 正直、こちらでデフォの塩らーめんをいただくのはかなり久しぶり。レギュラーメニューをコンプリートした後は限定メニューが出たらくるというスタンスだったので、デフォの塩を食べたのは1年以上前のように思われる。

 リニューアルはもはや抜本的に内容が変わるものと思われるが、そのわたしが塩らーめんをこちらでご無沙汰していた間にも相当磨きがかかっている、というか分かりやすいところではチャーシューが違う。トッピングの配置のさせ方が違う。塩のスープは優しさがさらに増した印象を受けた。

 この十分申し分ない(あえて自分の好みで足りないと思うところをあげるとすればもう少しスープにコクがあるといいかもというくらい)らーめんをリニューアルするというのだから思い切ったことをするものだな、と感心せざるを得ない。

 すでに内容については内藤店主のTwitterでのツイートをみていて文字の上では分かっているのだが一体どんなリニューアルになるのかとにもかくにも楽しみである。

 延期されたリニューアルが実際的いつになるかによってはまだ余裕がありそうなので、あと一回醤油を食べにくることができたら食べにこようと思う。

 内藤店主(読んでくれるかは分からないが)、リニューアル楽しみにしています!!

 ご馳走さまでした!!!

了:1903文字

お題「復習らーめん」

店舗情報( 2016-11-22 現在)

項目 詳細
店名 雨ニモマケズ
ジャンル ラーメン、つけ麺
住所 東京都北区上十条3-29-11
交通手段 十条駅から320m
営業時間 11:30-15:00/17:00-21:00
ランチ営業、日曜営業
定休日 火曜
カード 不可
席数 10席(カウンターのみ)
個室
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場
オープン日 2014年11月19日
看板メニュー つけ麺
ラーメンラリー有無

復習らーめん【'16年146杯目】morris(板橋区大山東町)のつけそば(得のせ)

目次

本日のおしながき:morrisのつけそば 得のせ。

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わたしはなぜMorrisさんがラーメンWalkerから外れているのか納得がいかない。


  • ラーメン屋 / morris
  • 今日の一杯 / つけそば 得のせ (2016年146杯目)
  • 値段: ¥1,080 大盛価格
  • 日付: 2016-10-30
お気に入りのお店なのだが、場所柄的にあまり行けない板橋区大山東町の morris さん。

前回の訪問が2015-11-15だったようなので、なんとおおよそ一年ぶりとなってしまった板橋区大山東町のわたしの個人的に好きなお店、Morrisさん。

行こうと思いたたないと場所柄的になかなか訪れることができない。東武東上線の大山駅からもメトロ三田線の板橋区役所前からも決して近いとは言えない。

今回訪れてみようと思った理由はいくつかあるのだが、まず第1にラーメンWalkerにもTRY本にもどこにもこのMorrisさんの名前を見かけることができなかったのでだからこそ来てみたかったというのが一つ。

このMorrisさんと軒を並べる形で善龍さんがお店を出したこともあってか、Morrisさんがわたしの見ている情報源にあがってくることが少なくなって久しく来たくなった。むしろ、雑誌などに取り上げられないお店にこそわたしは行きたい。

二つ目はラーメンラリー2周年のシール応募のためにこちらのラーメンとグリーンハウスデザインのシールを一緒に撮った写真を撮りたかったから(そうしたらもしかしたらMorrisさんがラーメンラリーに参戦することになるかもしれないしね)。

前回の訪問から約一年ぶり。念願のつけそばを注文。

実はMorrisさんにはまだ今回でくるのは三回目なのだが、Morrisさんと言えばやはり自家製麺。そんな自家製麺のお店なのを知っていながら、つけそばを未だいただいたことがなかったのでそちらをいただきにきてみたのだ。

ちなみにMorrisさんは中華そばとつけそばの2種類しかメニューがない素晴らしいお店だ(沢山のメニューがあると客は決定回避に陥ってしまうし、お店としても仕入れが大変であろうから基本的にメニューは多くないお店がわたしは好きだ)。

ちなみにMorrisさんの何が嬉しいかと言えば、日曜が通し営業なのが嬉しい。大つけ麺博の六感堂さんに再訪したことを書いたエントリに書いたが新大久保で慇懃無礼な警察マンに職質を受けてこの休みは凹んでしまい(まあ、あらぬ嫌疑だと分かった時点でそれなりに逆襲はしてやったわけだが)この休みは引き篭もっていたので、なかなか外に出る気にならなかったわたしにはさらに有り難みがあったりした。

通し営業は相当大変だろうとは思いつつ、客としては有難い。本当に有難い。

さて、ちなみにハロウィンだからという理由が大きいのだろう、Morrisさんに行く途中にも何人もの警察マンにすれ違った。さすがに新大久保のような土地柄ではないし、そもそもわたしは水洗便所よりもキレイなこころの持ち主だし、何もやましいところはそもそもないわけなので、堂々とMorrisさんへと向かった。

着いたころには16時近く。客はまばら、というかわたしと入れ替わりでわたししかいない状態に。

注文したのはつけそばの得のせ。あと麺は大盛。

Morrisさんの麺は旨いからね。やはりつけそばを食べておかないと。

そこそこ調理には時間かかって待ち時間は10-15分と言ったところ。

未食だったがおもったとおりにつけそばは旨かった!
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やはり自家製麺の麺が旨いMorrisさんのつけそば(つけそばを食べたのは初)。そしてチャーシューも旨い。


(できるだけ早めに写真をとるようにして)つけそばなのでまずはフツーに麺をつけ汁につけてまずは食べてみる。

やはり麺、旨いなあ。

つけ汁、結構濃い口の醤油であるが、それがまたよい。麺とよくマッチしている。この日はろくにごはんらしいごはんも実は食べていなかったので、五臓六腑に染みわたるとはまさにこのことを言うと言った具合。

何よりこちらはさらにチャーシューが旨い。どうしてそういう味がするのかは分からないのだが脂身と思われる部分からはチーズっぽい風味を感じる。なにより肉が充分に柔らかいので麺+チャーシュー+つけ汁の組み合わせで食べると至福。

よく噛んで味わって食べようとゆっくり食べたつもりではあったが、お腹が減っていたことも手伝って気持ち的にはあっという間に完食。

最後に残ったスープをスープ割りしてもらったもので最後の口直し。濃い口つけ汁はスープで割ってもまだ濃いので惜しみつつも残した(何度も言うが塩分が多いのでどんなに旨くてもラーメンのスープは残した方がよい)。

ともあれ、雑誌等の露出が少ないため心配してしまったMorrisさんだが、全くの健在であった。

またMorrisさんの麺に癒されたくなったらやってこようと思う。

ご馳走さまでした!!

掲載を断っているのかと思うくらい、前年、今年とラーメンWalkerからは姿を消している morris さん。

店舗情報( 2016-11-01 現在)

項目 詳細
店名 モリス(morris)
ジャンル つけ麺、ラーメン
住所 東京都板橋区大山東町28-8コンフォールT 1F
交通手段 東武東上線大山駅
営業時間 [月-土]11:30-15:00/18:00-22:00
[日・祝]11:30-22:00(スープ切れ終了)<
ランチ営業、日曜営業
定休日 水曜(祝日の場合は翌日)
カード 不可
席数 12席(カウンター席のみ)
個室
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場
オープン日 2008年5月21日
看板メニュー 中華そば、つけそば
ラーメンラリー有無

(3935文字)

お題「マイブーム」 お題「復習らーめん」

復習らーめん【'16年145杯目】麺屋六感堂@大つけ麺博のいくらと雲丹のエスプーマ和えSOBA(’16年10月28-30日週末限定)

目次

今日のおしながき:麺屋六感堂@大つけ麺博のいくらと雲丹のエスプーマ和えSOBA

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大つけ麺博のフォトブースで写真を撮ると萌える。


  • ラーメン屋 / 麺屋六感堂@大つけ麺博第4陣
  • 今日の一杯 / いくらと雲丹のエスプーマ和えSOBA (2016年145杯目)
  • 値段: ¥810 (セブンチケットで前売り券購入)
  • 日付: 2016-10-28
まさかまさかの六感堂名物週末限定@大つけ麺博爆誕!

大つけ麺博第4陣に10月25日-31日まで出店中の六感堂さん。スタッフ総出で出店営業にいかれてしまっているので、開催期間中はお店での営業がない。

六感堂さんといえば、名物は週末限定なのであるが、この大つけ麺博出店中には週末限定はないものとばかりわたしも思っていて、この週末は他のお店に遠征(まあ、結局金曜日に六感堂さんに伺ったので、遠征しにいくわけなのだが)しようと思っていた。

ところが!まあ、こんなエントリを書いているくらいなのでお察しな内容ではあるのだが、なんとキング氏、運営に掛けあって本来どうやら大つけ麺博運営的にはNGな週末限定@大つけ麺博をやってくれることになったのだ!オロロ〜ン!!
(週末ってことなので、明記はされていないが 28,29,30 日の三日間の限定だと思われる。)
追記したが、どうやら28日から全部で150食の限定だったようで、売り切れた模様。

まあ、そうなったらわたし的には行かない手はないよねってことで、再度前回同様セブンチケットで前売り券を購入してまたしても新大久保駅から大久保公園に向かうことにした。

それにしても前回大つけ麺博に行った25日も雨、今回も雨。つくづくわたしが大つけ麺博に行くときは天候に恵まれない。雨男ではないはずなんだが、今年はそもそも雨が多すぎる。致し方ない。

人生初職質も最後に勝ったのはオレです!

さておき、いざ新大久保駅に着いて大久保公園に向かおうとすると、新大久保駅の改札を出てすぐのところの陸橋したで何やら大声で呼び止めてくる声がする。

「おい、キミ!!!待ちなさい!!!!」

何事だと、振り返るとそこには警察マンらしきオッサン。

「ちょっと職務質問だけど、いいかな?」

はあ?!まあ、いいけど、何でわたし?

ちなみにたしかにわたしは見た目がイカツイ、それは認めよう。

しかし犯罪に関しては前科の一欠片もないまさに無垢な童貞。筋斗雲にも乗れちまうレベルの水洗便所よりもキレイな心の持ち主、オールグリーン都民なんだが?この警察マンには何をもってわたしに職務質問をかけてきたのか。

「今日はどういう用事でここには来たの?」

慇懃無礼な警察マンだな、と思いつつ、大久保公園の大つけ麺博に行こうとしてるだけなんだが?と伝える。

すると「ああ、ラーメン」と鼻で笑う警察マン。このやろう、警察マンでなければ捻り上げてやるところだ。全く世の中はポイズン。

そんなポイズンな世の中の中にあって、ラーメンはわたしにとっての癒やしだ。そのわたしの癒やしを鼻で笑うような権利は警察マンだろうがありはしないだろうに。

ちなみに職務質問は断ることができないものだ。素直に応じないとそれこそ公務執行妨害などになってしまうことくらいはわたしも知っている。

職務質問の要件
職務質問を適法に行うことのできる要件は、以下のとおり、警察官職務執行法2条1項に細かく定められている。
・異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者
・既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知っていると認められる者
引用:職務質問 - Wikipedia

わたしの行動のどこに「異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者」とみなす何かがあったというのだ。全く失礼な話だ。。。

とりあえずおとなしく職質に応じることにこの時はしたのだが、あとになって次からはこうしようと思ったことがあるので備忘のために箇条書しておこう。

  • 本当に警察マンなのか手帳などを提示させる。
  • 提示させてもらった手帳や警察マンの顔写真は写真を撮らせてもらう。
  • なぜ自分を職務質問の対称とみなしたのか理由を説明させる。
  • 聴取の内容は録音させてもらう。

そう、これら全部できる。そう、iPhoneならね。ありがとう故スティーブ・ジョブズ。

一応、書いておきたいのだが、わたしが職質されたのは今回が人生で初だ。ほげ十年人生を生きてきているが、人生初。初体験。まぢいらねーこんな初体験。きっつー。

「とりあえず荷物を確認していいかな?」

という警察マン。アタマに血がのぼり怒り心頭かつしぶしぶではあるが、全く何も後ろめたいものなどないので素直に応じるわたし。そんなにそもそもモノをもっていなかったのだが、以下のダンボーのモバイルバッテリーが出てきたところでフリーズする警察マン。

「これは何だね?」

警察マンにはこれが爆弾にでも見えるんだろうか。これは何だね????見て分からんのか。

何がこれは何だねナンダネ、フシギダネ。いや、どうみてもモバイルバッテリーでしょ。

ダンボー知らねーのか、キミは、と。この警察マンとは絶対トモダチにはなれる気がしない。それともこのダンボーのモバイルバッテリーが最近話題の Galaxy Note7(参考: 米国運輸省、全フライトでGalaxy Note 7の機内持ち込みを禁止 | TechCrunch Japan)にでも見えるのかキミは、と。

そろそろいい加減、解放して欲しいんだが。オレはただラーメンが食べたいだけなんだよ。飯テロはするけど、物理的に人を傷つけるような行為はしないんだよ、ラブアンドピースで生きてるんだよ、このラーメンおじさんはね。

しばし続く荷物の物色。やっと満足したのか解放されることとなった。

ここまできたら、今度はこちらの番だ。ラーメンおじさんの逆襲。逆に言わせてもらいたいことは言わせてもらっておくことにした。

まず、謝罪しろ、と。何の問題もないわたしに慇懃無礼な態度をとったことを警察マンに謝らせた。

ついでなので、いくつかお説教もしておいた。

まず、わたしを怪しいと思って職質するくらいならもっと明らかに怪しいというか民度が低い連中を注意してまわることくらいしろ、と(このとき何で職質してきたのか理由を聞けばよかったのだがアタマに血が昇りすぎて聞けなかった)。

民度の低い日本でならいくらでも注意してまわれる相手に事欠かない。

少なくともちょっと街を歩けば以下のような人物にはイヌも歩けば棒に当たるだろ、と。イヌならイヌらしくちゃんとぶつかっておいてくれ。

  • 歩きタバコやポイ捨てなどをきちんと注意しろ。
  • 道交法改正後もまったく交通ルールを守らない自転車(特に幼児2人同乗用自転車ユーザ)をキチンと指導しろ。というか道交法違反してるものはキチンと法にしたがって罰金徴収しろ!

警察マンはやるべき仕事をやっていない。ちゃんと仕事しろ!と。

役にたって欲しい時には民事不介入の原則だなんだとご都合主義で何もしないくせに、どうでもいいときだけこっちの時間を浪費させるとか片腹痛い。最初は言い返してきていたが、わたしの剣幕に気圧されたのか、なにもどうやら言い返せない警察マン。

www.jiji.com 仕事をしろ警察マン。

正直わたしの溜飲はおさまらなかったが、少しは警察マンも反省しているようだったので、もういい、とわたしも警察マンを解放してやることにした。

ちなみにこれもあとで気がついたのだがハロウィンだから警戒態勢を強化していたのかもしれない。だが、それなら余計にもっと怪しい人間はいくらでもいたので、ホント、警察マン(まあ、警察マンに限らないが)の人を見る目はないな、と。人に頼って職質云々するくらいなら、監視社会などそれはそれで御免被りたいところではあるが、監視カメラの画像をリアルタイムで解析し、犯罪者の挙動から学習して犯罪を起こしそうだと思しき人物がいたら警告を警察マンに送るような (ry

参考:進化する監視カメラ、犯罪者の“オーラ”を検知:日経ビジネスオンライン

まあ、マイノリティ・リポートみたいな世界はわたしも望むところではないが、こんな原始時代モコモコな人を見る目もない警察マンの偏見と主観で職質されるような時代はさっさと終わってもらいたいものだ。

マイノリティ・リポートのような世界は望まないが映画としては面白い。

悔やまれるのは後になって上述したような警察手帳を提示させるとかいった警察マン側の身分提示をキチンとさせるべきだったということ。もしそれこそ今回わたしに職質してきたのがハロウィンの仮装警察マンだったとしたら、わたしはいい面の皮だ。

雨だったので再度大つけ麺博の人はまばら。勝ったのはオレです!たっぷり!

ん????で何の話だったんだっけ。。。。

そうそう、これはラーメンのブログだった。ラーメンを食べに行こうとするとなんかネタが出来てしまうときがあるので、ついつい脱線してしまう。

では本線に戻そう。不愉快なことがあった新大久保駅から25日に大つけ麺博に行った時と同様、ホテル街を抜けて大久保公園へと爆進する。途中、こいつらのことを職質しろよと思うような男女を何人も見かけたが、キニシナイキニシナイ。

さてついた大久保公園。前回同様正面からではなく真ん中らへんのラーメンとつけ麺両陣営の真ん中に位置する入り口から入る。

この日も雨だったので人はまばら。これは計算通り。雨で寒い日で職質にもあうわでとにかくアンラッキーな日だったがそこだけはラッキー。

ここでたっぷり言わせてもらうならば最終的に「勝ったのはオレです」ってこと。終わり良ければ万事よし。

ジョジョリオン第5巻の定助ばりにたっぷり言わせていただきます。「勝ったのはオレです!」

いくらと雲丹のエスプーマ和えSOBAを食べられて、やっぱり勝ったのはオレです!
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和えそばっていうか、雲丹のエスプーマ豪勢スープに麺が完全に沈んでるんだがw(嬉しい悲鳴)。


って、、、ラーメンラーメン。まだ終わってなかった。雨なのでどのお店も空いていたが、六感堂さんの場所は一回来てるのでわかってる。一直線に向かう。とは言え、並んでる人が今回はいたので三人目。

チケットをチャコテンチョーに渡し「限定まだありますか?」と聞くとありますよ、とのことで限定でお願いします、と。

待ち時間は7分くらいだったろうか。

いくらと雲丹のエスプーマ和えSOBAとご対面。

このあともしばらく正直引きずったのだが、職質のショックも和らぐ赤・黄・緑の原色系の美しい和えそば。

例によってフォトブースで頑張ってキレイに撮ってみてから、実食。

雲丹のエスプーマがモリモリの和えそば。和えそばといいつつもはやエスプーマがスープ状態になっているので超絶豪華。大つけ麺博の会期中にキング氏がスタッフから請われてつくっていた賄い麺があったがそこから着想を得たのかもしれない。

イクラと雲丹の濃厚同士のコンビネーションが絶妙。紫玉ねぎのシャキシャキ感もいい食感を手助け。

そして今回はなにより角切りのチャーシューが旨かった。これは網焼きしているチャーシューを角切りしたものなのだろうか。いつもお店で食べるときにはこういったチャーシューが提供された記憶がないので、大つけ麺博プレミアムを個人的に一番感じたのはチャーシューだったな、と。

ちなみにこの後、もちろん投票は六感堂さんにしたのだが、限定麺を提供したことで大つけ麺博の規約違反(事前に決めたメニュー以外を出すことなのか、それともイクラや雲丹のような生物を出したのがダメなのかは不明)?なのか六感堂さんへの投票は無効になってしまったとのこと。

参考:

まあ、そもそも人によって好みは違うし、全食食べて投票を受けているわけではないので、つけ麺とラーメンで優劣を競うことや、投票数を競うことにどれだけの意味があるのかと言ったらわたしはないと思っているので、キング氏の選択を支持したい。

大つけ麺博は10月31日までなので、このエントリを書いた時点でまだ数日残っているのだが、六感堂さんには最後まで頑張っていただきたい。

ペナルティを受けてまでの週末限定麺の提供には脱帽です。

ご馳走様でした!!

あれ????もしかして最後に勝ったのは六感堂?!

(所要時間ダラダラと2時間くらい)

お題「マイブーム」 お題「復習らーめん」

追記:完売したようです。(2016-10-29 17:54)

150食限定という告知をわたしは一日あたりの限定食数と勘違いしていたのだが全部でという意味だったようだ。

本限定は29日の17時ごろに売り切れた模様。

参考:

復習らーめん【'16年144杯目】麺屋六感堂@大つけ麺博2016の芳醇和出汁塩SOBA

目次

本日のおしながき:麺屋六感堂@大つけ麺博の芳醇和出汁塩SOBA

  • ラーメン屋 / 麺屋六感堂@大つけ麺博
  • 今日の一杯 / 芳醇和出汁塩SOBA (2016年144杯目)
  • 値段: ¥810 +特製トッピング500円+もつ煮300円+エスプーマ200円
  • 日付: 2016-10-25
予習したとおりにチケットはセブンチケットで購入。
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ウェブで申し込んでコンビニでチケットを買うという意味不明なシステムのセブンチケット。


事前予習したとおり、まずはセブンチケットでラーメン並盛り一杯のチケットを購入。

ウェブから申し込んで、店頭で支払いをしてチケットを受け取るという謎システムだが仕方ない。

流れ的にはこんな感じ。

  • セブンチケットのサイトでチケットを申し込む。
  • チケットを決済するための13桁の番号が発行される。
  • この番号をセブンイレブンのレジで伝えれば決済できてチケットが受け取れる。
    (ブラウザ上に表示される番号を控えてレジで伝えるor申し込みをプリントアウトできるのでプリントアウトしたものを店頭にもっていく。)

ちなみにラーメン並盛り一杯を食べるなら会場でチケットを購入するよりこちらの方が50円お得だ。たかが50円されど50円。

しかし、ウェブで決済してチケットはアプリなどで提示の方が手間が少ないんだが、、、とは思ったが、まあ、仕方ない(50円得はしたが、面倒くさかったため気分的には損した気分だった。セブンイレブンはこんなだからオムニチャネルうまくいかないのだと思うのよ。絶望的にセンスがない)。

さておき、チケットは手に入ったのであとは会場に行くだけ。左手はそえるだけ。

大久保公園へは新大久保駅から徒歩で8分。
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大久保公園へは新大久保駅から向かってもラブホ街を突っ切ることになった。きっつー。


ちなみに会場である大久保公園へはJR新大久保駅から歩いていった。新宿から歌舞伎町方面を歩いていくのが嫌だったからだ(その界隈は正直好きではない)。

とは言え、新大久保駅から大久保公園へ向かうときにGoogle Mapsからサジェストされた上の経路もたいがいだった。このルート、思いっきりホテル街なのだ。この経路で大久保公園に行ったことはなかったのだが、ホテル街だったことに関しての意外性はゼロ、レスザンゼロ、永遠のゼロ。

そこかしこでホテルの中へと消えていく男女を尻目にバツが悪いのも気にせずズンズンと大久保公園へ向かうことになった。

きっつー。なんだこのバツの悪さ、きっつー。

しかし、こんなまだ18時前後でモーテルのベッドの上で合体グランドクロスできるような連中には少子高齢化なんてどこ吹く風なんじゃないか?なんて思ったりもした。

いやいや、今はそんな合体グランドクロスしてる連中のことを妄想している場合ではなかった。目的地は大久保公園なのだ。先を急ごう。

ちなみに最後、公園手前で左に曲がるようにサジェストされていたのを一本先にまで通りすぎてしまったので、下の写真の正面ゲートからではなく公園真ん中へ入る入口からわたしは入ることになった。

雨と時間帯のせいか人はまばら。勝手が分からないが適当にウロウロして六感堂さん発見!
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写真は正面の入口だが、正面の入り口から入るより中程の入り口から入ったほうがつけ麺、ラーメン両陣営のちょうど真ん中らへんに入ることができる。


雨だったのと時間帯も一般的な会社が定時の時間帯だったことも手伝ってか人はまばら。本当の正面のエントランスから入らなかったこともあって勝手がなかなか分からない。

どうしたらええんだ、これ?

どの人がスタッフなのかも今ひとつ分からないのでとりあえず場内をウロウロ。いざとなったらスタッフにガンガン聞くのだが、基本聞かないでできるところまでやってみてしまいたい質。 (大つけ麺博のまとめ的なものは最後に書いたのでよければ参考にされたい。)

目的は六感堂さんなので、六感堂さんを探す。

「お、あった!」

見つけた。緑と白で統一された佇まいで一際目立つ六感堂さんのブース。クララが立った!

これまた予習通りに六感堂さんの塩SOBAをフルトッピングで!
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遠くからこそ〜り撮ろうとしていたのだが、目ざとく気づいて満面の笑みで応じてくれる漢、それが六感キングという漢。マヂイケ麺。しかし、このイタズラっ子っぽい笑みには隠された意味もあったようだ。後述するがこの写真を撮った後、六感キング氏から「来い来い」されて行ってみたらまさかの邂逅が!?六感キング氏、マヂ油断できないわー、おそろしいおそろしい。


どのお店にとってもよろしいことではないが、全般的にガラガラな大つけ麺博。六感堂さんもわたしが行ったときにはわたししかいなかった。

とりあえずキング氏にご挨拶。

「お約束どおりきましたよ!」

「お待ちしておりました」とキング氏。

全ての顧客にキング氏はこの言葉をかけているのはもちろん知っている。しかし、それは知ってはいてもやはりこの言葉、嬉しいんスよね。これにやられて六感堂さんに通う客も少なからずいるに違いない。

さて、嬉しがっている場合ではなく注文、注文ということでまずは事前に買ってきたチケットを渡す。そして予習通りに全てのオプションを注文していく。

  • 特製トッピング ...  500円。
  • 日替わり煮込み(この日はモツ煮込み) ... 300円。
  • 日替わりエスプーマ(この日はウニのエスプーマ)...200円。
  • そして、大つけ麺博会場限定のラーメンラリー ... 500円。

しめて1,500円。どうせ楽しむならとことん楽しまなければ損。

ちなみに注文と会計を担当してくださったのは、浅草橋のろく月の店主殿だと思われる。丁寧に対応してくださり感謝!

ちなみに調理を待つことはお店と同じく10分ほど。

ただわたしの場合、特製トッピングを頼んだのでおそらくデフォのしおSOBAを頼むより時間かかったと思われる。というのも炭火炙り焼きチャーシュー、本当にその場で網で炙って焼いていたのでね。しかもキング氏直々に。普段のお店での営業をしているときにはレアチャーシューに包丁入れてるシーンは見れても、網でチャーシュー焼いてるキング氏は見られない。かなり新しい。激レア。

最後にエスプーマをかけてもらって完成。

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六感堂さんではお盆を貸してもらえる。もちろんちゃんと返したよw


ここでひとつ嬉しいのが六感堂さんの場合、お盆を貸してもらえること。六感堂さんでフルフルに注文すると肉煮込みとラーメンと持つのが大変。このアイデア、キング氏のアイデアらしいのだが、本当にありがたかった。さすがキング氏、デキる漢だ。

フォトブースを楽しもう。
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フォトブースでラーメン写真を撮れると高まる。萌える。


さて、ここで実食、と普段ならなるところなのだが、ここは大つけ麺博、長いこと続いてるイベントだけに一つ妙味がある。

Photoブースのようなものがあるのだ。黒のテーブルの上に照明(自分の好みの方向に変えられる)のラーメン写真を撮るため専用のブースがあったので、そこで思う存分写真を撮っておいた。

最近はどことは言わないがラーメンを楽しんでもらうために写真厳禁とか謳っているラーメン店があったりするようだが、今やラーメン(に限らず)は写真を撮ることは前提に楽しむものだというのが、このラーメンおじさんの持論である。まさに異論反論オブジェクションなのである。

大つけ麺博、諸手を挙げていいイベントとは思っていないが、このあたりはよくわかってる!さすがである。

余談だがラーメンの写真を撮ってもらうことをラーメンを楽しむことの前提においたら、ラーメンの作り手も自分がつくるラーメンを進化させる伸びしろが広がるとわたしは思っている。そういう伸びしろを自ら封印してしまうようなつまらないラーメン屋にはわたしは行きたくないな、と。

屋外の食に対するネガティブなイメージが少し払拭された一杯。
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特製トッピングと日替わりエスプーマ、フルトッピングは大正解!


写真にも満足したので、いざ実食。あまり写真を撮るのに時間を割いていると麺がのびるからね。麺がのびてしまうのはわたしだって望むところではない。

正直なところを言うとこういう外のイベントで食べるラーメンが旨いわけがないと思っていた。これまでの第3陣までの間に年間600-800食食べるラヲタ勢がこちらを訪れてウマーウマー言ってるのを見ていて、本当かよ、お前らの舌、麻痺してるだけなんじゃあないのか、と思ってしまっていたのだが、大変申し訳なかった。この場を借りて謝りたい。大つけ麺博のラーメン、六感堂さんの一杯しか食べていないが、大変美味しかった。これはウマーウマー言ってしまうのも致し方ない。

お店で食べた方が間違いなく旨いのも間違いないのだが、これこそコト消費というヤツだろう。今回の体験はお店ではできない。予習時に運営-ラーメン屋-客のLose-Lose-Loseだと書いてしまったが、客は少なくともWinなのでちゃんと客がついていけばだが、Win-Win-Winにはなれるのね、とも納得。

そういう意味では六感堂さんの特製トッピングと日替わりエスプーマは足して正解。大正解。

エスプーマとグリーン雲呑と炙り焼きチャーシューはこれだけでずっと食べれちゃうレベル。特に炙り焼きチャーシューはよかった。チャーシューの焦げ感がスープに焦がし感というアクセントを加えるのでスープが一段二段うまくなる。

そしてラーメンじゃないのかよと言われてしまいそうだがモツ煮込みが旨すぎ。雨が降ってしまったのでこのあとジョギングはしにいかなかったのだが、そのつもりでいなかったらきっとビールなども一緒に頼むとビールが捗っただろう。

野外イベントゆえに残念だったことを一つ挙げるならば、やはり器とレンゲかな、と。特にプラスティックのレンゲの使い心地がよくなかった。マイレンゲやマイ箸、用意していくのがベストだったな、と。ちなみにマイ箸は持っているがマイレンゲは持っていない。合羽橋ででも買いに行こうかなどと少し思案したのだが、そもそも外での食のイベント、基本的には行くつもりがないので費用対効果を吟味して今後決めようという宿題にすることにした。

これで大つけ麺博の六感堂さんにきてよかったー、で普段なら終わるところなのだが、もうちっとだけ今回は続くんじゃ。

まず、食べ終わったあとに容器をゴミステーションというところに捨てにいくのだが、そこで投票用のコインとつけ麺の達人のクレーンゲームに挑戦できるチケットと交換してもらえる。

投票用のコインはもちろん六感堂さんへ。清き一票として投票。

そしてつけ麺の達人のクレーンゲームは残念ながらラーメン一杯しか食べなかったのでチャレンジは一回のみ。見事に失敗、参加賞のみもらった。

クレーンゲームは残念だったが全般的に大つけ麺博、満足度高かった。

それではご馳走さまでした!

(所要時間2時間くらい)

余談:大つけ麺博の楽しみ方のまとめ。

ちなみに大つけ麺博はどう楽しめるか、をおまけでまとめておこう。わたしがどう楽しんだかになってしまっている感はあるがそこは平にご容赦。

  • チケットはセブンチケットで事前に買っておくのがお得。
  • エントランスは正面より中程のところから入るとつけ麺とラーメンの両陣営の真ん中に入れるので不公平感がない(正面から入るとつけ麺の側に出るので不公平感がある)。
  • 第4陣で六感堂さんにいくならトッピングは全部頼むべし(原価率104%とからしいので客にはおいしすぎる)。
  • ラーメン写真はフォトブースで撮ると高まる。
  • 食べ終わったらゴミステーションに容器を捨てにいくべし。
    そうするとそこで投票用のコインとつけ麺の達人のクレーンゲームのチケットをもらえる。
  • 投票は六感堂さんにすべし(暴論)。
  • クレーンゲームはやっとくべし(失敗しても参加賞は一応もらえる。海苔一枚だがw)。

以上だ!

余談:まさかの人物とまさかまさかの邂逅!?

最後の最後にさらなる余談というかおまけ。

途中の六感堂さんの写真のところで少し書いたまさかの邂逅ってなんやねん、という話を書いておこう。

ちなみにあの写真はラーメンを食べ終わってお借りしていたお盆を返しに行く前に撮ったものだ。

返すついでにお店の外観を撮ろうとしたらキング氏が満面の笑みでポーズをとってくれた、のだが、実は満面の意味にはもう一つ意味があったのだ。ホント、キング氏、悪い人やー。

写真を撮り終えたらキング氏が「来い来い」するのでなんだろうと行ってみると、なんと、、、なんと、、、、そこにいたのは、森本聡子ラーメン女子博P女史?!

謀られた!!?嵌められたわー!!?きっつー。

やっぱりキング氏、あんた悪い人やー!

あまりにも予想だにしていなかった邂逅となってしまったため、しどろもどろで気の利いた悪口雑言も浮かんでこない、きっつー。アドリブ弱し、くっそー。

普通に自己紹介し、わたしの女史に関するブログエントリはラーメンおじさん一流のブラックジョークなんでw と言ってしまう始末。

しかし、そこは森本女史やりおる。面白くしていただければよいとの返し。場慣れしている。一枚上手や。悔しい。

しかし、そこまで本人に言ってもらえてしまっては遠慮なくブッコんでいくしかなかろう。滞ってしまっていたが、先日、予告編で書いた内容のエントリを少しずつ卍解していこうじゃないか!

ふっふっふ、首を洗ってまっておれ、森本聡子ラーメン女子博P女史!次は負けん!

では今回はこんなところで、そんじゃーね!!

お題「マイブーム」 お題「復習らーめん」

余談(追記):やっと使うことの出来たフミコフミオさん語録。